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ふと目に入ったので検索したのですが

noteをnotoと書き間違える人ってけっこういますね。

これを見ると地元のCDショップにあったジャズコーナーでblue noto(blue noteという有名レーベルがある。関係ないけど同名のライヴハウスも有名)と書かれていたのを思い出します。これも見るとけっこう間違ってるのが引っかかります。

ちょっとだけ言語学の話をすると,noteは英語で[noʊt]と発音され,[t]の後ろには母音がありません。

日本語は「ん」を除くと子音で単語(正確には音節だけど置いとこう)を終えることができません。可能性として「母音の挿入」か「子音の削除」が考えられそうですが,日本語では子音の削除が取られています。

こういうときどういった母音が入るのかというと,「目立たない音」「前と同じ(似た)音」「その言語で決まった音」の3種類がよくありそうです。日本語の場合,make [meɪk]→meikuやdome[doʊm]→doomuのように/u/を入れることが多いです。

しかしtu(トゥ)は日本語では現代の外来語にしかなく,「ツ」という発音だと元の語の発音から離れすぎるため,/u/に近い音といして/o/が挿入されます。

これは外来語の借用とか受容とか呼ばれる現象で,その言語の隠れた姿が見えるという点でけっこう面白いと思っています。

最後になりましたが,今回のヘッダー画像は能登町観光ガイドからダウンロードしました。いい写真がたくさんありますよ。


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