中だるみと中頼み
中学2年生。
高校2年生。
大学2年生。
学校のことが分かってきて、
少し偉そうにしてみたり
手を抜いてカッコつけてみたり。
人はそれを ”中だるみ” と呼ぶ。
ネットで調べると
とあった。思っていた意味と違う。
社会人になった。
1年目は、
目の前のことでいっぱいいっぱいだった。
2年目になって、
少し周りが見えるようになった。
3年目で初めて直属の後輩ができて、
上司との板挟みで苦しんだ。
4年目の現在は、
上司2人と後輩2人の間で翻弄されている。
上司に報告して後輩に指示を出して、
とにかくずっと頭を動かしてる。
朝、瞼を開いた瞬間から、
夜、瞼を閉じるまで。
冗談のような本当の話。
リモートになってからは
なかなか仕事の時間の線引が難しい。
自分でやった方が早いと思っても、
後輩に任せることも教育。そこは忍耐。
自分のミスはもちろん、
後輩のミスも、全部僕のせい。
きっと、仕事に慣れてきて
手の抜き方も知った今が
所謂 ”中だるみ” の時期なのだと思う。
ただ僕は ”中だるみ” は決して
自ら引き起こすものではないと思う。
「僕、明日から中だるみします」
なんて不可能だ。
じゃあどうなると ”中だるみ” になるのか。
たくさんあるであろう要因の中から、
ひとつの答えを導き出した。
それこそが ”中頼み” である。
上司は、下の子に頼むより
僕に頼む方が楽だし効率がいい。
それは当たり前。
ただ厄介なのは、
怒る時にも、僕というフィルターを通して
怒ったりするから、僕はその度に傷つく。
心が擦り減る。
後輩は、上司に直接はハードルが高いから
僕に確認してくる。それも当たり前。
ただ厄介なのは、
どうせ僕がやるだろうと思ってるから、
自分事になっていない。
責任感っていつ生まれるんだろうか。
上司も後輩も ”中頼み” 過ぎるあまり、
本当の意味で ”中だるみ” してしまいそう。
僕が何者になるか、あなたに見届けてほしいです。