GSW優勝、GSWとセルツの将来

リーグ全般


A「ちょっと色々あって全然話せてないけど、せめてシーズン終了、ファイナルの話ぐらいはしましょうという企画やな」

B「なんかリクトさんと壮太郎さんが今季は長いって言ってたけど、ホンマそう感じるわ」

A「やっぱり、コロナやろ」

B「2季前はバッサリ中断が入って、再開してからはRSを8試合だけして一気にPOを済ませたわな」

A「昨季は大分通常営業に戻ったけど、プロトコルで選手が出れんことがしょっちゅうで、RSはあんまり盛り上がらんかったわ」

B「全体にレベルが低かったんもテンション下げたんやろな」

A「今季はお客さんが入るから、RSでも少なくともホームチームは気合いが入ってるし、特に東のRSは意外な展開もあったしな」

B「ブルズ、キャブスが急に強なったり、後半にボストンとシクサーズが盛り返したり」

A「西はどっちかって言うとLAL、というかラスの不出来がネタにされることが多かったけど、グリズリーズとマブスが本格的にコンペティターに」

B「あと、サンズが久しぶりにRSを64勝もしたんで、ちょっと我々のGSW優勝予想もビビってたんよな(笑)」

ボストン・セルティックス

A「東はボストンが勝ち上がったんやけど、どうやった?」

B「自分は4強のどこが来るか迷ってたけど、君らは完全にボストン推しやったわな」

A「RS全体だと51勝の2位で普通やけど、後半戦の勝ちっぷりは尋常じゃなかったしな」

B「ハーデンとベンシモをトレードしたシクサーズとネッツはなんで評価が低かったん?」

ネッツ戦

A「ネッツは、ベンシモは元々大したこと無いと思ってるし、ずっと休んでたのに移籍しても腰が痛いとかいって試合出ん奴がおるとか最悪やろ」

B「その上、KDの評価も低いと来とるからな(笑)」

A「流石に4タテとは思わんかったけど、自力では完全にボストンのが上やったやろ?」

B「テイタムがあれだけKD守れるとは思わんかったわ」

A「KDのeFGが42.8%やで? 元々POには弱い選手やけど、エースがこれなら沈むしかないで」

B「カイリーのeFGも50.8%で21.3点か…これは試合終了やな…」

A「ただ後知恵やけど、1回戦はスイープしたとはいっても、エースのテイタムにKDの守備までさせたんはちょっと労働基準法違反やったかもしれんな

バックス戦

B「次はバックス戦やったけど、ミドルトンがおらん時点でな…」

A「それに、ミルウォーキーにとってボストンは相性最悪やろ」

B「ヤニスを止めれる選手が3人もおるって話やな」

A「ホーフォードだけじゃなくて、スマートでも、グラントでも防げる。しかも、ロバートの保険付きという安心設計」

B「そして、ヤニスのFGは45.7%か…よく7戦まで行けたな…」

A「奇跡の逆転みたいのもあったしな。言うほどでもないと思うんやけど、なんとなく若いチームで経験がないって感じはあったわな」

B「あと、ロバートがケガで3試合しか出れんかったしな…」

A「そもそも選手層が薄いチームやから、あれは痛かったな…」

ヒート戦

B「そんでヒート戦やけど、これも第7戦まで行ってもうた」

A「このシリーズは7銭まで行くのに、接戦が少ないっていう謎のシリーズやったな」

B「まず、ジミーに40点試合やられたら、流石にどうしょうもないな」

A「ヤニスは止められるのに、ジミーを止めれん謎」

B「まあ、ジミーも平均25.6点やからそうでもないんやけど、こういう波がデカい選手がおると、シリーズは長くなりやすいわな」

A「しかも2-2から最後の3戦は全部アウェイチームが勝つってね(笑)

