久しぶりのフリーな学会
土日は日本言語学会に参加してきた。オンライン開催での補助も含めて6回が大会運営委員で,うち3回は委員長として裏方仕事だったのでほとんど発表を聞けずにいた。
委員(長)じゃない立場での参加を「シャバ」と表現したら笑われたけど,実際のところそれぐらい拘束というかやることがあるので,委員の方には感謝するしかないし,頭が下がる。実際,色々と宿題を残した状態だったし。
とりあえず記憶を頼りにメモ。
午前中の評議員会は資料が非公開なのでノーコメント。まわりの先生に聞こう。ちなみに僕は一言も発言していません。シンポジウムは質問用紙が1枚だったけど大きかったので登壇者3人に質問を書いたら全部読まれて「目立ってましたね」て言われた。どれもさらなる貢献というより分からないことを素直に聞いた感じ。これなら全員に聞いても面白かったか(面白いとは)。
初日のポスターはきれいな建物だった。発表とは別にちょっと話し込んでしまい初日聞こうと思っていたものは半分ぐらいだったかな。前回のように一斉ではなくてわりと聞きやすかったと思う(そうでない人がいるのも知ってます)。院生時代の後輩の発表は当時の先生も一緒だったので演習(開講日時から月5と呼ばれてた)みたいだった。
2日目のWSは「論争する言語学の過去・現在・未来:議論を深め、実りあるものとするために」を聞いた。院生時代に受けた統語論の授業で,過去の論文の主張で明示的に書かれていない部分を最大限明示的に(そして好意的に)書き直し,それでさらに予測を出して検証した論文を読んだのを思い出した。
2日目のポスターの方が後に休憩時間もあったせいか色々と聞けたような気がする。なーるほどねー,というものやもうちょっと帰結を語ってほしいのがあったりと。
口頭発表はまあぼちぼちと質問したりなんだりと。今回から予稿集が廃止されて,資料は発表者が専用ページで共有するシステムに変わった。このシステムは上書きを繰り返せるのでとりあえずのバージョンを上げてそこから作り直せるのと,フォルダ単位でも共有できるので例えば論文的なものとスライドとデータを上げるなんてこともできるのだけど,あまりそういう使い方をする人はいなかったようだった。あまり細かいルールができちゃうことがないのを望むけど,ギチギチの厳しいルールにして守らせるってことになるのは本当にあるあるだからなあ。
久しぶりにいろんな人といろんな話ができたのはとてもよかった。さあ,明日から日常だ(宿題の採点をしながら)。