年功？能力？

前期の授業では読解の時間を少し設けています。そこで取りあげた文章に年功賃金が話題になっていました。

年功賃金は要するに勤続年数によって給与が決まるという仕組みです。授業では少し雑談（脱線？）として次のような問いかけをしました。

年功賃金の対義語は何？

もちろん答は「能力給」になります。学生達に聞いていないので正答率は分かりませんが，たぶん分かってはいると思います。続けて聞いたのが

年功賃金と能力給はどちらが（自分にとって）いい？

です。私の意見は「年功賃金の方がいい」です。授業で言ったのが「若い人は年功賃金より能力給の方がいいという人が（肌感覚として）多いと思うけど，例えばずっとイチローのように一線に居続ける自信は僕にはなくて，調子のいいときも悪いときもある。保障を確保するという意味では年功賃金の方がいい」ということです。

授業では大福帳にどっちがいいと思うかよかったら書いてと伝えたのですが，反応としてはやはり学生は年功賃金より能力給の方がいいようです。私の意見の方が正しいというつもりもない（能力給の方からすれば甘えでしょう）のですが，さてどう聞こえたでしょうか。