B「でも、第7戦は接戦やったし、危なかったで」

A「まあ、やっぱり、ロバートが6戦出たけど平均22.5分、休んだ第3戦でバムに31点取られたりしとるからな…」

B「ただ、ヒートは3Pのチームやから、そこまでロバートの影響はなかった気もするんやけどな」

A「ボストンも3Pのチームやから、入る・入らんで結構結果がハッキリするってのも接戦の少なさの原因やろな」

B「ヒートはラウリーも不調やったけど、オラディポとかが地味に守備が良かったりしたしな」

A「攻撃面は散々だったけど、守備ではやっぱり元オール・ディフェンシブの力を見せたわな」


GSW

B「GSWは計算通りケガしてたドレイモンドもPOには戻ってきたけど、最後までワイスマンは使えんかった」

A「これも後知恵やけど、そこまでルーニーの控えの純正センターはいらんかったかもな」

B「その辺はおいおい見ていこか」

A「そんでデンバー戦はもうええやろ」

B「まあ、マレーもMPJもおらんのでは見所もなかったわな」

グリズリーズ戦

A「ひょっとしたら、メンフィス戦が一番苦しんだかもしれん」

B「しかも、途中でジャが怪我したのに、な」

A「確かに若くて伸び盛り、元気いっぱい。JJJとベインが大暴れやったな」

B「逆にディロン・ブルックスが最後まで不調やったってのが痛かったか」

A「1回戦のミネソタ戦も自力で勝ったけど、スティーブン・アダムスがケガしたんだけは痛かったな」

B「とはいえ、問題なくウルブズを4‐2で下してGSW戦や」

A「まずGSWが凄かったんは、ベイン対策」

B「1回戦では23.5点やったんが、GSW相手やと14.0点」

A「ただ問題があって、それがモラント対策」

B「まあ、とにかくやられたわな。平均38.3点やで?」

A「まず、あのドライブ力があるのに3Pが43.3%で入るってのが反則やわ。ミネソタ戦では20%しか入って無かったのに」

B「ただ、モラントが第3戦後にケガで第4戦からは欠場」

A「これで楽勝かと思ったら、意外とそうならんのが不思議な話やな」

B「単純に言うたら層が厚いってことなんやけど、末恐ろしいチームやで」

A「第4戦は101‐98の辛勝。ここまでケガ明けで使ってなかったアクアマン戻したら、見事にパスを散らす散らす」

B「守備で的が絞りにくくなったわな。しかも、モラントがおらんから守備は強化される」

A「まあ、代わりに入ったんがタイアスではあんまり変らんけど、元々はベインズ、ブルックス、JJJ、アクアマンと守備は堅いチームやからな」

B「それで控えで入ってくるのがクラークとかやからな…」

A「第5戦なんか95‐134のブローアウト。アウェイとはいえ、ホンマに何もできんかったな」

B「第6戦も結果は110‐96やけど、4Qの途中まで接戦やったからな」

A「アクアマンかタイアス・ジョーンズが司令塔になって、ホンマにモラントがおる時とは全く別のええチームやったで」

B「これは別テーマやけど、グリズリーズはこの2つの特徴を融合出来たら、ホンマに強くなりそうやで」

マブス戦

A「一転、マブス戦はあんまり緊張感がなかったな」

B「まあ、とにかくルカをなんとか抑えて、周りのシューターが外すのを祈るだけやからな」

A「結局ルカは32.0-9.2-6.0の数字を残したけど、FG41.5%、3P 34.0%ではアカンわ」

B「基本的にはウィギンス、次にクレイが着くんやけど、カリーに着かれとるブロック呼んできてスイッチして、カリー狩りをやるんやな」

A「ただ、カリーもショウバックとかで対抗して、それほど狩れない。しょうがないからウィギンスと勝負するけど、分が悪いわな…」

B「お次はブロンソンで、基本はクレイがマッチアップやったな」

A「そんでやっぱりPnRでスイッチさせようとするんやけど…問題発生…」

B「武論尊先生、プルアップ3が得意でないことがバレる」

A「トータルやと悪くないんやけど、実はスポットアップが多いんやな」

B「だから、クレイとかにアンダーされたらどうしょうもない」

A「33.8分出場で18.0点か。得点効率は悪くないんやけど、守備で穴になるだけにな…」

B「後はシューター陣がどれだけ3Pを入れてくれるかやけど…」

