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実録、ペットちゃんのご遺骨の不法投棄

前回の記事でお伝えした内容とは異なりますが、今回は緊急事案としてどうしてもお伝えしたいことができました。
ある日の夕方、事務所で事務作業をしていると、恵比寿の散歩をしていた母親が慌てた様子で事務所のドアを開けました。70代の母親は健康維持のために恵比寿と散歩をしていますが、その日、いつも場所で何かを見つけたようです。

「多分、ペットちゃんの骨が捨てられている」

そう言われ、すぐに現場へ向かいました。そこには、火葬を施されたと思われるペットちゃんのご遺骨が無造作に撒かれていました。母親の話では、「先週は無かったと思う」とのこと。おそらく、ごく最近になって誰かがご遺骨を捨てたのでしょう。

見つけられる範囲で丁寧に探し、拾い上げました。このご遺骨は、ペットメモリアルドマーニで行っている一任埋葬プランでご火葬したごご遺骨と一緒に、ご協力寺院である大澤寺のご供養塔へ納めさせていただくことにします。

ご遺骨の状況と考えられる背景

ご遺骨を観察すると、指骨の太さから考えて、中型犬ぐらいの子のものではないかと思われます。火葬された後のご遺骨であることは明らかで、飼い主がご供養しようと手元に置いていたものの、何らかの理由で処分に困り、人気のない空き地に捨てたのではないかと推測されます。

ご遺骨が発見されたのは、道の終点にある袋小路の未舗装の空き地。近所の工場のトラックがUターンする場所になっているため、人目につきにくい環境です。そうした場所を選んでご遺骨を放置したということは、意図的に“見つからないように捨てた”可能性が高いと考えざるを得ません。しかも、その場所はペットメモリアルドマーニの事務所から50mも離れていない場所でした。こんなにも近い場所に捨てるくらいなら、せめて一言相談をしてほしかったと強く思います。たとえ別の業者でご火葬をしていたとしても、ご供養についての相談ができることをもっと周知していればとも悔やんでいます。

ペットちゃんのご遺骨を捨てることの問題点 〜散骨とは異なる行為〜

ご供養しようと思って手元に置いておいたご遺骨を、最終的に捨てるという行為は、法律上も明らかに違法です。これは、飼い主の意思で敷地内中などに散骨する行為とは全く異なるものであり、不法投棄に該当します。散骨は、特定の場所で飼い主の意思のもと行われるものですが、不法投棄は意図的に処分する行為であり、ご供養とは大きく異なります。散骨では、自然に還すことを目的に適切な手続きを踏むことが多いですが、今回のような遺棄行為はご供養の意図が感じられず、むしろ遺骨を単なる廃棄物のように扱ってしまっています。しかし、私が感じたのはそれ以上の問題でした。

「生きているペットちゃんを捨てるのと同じではないか?」

そう思わずにはいられません。ペットちゃんは家族の一員であり、そのお骨もまた飼い主にとって大切な存在のはずです。それを冷たい地面の上に無造作に撒いてしまうことが、どれほど淋しく、悲しいことなのか。ご供養されることなく、誰にも見守られずに放置されるご遺骨は、長年一緒に過ごしたペットちゃんへの愛情を感じさせるものではありません。こんな形で手放されることが、果たして最期の別れとしてふさわしいのでしょうか。

もし、捨てる前に一言声をかけてくれれば、寒空の下に撒かれ、冷たい雨に打たれることなく、適切にご供養する方法を考えることができたはずです。

ご供養のための選択肢

ご協力寺院である大澤寺では、檀家でなくとも5,000円でご供養塔にご遺骨を納めることができます。また、ペットちゃんのご供養塔を建てられているご寺院様は多く、先日ご火葬に伺った法華寺様でも10,000円のご費用でご供養塔に収めることができます。また、ペットメモリアルドマーニの一任埋葬プランをご利用いただければ、ご火葬したごご遺骨をご供養塔に納めることが可能です。

ご供養塔に納める費用が負担になってしまう場合でも、相談していただければ適切な方法を考えることはできました。普段は行っていませんが、一任埋葬プランでご供養する子たちと一緒に納めることも検討できたかもしれません。

まとめ 〜ペットちゃんのご遺骨は、最後まで大切に〜

今回の出来事は、非常に残念であり、強い憤りを感じています。ペットちゃんを愛し、最後まで大切にしていたからこそ、ご遺骨を手元に置いていたはずです。しかし、それを最後に無造作に捨ててしまうのであれば、その行為は本当にペットちゃんのためになるのでしょうか?

ペットちゃんのご遺骨をどのようにご供養するかに悩む方は少なくありません。しかし、捨てるという選択肢を取る前に、ぜひ一度、ご相談ください。寒空の下、冷たい雨に打たれることなく、大切な家族として最後まで見送る方法が必ずあるはずです。

ペットメモリアルドマーニでは、ご火葬だけでなく、ご供養に関するご相談も受け付けております。ご遺骨の取り扱いに悩まれる方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
詳しくはこちらをご覧ください → ペットメモリアルドマーニ
どうか、最期まで愛するペットちゃんのことを思い、適切な方法でご供養していただければと思います。

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