Sweepy - 己の道を進み続けろ
Rock Steady Crew / Machine Gone Funk / EB famに所属するSweepyの
2012年頃に撮影されたQ&A形式のインタビューです。
▽該当動画
▽このノートで主に学べること
1.SweepyがRock Steady Crewに入った経緯
2.若い世代へのメッセージ
※話す内容の順番を入れ替えている場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※プロの翻訳家ではないため、
分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。
ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー
やあ、Sweepyだ。
Rock Steady Crew、Machine Gone Funk、EB famに所属しているよ。
Q:どのくらいの間ダンスをしている?
A:20年くらいかな。
13歳のころから踊り続けている。
Q:どこの出身?
A:ニューヨークのブロンクス生まれ。
育ったのはもっと南部の方だ。
Q:どうやってダンスを始めた?
A:僕は実はダンスと共に育ったようなものなんだ。
母がいつもそばで踊っていて、
掃除中は常に音楽がかかっていた。
祖母がDJを呼んでパーティを開いていたりもしたな。
女の子とコンテストなんかに挑戦して、
ディスコを踊って優勝したこともあるよ。
Q:Poppingを始めたきっかけは?
A:小さいころに母と一緒に歩いてたら、
2人の子供とドラムを叩くおじさんの
ストリートパフォーマンスを見かけたんだ。
その子供たちは野球みたいな動きのルーティンを踊りだしてさ。
球を打って、塁に走るような動きをした後に
ムーンウォークで戻ったりしていたんだ。
見ていてなんだか変な感じがしたのを覚えている。
目の前で繰り広げられるイリュージョンを見て、
気がついたら鳥肌が立っていた。
それが僕の人生を変えたきっかけだった。
Q:Rock Steady Crew(以下RSC)に入った経緯は?
A:少し話はさかのぼるけど、
僕は普通の家庭で育てられて、
ストリート文化とはあまり縁が無かった。
だけど、映像やTV番組でRSCを目にしてダンスを学び始めた。
小さいころはMr. Wigglesとかの雑誌の切り抜きを
壁いっぱいに貼り付けていたし、
ブレイクなどの踊り方が書いてある雑誌やポスターで
僕の部屋はいっぱいだったよ。
つまり、食べて、息して、寝て、踊る。
それが僕がしていたことの全てだ。
その後、手短に言うと、90年代にハワイに住むことになった。
仕事に一生懸命になっているときに、
「RSCがハワイに来るぞ!」っていうCMを耳にしたんだ。
「えっ?」ってなった。
聞き間違いかと思ったよ。
でもまたそのCMが流れて、思わず「嘘だろ!!」って叫んだよ。
それで本当にRSCがハワイに来たんだ。
Mr. WigglesやFlo Masterなんかも来ていたよ。
彼らに会いにクラブへ行くと、
Wigglesにじっと見つめられた。
きっと僕はブロンクス(NYの地域)のジャージを着ていたし、
ハワイの人みたいに見えなかったんだろうね。
それでWigglesが話しかけてくれて、
サイファーに入れてくれた。
その時は全然上手く踊れなかったよ。(笑い)
その後、ハワイにRSCが再び来た時、
Wigglesとバトルしてクルーに入れてもらったんだ。
Q:プロダンサーとしてはいつから活動していたの?
A:RSCに入って、Wigglesが僕をNYに呼んだ頃からだね。
彼が一度イタリアに仕事で
呼ばれていたことがあったんだけど、
急遽行けなくなったんだ。
ちょうど僕がRSCに入ったころは、
僕の真ん中の息子が亡くなってしまった時で、
落ち込んでいる時でもあった。
NYに住んでいるWigglesは
「NYに来いよ!そうしたらイタリアの仕事あげるぜ!」
なんて言っていたから、
ハワイで全てを売って、
子供と一緒にNYに移住したんだ。
Q:若い世代のダンサーに一言!
A:ダンスを愛し続けてほしい。
変なテクニックにこだわることはやめろ。
一番になることや、優勝することなんて気にするな。
鏡から抜け出せ。鏡をハンマーでかち割れ。
踊ろう。ただ踊ろう。
テクニックは大事だが、ダンスが全てだよ。
Popするときも、ダンスしないといけないんだ。
己の道を進み続けろ。
君ら若い世代は最高なんだから。
周りのうるさい奴らに巻き込まれるな。
周りにまどわされるな。
進もう。君が将来を拓くんだ。
ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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さて、次回のインタビューは
彼にしか出来ないロボットスタイルで
世界的な知名度を誇る、あのダンサーのインタビューです。
どうぞお楽しみに!