A「ブロックは8.2本で41.5%、フェニー・スミスは5本で44.0%」

B「え、めっちゃ入ってるやん!!!」

A「クレバーは3.8本で26.3%、ベルタンが2.8本で21.4%…」

B「まあ、ここらはあかんかったけど、脇役は頑張ったんやな」

A「ちなみにディンウィディは16.6点、FG 46.9%、3P 45.2%」

B「ルカ以外は比較的効率は高かったんやな」

A「実際、ダラスの得点は87、117、100、119、110やから、初戦以外は悪くはない」

B「ということは、守備ですか…」

A「そうですね。112、126、109、109、120で平均115.2点取られとるな…」

B「しかしよ、Ben Taylorの話では、マブスは守備はエエ、後はまわりのシューターが決めるかどうかやって話やったやん?」

A「まあ、だから準決勝まで進めたんやろ?」

B「でも、GSWには手も足も出んかったやん」

A「まあ、まず1つ目はやっぱりウィギンスの守備が凄いし、スイッチしたカリーやって実はそれなりに守れる。だからルカ自身の効率が落ちた」

B「それは、まあ、しゃあないわな」

A「あと、やっぱり直前のフェニックス戦で第7戦までやって全体的な疲れがあった」

B「まあ、大半はサンズが勝つって思ってたぐらいやからな」

A「そんでもって、GSWとのシリーズではルカの出場時間は38分超えとる」

B「ルカに限らずPOではローテは絞られるわな。3P好調のブロックとかフェニー・スミスはPOで38分以上出とるやんか」

A「一方のGSWはメンフィス戦で多少苦戦したとはいえ、先を見越して控え選手も積極的に使ってた」

B「特に大勝した3戦とか大敗した5戦とかは、かなりそうやな」

A「しかも、そもそも層の厚さが違う。ダラスはスタメンと戦力になる控えはクリバーとディンウィディだけや」

B「ベルタンがせめて3Pが入ればなぁ…」

A「一方のGSWは、PO最初の4試合をプールがスタメンでカリーを控えにするという余裕っぷり」

B「カリーがケガ気味やったけど、それにしても思い切ったことするもんやで」

A「その上、OPJ、GP2がおるし、余裕があったらクミンガ・ムーディー・リーまで出してる」

B「なんか余裕はあったわな」

A「で、ダラスは最終的にDef Rankingで6位の守備を構築したわけやけど、やっぱりリム・プロテクターがおらんという問題はどうしょうもない」

B「GSWのカッティングに対する最後の砦やからな…」

A「そもそも、キッドの導入した守備は「多数派」のチーム用のもので、
対GSWに特に有効ってわけでもない」

B「まあ、GSWは特殊なチームやからな」

A「最後のトドメは、ルカやな」

B「RS以上に攻撃の負担がかかって、守備では完全にガス欠やったわな」

A「ルカはスピードは無いけどサイズがあるから、ある程度守れるし、そのやる気を引き出したのがキッドの偉い所やったけど流石にもう無理やったな

B「それで守備が崩壊か…辛いな…」

A「ただ、ボストンの試合を見ると、やっぱり監督の能力もあったと思うで

B「そうかい?」

A「やっぱり、キッドは悪くは無いんやけど、ウドカほどではなかった」

B「それではついに、ファイナルに行ってみますかね」

ファイナル

A「ファイナルが始まる前にいくつか良い情報があって、GSWはGP2が第2戦から、ボストンはロバートが「だいたい」出れそうってことやった」

B「ロバートは半月板温存じゃなくて取ったんよな。将来考えたら残した方がええんやけど、それだと復帰に時間がかかる。人生賭けてるな」

第1戦

A「初戦やけど、いきなりボストンが108‐120で快勝した」

B「あれは何やったんやろな」

A「テイタムがFG 3/17で12点、ブラウンも 10/23で24点やのに、ホーフォードが26点、スマートが18点、そしてなんとホワイトが21点や」

B「まあ、伏兵にこれだけやられたらどうしょうもないわな」

A「ちなみに3Q終わった時点で92-80でGSWがリードしてた」

B「1Qに3Pを6本決めたんがファイナルのQ記録らしいな」

A「21点も、22点のMJに次ぐ記録や」

B「カリーのPnRに対してドロップってのに驚いたわ」

