JRock 2/3
2011年に公開された、LAのEB famメンバー、JRockのインタビューです。
前回からの続きになりますので、前回分を読みたい方はこちらからどうぞ。
▽該当動画(5:46〜)
▽このノートで主に学べること
1.Skeeter Rabbitから教わったこと
2.自由に踊る時に大切なこと
3.JRockがPoppingを学ぶ時にすること
※内容を損なわないよう、喋っていることをなるべくそのまま書き起こしているため、分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。
ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー
≪Skeeterから学んだことを、新しい世代へ≫
僕が新しい世代(生徒)に教えていることは、
しっかりと理解してもらうことなんだ。
僕が昔教わったみたいにね。
僕にとって、教える・学ぶことのインスピレーションは主にSkeeter Rabbitだった。
彼はもう亡くなっているけど、どうやって教えるか、という遺産を残してくれた。
彼がスケアクロウを教えてくれたんだ。
パペットも、トイマンも、ティッキングも。
そしてFreestyleやソロで踊るときに、
どうやって各スタイルを混ぜていくかということも。
(大切なのは)ただスタイルをやるだけじゃダメなんだよ。
「JRockがこういう風にやれって言ったんだ」とか言うのは違う。
君は音楽に対して自由だ。
もしウェーブをしろって音楽が語り掛けたなら、
君はウェーブの仕方が分かるはずだ。
もちろんいつもやってる同じウェーブじゃなくて、
音楽をとらえたウェーブをする。
あるいはロボット、ティック、アニメーション、バイブレーション、Pop、ブガルーをしろって音楽が言うこともある。
いろんなStyleを手に入れれば入れるほど、
音楽をかみ砕くことができるし、
それを理解してほしい。
≪自由に踊る時に大切なこと≫
君たちは常に自由にダンスできるんだ。
自由に踊る時、「することがないよ」って言う若者が時々いるよね。
(そういう人は)バトルに行って、2ラウンドしか無かったとすると、
同じムーブを繰り返しして、前にもやったタットの振りをしたりする。
なぜタットでフリースタイルしてみない?
(タットで踊る)こんな風に。
もし君がタットを練習していれば簡単なことだ。タットでダンスするだけ。
もし自由に動いている途中で、
何をすれば良いか分からなくなったら、
変なムーブをしようとするのではなく、
一度動きを止めて、何か打開できる道を見つければいい。
迷子になったら、打開できる道を見つける。
その道を見つけたときこそ、
一番最高の瞬間なんだよ。
だって新しいものを創り上げたってことなんだから。
行き詰ってしまったら、怖がっていつものムーブに逃げないで。
何か新しいムーブを思いつこう。
すごく気持ちいいよ。
もし君が不安でも周りの反応や、クルーとか知り合いの声が聞こえるだろう。
彼ら、君から出た初めて見るようなムーブを目にするんだよ。
それこそが彼らが求めている瞬間で、
世界で一番のダンサーを見てる(ような時だ)よ。
これは(ダンサー以外の)人々もやっていることだ。
既知のことをした後に、何か新しいものをその瞬間に創る。
ストーリーに乗って動いた後に、意図的に迷子になる。
同じ道を常に行きたいか、
それともその道を降りてほかの道を見つけてみるか。
後者が、すべての新たな道を創ってきた。
ダンスも同じだろう。
誰かが僕にこういう風に教えてくれて、それがとても大事なことだった。
≪JRockがPoppingを学ぶときにすること≫
僕はいまだに習い続けているような、素晴らしい先生に恵まれた。
ブガルーならSuga Popに教えてもらったし、
Popを調整したいときはPoppin Peteの下に行った。
もしバトルの哲学を知りたいならWigglesのところに行ったし、
ファンクやElectric Boogaloosのフレーバーが欲しいときはJazzy Jが知っている。
昔のSkeeterみたいにね。
今でもBoogaloo Samのことは見るんだ。
オリジナルのフレーバーだからね。
僕はいつも最高の人から学んで、
その影響をもらいたい。
そうしたら新しい発見につながる。
だから僕は、Skeeterが残してくれたような、
Styleを分解する、ということを生徒に教えているんだ。
これが基礎なんだ。
その後に、何か新しいものを創ってみよう、となる。
ーーーーーーーー〈3/3へ続く〉ーーーーーーーー
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