Canon 50mm F1:1.2 (LTM) w/ Leica M10
F No 1.2のレンズ入手だ。
今までは距離計連動アダプタを介してAI Nikkor 50mm f/1.2S を使用していた。
ただしマウントアダプタ経由であるためか、周辺減光が必要以上に発生し、むしろイメージサークル違うんじゃね?とさえ思えてしまうほど、てか四角ケラれてんじゃん!更にはアダプタのヘリコイド機構のガタツキが原因で、距離計連動アダプタと言う製品の肝となる距離計連動がズレることがあるという致命的欠陥を抱えていたため、不満であったのだ。そこで、ピント合わせを気持ちよく行える M or L(39)マウントのレンズを探していた。
初めはF1.2にこだわっておらず、むしろF1.4のレンズを探していた。
狙っていたのは近接能力のある、NIKKOR-S 50mm F1:1.4 (LTM or Nikon S)だった。
距離計連動1mを超えて45cm程度まで寄れる。そしてNIKKOR で 且つ F Noが1.4もある!
文句無しだった。
しかしいくつか中古屋を巡るうちに目に入って気になり出してしまったのが表題のレンズ。伊藤 宏 氏による設計でいつかは入手しようとかボンヤリ思っていただけの製品だが、改めてそのルックスを目の当たりにするともう大変。なんの疑問も持たず本能に従ってNIKKORではなくCANON50/1.2 の良個体を探す旅に出ていた。寸胴チビおデブちゃんな、お世辞にも現代日本人が好むスタイルとは言えないのだが相手はカメラ用レンズ。んまぁそそられる肉付きしているんですよね。
新宿のカメラ屋を数軒、数日に渡り巡っているうちに綺麗な個体に出会えた。ん、正直に言うと前玉にキズ有り、前玉付近内部に視認できるゴミが混入している個体だ。更にレンズ中玉付近の外周部にバル切れも起きている個体ちゃんだったのだが、購入する前日に内部曇りをクリーニングしてくれていたらしく、抜けは良かった。
内部ゴミや前玉キズに関しては、F値を2.8よりも絞ることなんで私が カラマーゾフの兄弟 と同等の文学作品を生み出してしまうくらいあり得ないため気にしなかった。他の個体もいくつか出逢ったが、曇りやすい時代のレンズよろしく曇り玉やカビ玉も多く、もしくはバル切れがもっと酷いくせに値が高いというシロモノしか今のタイミングでは出逢えなかった。
なかなか良き。好きな感じ。
ぼんやりし過ぎず、時々驚くくらい解像してくれることがある。開放なのに。
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Leica M10
Yes ! Always only open-aperture !!! Yey !!!!!