A「POでは完全に3Pの感覚を取り戻してたんやけど、下手に前に出て裏取られる方を嫌がったんやろな」

B「途中から変えたりしたけど、やっぱり前に出ると裏を取られるんよね…」

A「具体的にはPnRに対して、スクリーナーのDFがショウとかしたら、ローラーにパスを通されて4‐3を作られる」

B「これはカリーのプルアップ3が入る限りはどうしょうもなわな」

A「やから、カリーが最初の4~6分お休みする2Q、4Q頭は狙い目なんや

B「逆に言うたら、カリーが出ずっぱりやから3QのGSWは恐ろしいのよね

A「同じ理屈で1Qで爆発してもええんやけど、なんとなくスロースターターなんかな?」

B「この試合に話を戻すと、カリーの代わりに出てるプールが不調だったのも幸運だった」

A「同じく4Q頭から出るクレイもイマイチやったしな」

B「やから、慌てて早めにカリーを戻したんやけど、時すでにお寿司」

A「具体的なプレーは上の動画を見てもらうのが早いな」

B「ブラウン、ホワイト、ホーフォード、そこにプリチャードまで絡む…」

A「この試合の後は、やっぱりボストンつえーってなったな」

B「でも完全に後知恵やけど、冷静に考えてホワイトは出来過ぎやったわな

A「それに、アル自身は3Pが死ぬほど入ってたけど、そこに上手い事パスを回せるんかっていう疑問もあったわな」


第2戦

B「第2戦は107‐88でGSWが完全にやり返したな」

A「しかも、3Q終わった時点で87‐64で23点差ついてる…」

B「3Qが35‐14で、完全にGSWの3Q攻勢に持って行かれたな…」

A「試合全体やけど、第1試合でGSWが試してた3-2を完全に放棄」

B「全然有効じゃなかったし、何やったんやろうな?」

A「まあ、とにかくGSWは守備を立て直した。スタメンではブラウンのマッチアップをクレイからドレイに変えて、そこからはほぼ完封」

B「あと、守備で言えば復帰したGP2がいきなり25分出たな」

A「これもあってボストンのTOVは18になった」

B「なんか、今季のPOはTOVが15超えたら勝てんのよね?」

A「まあ、守備の固さで勝ってるチームやけど、流石にTOVからの速攻では失点が増えるから、そうなると勝ちにくくなるのは当然やな」

B「あとこの試合、テイタムがFG 8/19、3P 6/9で28点取ってんのよ」

A「FTは6/8か。2Pは2/10であんまり入ってないけど、3Pが入ってるんやからええんちゃう?」

B「でも、これだけ2Pが入ってないってことは、ドライブしたときにどんだけウィギンスに止められてるんやっちゅう話な訳や」

A「ああ、それはマズいな。それやと、敵を引き付けてパスを散らすこともできんなる…実際にアシストは3つか…」

B「セルツの最大の泣き所がゲームメーカーの不在で、スマートが成長したって言われてるけど、なんか全体的に攻撃に迫力がない」

A「マッチアップはカリーやから、ホンマはそこからガリガリ攻めて削りたいんやけどな…」

B「まあ、カリーを守る方で手一杯なんやろ…」

A「しかし、パスが回らんなると、アルの3Pが減るわな…」

B「実際、この試合は0本やで…」

A「もともとアイソ気質の強い選手が多くて、それがパスが回り始めてアルの3Pが入りまくって、ここまで勝ち上がってきたのにな」

B「冷静に考えたら、セルツは相当分の悪い戦いを強いられるはずやったんやな…」


第3戦

A「ところが、そう簡単に進まんからバスケはおもろい」

B「100‐116でセルツの勝利。3Q終わった時点で89-93やから、4Qのセルツの勢いを考えたら、貯金が足りんかったな」

A「Ben Taylorが色々言ってるけど、なんか全体的にGSWの選手の動きが重かったわ」

B「前回の話を続けると、この試合のテイタムはFG 9/23、3P 3/9、FT 5/6ということは2Pは6/14でファウル3つも考えたら悪くはなかったんやな」

A「それもあって、今度はアシスト9。するとブラウンの3Pが4/8、スマートの3Pが3/7、アルのFGが5/7と周りが良きるな」

B「確かにBen Taylorが言うように、抜かれる前でもテイタムがボール持ったらスタントに生き気味やったけど、それってこの試合のウィギンスが抜かれそうっていう感じがあったからよな」

A「まあ、流石にウィギンスも良くない試合もあるし、テイタムもやられてばかりではないわな」

B「逆にセルツの守備では、やっぱりロバートが25分出て10TRB、4BLKは大きいわ」

A「初戦は24分やったけど、2戦目は14分やったんよな」

B「実は3戦目で+ーが一番ええのがロバートなんよね」

A「ダラスのGSW対策の問題はリム・プロって言ったけど、ボストンにはこれがあるからなぁ…」

B「ただ、まあ、根本問題はやっぱり全体的にGSWの選手のコンディションが悪そうやったってことやから、これが次の試合に響くかどうかよな」

A「日程的には圧倒的に有利なんやけど、ベテランが多いってのもあるしな…


第4戦

B「そんなGSW側は不安を抱えた第4戦やけど、意外な事が多い試合やったな

A「まずはカリーの43点やけど、これはボストンも覚悟の上やろ」

B「3Pは7/14。まあ、カリーにドロップしてる限りはプルアップ3を好きなだけ打たれるんはしゃあないわな」

A「ただ、逆に言えばドロップすれば裏は取られん訳で、実際の得点は107に抑えられてる」

B「この試合ではロバートが30分以上試合に出てて、GSWの選手が中に攻め込んでくるのはウェルカムやわな」

A「試合展開もほとんど互角で、3Q終わった時点で79‐78。GSW得意の3Qも30‐24でそれほどでもなかったけど、4Qが28‐19と競り勝った」

B「だからBen Taylorの話の後半も4Qのことになるわな」

A「ただ、やっぱりこの試合の基礎を作ったんは、やっぱりGSWの守備やと思うんや」

B「毎度やけどテイタムの数字を見ると、FG 8/23、3P 4/8、FT 3/5で23点。2Pは4/15やから相当悪いな。アシストは6とそこそこやけど」

A「それと、ブラウンを抑えたんも大きい。FG 7/18の21点」

B「なんか、この試合からクレイの守備が復活したよな」

A「後から考えたら、ブラウンとテイタムの疲労が限界に来つつあったんかもしれんけどな…」

B「あと、セルツの注目点のTOVは丁度15やった」

A「まあ、これまでの傾向を信じるなら接戦で負けるっていう合図やな(笑

B「さらに、この試合で異常だったんはGSWのTRBが55ってことやな」

A「ちなみに、ここまでの試合はほぼ同じか負けかやったのにな」

B「理由はORBが16も取れたこと。ウィギンスのTRB16が注目されたけど、ORBだとドレイ5、ルーニー4、ウィギンス3となる」

A「何があったんやろ」

B「ポイントはルーニーのスタメン落ちやな」

A「なぜかOPJがスタメンになったよな。狙いは全く不明」

B「ただ、ルーニーの出場時間はここまで25、21、17、28となってる」

A「スタメン落ちしたのに、出場時間が一番長いのね」

B「スタメンから外したんは、ロバートとのマッチアップを避けたかったんかもしれん」

A「どゆこと?」

B「ルーニーの高さやとロバートにはリバウンド争いで勝てん。でも、それ以外の選手なら勝てる。勝てる時に使いたい」

A「なるほど。鬼の居ぬ間にリバウンド泥棒か」

B「ちなみに第3戦ではTRBは31‐47で大敗してたけど、この試合は55‐42で大逆転」

A「まあ、結局、GSWの選手の足が良く動いてたってことに尽きる気もするんやけどな」

B「第3戦でリバウンド争いに大負けした反省からルーニー使ったら、それが更にパワーアップされた、と」

A「なんかこの話は興味深いから、最後のまとめに回すか」


第5戦

B「戦術面で言えば大きく動いたのが、この試合やったな」

A「前の試合でカリーに43点取られて負けた。やっぱりこれでは勝てん。
やっぱりカリーの3Pを止めねば、って思考の流れやな」

B「具体的にはカリーのPnRに対して、スクリーナーのDFがカリーの3Pに反応してジャンプするようになった」

A「あと、出る位置も高い事が増えたし、トラップも増えた」

B「ただ、これをやると、結局他の選手が空いてくんのよね」

A「特にドレイモンドとのショートロールが典型的で、そこから展開されてやられてしまう」

B「それも周りが活かせれば、やけど、幸いクレイはFG 7/14、3P 5/11とちゃんと決めてくれた」

A「それを台無しにしたのがウィギンスで3P 0/6やったけど、トータルではFG 12/23、26点、13TRBの大活躍」

B「でも、そう考えると、クレイ以外では被害はそんなになかったろうから、やっぱりカリーを止めに行く作戦は正しかったんちゃう?」

A「あと、スマートがカリーを完全にディナイして4対4になってた時の効率がどうやったか、とかいう問題もあるけどな」

B「だからこの試合も接戦になって、ついに3Qをボストンが24‐35で取って、3Q終了時点で75‐74。ただ、4Qが29‐20で競り負けた」

A「なんかこの試合ではっきりしてきた気がするんやけど、そろそろボストンの選手がガス欠だった気はするな」

B「得意なはずの4Qで逆にやられてるからな。やっぱり7戦を2連続でやってきたツケがここで回ってきたか」

A「しかも、今までで相手したことがないタイプのGSWの攻めは頭が疲れる

B「スマートもフロップを吹いてもらえんかった後に安易なOFしたり、コントロールできんなってたんやろな…」

A「GSWの守備からみると、テイタムには27点やられたけど、ブラウンは18点、FG 5/18に抑えた」

B「完全にドレイモンドが見切ってるわな。クレイも引き続き守備が復活しているし」

A「そしてボストンのTOVは18。テイタム4、ブラウン5、スマート4」

B「分かりやすい負けパターンやな」

A「逆にTOVが多いはずのGSWがたったの6つ」

B「これは勝負にならんわ…」

A「ただ、ルーニーの時間はまた17分に減って、GP2が26分も出てる」

B「そのせいか、TRBは39‐47で再逆転やな」

A「まあ、この試合のルーニーはTRBが4だったし、リバウンドがとれないなら、いらね、ってことやったんかもな」

B「そんなに試合に出てないのに、常に疲れてるからな(笑)」

A「まあ、全試合出場は立派やけどな」

B「あと、テイタムは得点は取ったけどアシストは6。アルは3Pを3本しか打ててない。それでも2本決めるんは流石やけど」

A「なんか分かりやすいんがグラントの3PAで、MILでは6.4、MIAでは2.6、GSWでは1.7…」

B「まあ、GSW戦ではロバートの回復で出場時間自体が短くなってるけどね

A「ちなみにアルも5.1、3.3、4.0。むしろ出場時間が39.0、37.3、31.8と減ってる」

B「まあ、出場時間のはやっぱりロバートの回復やろ」

A「確かに、GSW相手にはどうしてもビッグラインナップは使えない。ホワイトとプリチャードの出場時間を減らせない…」

B「プリチャードはファイナル酷かったけど、ホワイトはそんなに変わってないみたいよ。元からあんなもんなんやって」

A「ホワイトの獲得は好手って言われてたけど、優勝狙うには足りんかったってことか…」

B「そこに、RSほどじゃないって言われながらも、印象的なシュートを決めたプールとの対比がエグいわな」

A「OPJなんか本数少ないけど、3P 56.3%とかバグってるやろ」

B「もっと守備で動けたら、絶対もっと使ってるよな(笑)」

A「前の試合からスタメンにしたんも、なんとか上手くやりくりして、彼の3Pを使えんかっていう作戦やったんかもな」

B「OPJはPO通じてシュートが良かったから、なんかセルツが対策してたんかもね」

A「意外とアルとかグラント、あるいはテイタムの守備がそこに使われてたんかもな」

B「動き回る選手じゃないから、守る負担は少なかったやろね。そこはアルとかテイタムに向いてたかも」

A「ただ、それならOPJをスクリーナーにしたPnPとかもっとやっても良かったんかもな」

B「ほとんど見た記憶がないから、あんまり得意ではないんかもしれん」


第6戦

A「しょうがないんやろうけど、なんか緊張感のない試合になってもうたな…

B「前半で54‐39の15点差になって、その後も一時は1桁代まで追い上げるけど、結局力尽きた感じやったな」

A「カリーへの守備戦術は、やっぱり前に出る方針やったんやろうけど、なんか途中からぐちゃぐちゃになってきたわな」

B「もう、チームとしてどうするか、とかいう感じでもなくなってたな」

A「テイタムとスマートはへとへとって感じやったな」

B「それでも2人はアシストを7と9やってんのか。意外な数字や」

A「頑張ってアルとかブラウンに回してたからな。お陰でブラウンは3P 5/11、アルは4/5」

B「アルおじさん、本気で3P全部決めるんじゃないかと思ったわ(笑)」

A「それでもテイタムがFG 6/18で13点ではな…」

B「16分半のホワイトが2点、16分弱のグラントが3点やて」

A「ついにプリチャードには8分すら与えられんなってもうたし…」

B「このセルツの沈滞ムードにお付き合いして、GSWもちょっとおかしかったよね」

A「こっちはこっちで、移動の疲れとかもあるやろしね」

B「とにかくクレイが外しまくってどうなることかと思ったけど、ドレイが3P2本決めて12点とか謎展開やったな(笑)」

A「とはいっても、ほんとにマズければ18分で15点取ってたプールをもっと使う手もあったし、結局はカリーが34点でなんとかたわな」

B「ウィギンスも色気が出たんか、変なシュート打ってたしな」

A「ドレイモンドも無駄にかっこええパス通そうとしてミスったりね」

B「気を抜いたっていうんじゃないんやろけど、なんか相手の覇気の無さが伝染してた感じはあったよな」

A「そんな中でも、カリーだけは冷静にシュートを決め続けたし、他の選手も守備はきっちりやってたから」

B「あと、スティーブ・カーも最後の最後にイグダラ入れたけど、ヴィエリツァは全く使わんかったし、OPJも13分だけやった」

A「ちゃんと締めろ、ってのは伝わったやろ」


まとめ

GSW

B「やっぱりGSWは守備のチームだったってことで、ええんやろか?」

A「そうやろ。クレイのシュートが昔ほど入らんわけやし」

B「グリーンのパスミスが多かったんも気になったわ」

A「それもファイナルの後半はしっかり仕上げてきたけどな」

B「守備力も大差ないやろし、この上に攻撃力がさらにあったんやから、そりゃ14‐15、15-16GSWは強かったってことやわな」

A「プールみたいな控えはおらんかったけど、ウィギンスの代わりにまだまだ元気なイギーがおったからな」

B「来季はどうなるんやろか」

A「メインの選手の契約は残ってて、分からんのはルーニーと、ミニマムのOPJとGP2ぐらいやろ」

B「なんかGP2には適切な給料で残って欲しい気がするけど、流石にタックスがヤバいよなー」

A「先々考えても、来季はともかく再来季は、ベテランの契約は残ってるのに、プールとウィギンスの契約を更新せんといかん…」

B「ルーニーも5Mよりかは貰ってもええ気もするけどなぁ…」

A「でも、その5Mがタックス込みで40Mになる世界やからな…」

B「1年我慢したら、クレイとか給料下げてくれそうな気がするけど…」

A「タックス回避のために10Mのワイスマン放出ってのをハレルヤさんが言ってて、半分ありやなと思ってしもたわ(笑)」

B「GSWは確かに金使ってるけど、基本自前の選手を育ててるし、ウィギンスやって再生させたわけでね。やっぱりSMAXはあかんやろ」

A「普通のMAX以上の分はサラリー・キャップに入れるな、っていう意見は多いよな」

B「ただ、自分はまだプールがMAX級の選手かどうかは分からんと思ってるけどね」

A「いや、それはそうやろ。今年1年、RSが良かっただけなんやから」

B「もう1年観察できるのは大きいよね」

A「特にPOで明らかになった守備の弱点とか、守備力の高い相手への対応とか、まだまだって所が多かったからな」

B「でも、かといって、給料がルーキースケールより下がることはない…」

A「今のままでも20Mは必要やろな」

B「来季はなんとかなるやろけど、その次の1年が地獄よね」

A「来季に優勝、少なくとも準優勝ぐらいは必要になるやろな」

B「ええチームやから、なるべく残ってほしいわ…」


セルツ

A「ボストンの評価も難しいな…」

B「そう? 健全経営で、主軸がほとんどまだ中堅・若手やから、これから楽しみやと思うけど」

A「ただ、やっぱり優勝には何か1つ足りんってのはハッキリしたやん?」

B「3番手の存在やな」

A「6マンでもええんやろけど、やっぱりスマートではキツいってのは皆感じてるやろ」

B「地味にホワイトの契約期間が長いのが嫌やね(笑)」

A「まあ、そんなのは指名権付けて放り出せる。問題はちゃんとした戦力を獲れるかどうかよ」

B「6マンなぁ…なんかフィットが悪かったんかもしれんけど、シュローダーとか置いときゃ良かった気もするんやけどね」

A「ただ、ロバートの膝が怪しいから、控えセンターは持っておきたいんじゃない?」

B「でも、なんかサラリー合わせっぽかったやん。他の選手にして、2巡目でもつけたら済みそうな気もするけど…」

A「まあ、死んだ子の歳を数えても始まらんから、ちゃんと新戦力を考えんとな」

B「あと、ロバートの膝はなんとかせんとアカンで」

A「でも、半月板とってもうたんやろ? もうどうしょうもないで」

B「人生賭けた勝負に出たんやからしょうがないけど、不安やなぁ…」

A「できたらアルが元気な間に、つまり来季か差来季に優勝したいわな」

B「ただ、今回の試合で、やっぱりもう少しパス回さんといかんってことは分かったやろ」

A「頭がフレッシュで意識してる時はできるんやけど、疲れたり追い込まれたりした時には本性がでるわな」

B「ボストン界隈では、なんとしてでもJB残せって声が大きいけど…」

A「現状でも契約金考えたら悪くはないわな。でも、やっぱりもう1段階上げたいよね」

B「どこが改善点やろか?」

A「やっぱり左手のハンドリングとフィニッシュじゃない?」

B「いきなり難しいパスとかPnR覚えろって言ってもキツいわな…」

A「ただ、ここはヤニスを止められる選手が複数おるってのが東での強みや。ネッツとかどうせ大したことないやろし、シクサーズも怪しい」

B「ヒートも、ちょっと手詰まり感があるわな」

A「若手・中堅がもうちょっとずつ成長して、1枚しっかりした補強ができれば、立派な優勝候補やと思うけどね」

B「少なくとも東をもう少し楽に上がれるようにしたいわな」

A「そのためにも、ラストピースを探さんとね」



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