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Madd Chadd - 今では僕がパフォーマー

彼にしかできないロボットの動きで、
世界的に有名になったMadd Chadd。
今回は、2014年の彼のインタビューです。

▽該当動画

▽このノートで主に学べること
1.Madd Chadd が影響を受けた人物
2.お気に入りのロボット5選
3.印象に残っているパフォーマンス

※話す内容の順番を入れ替え・省略している場合がございます。
あらかじめご了承ください。

※プロの翻訳家ではないため、
分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。

ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー

Q:今まで影響を受けた人を教えて!
A:4人いて、1人目はBoppin Andre。
彼が最初に影響を受けた人だ。
初めてBoppin Andreを見た時は衝撃を受けた。

何を見せられているのか、
思わず質問したくなった人物だよ。

2人目はFlattop。
彼の創るイリュージョンは本当に最高。
映像でも、実際に会って見ても感動させてくれる人だ。

3人目はDavid Elsewhere。
僕のダンスとは似ていないように
見えるかもしれないけど、
彼には本当に感化されたんだ。
ダンスの解釈や、自分なりの振る舞い方、
練習方法など全てに影響を受けたよ。

そして、4人目はTabo※。
※沖縄出身、LA在住の日本人

彼はLAのPoppingシーンで
多くの人にダンスを教えてきた。
コントロールに精通していて、
きっと踊っているところを見ても
どんな力で動いているのかよく分からないと思うよ。

Q:お気に入りのロボットを5つ教えて!
A:そうだな、実在するロボットに関してなら、
1つ目はボストンダイナミックスが作るPetman。
この会社は、ジャケットとかブーツなどの
装備を着せてロボットを動かすんだ。


2つ目は、本当のロボットではないけど、
ディズニーにあるRainforest camp cafeのゴリラかな。
これは本当にすごい。大好きだよ。

3つ目はHondaのASHIMO。
なめらかな動きと、操られているような感じ…
機械感が少なくて、ほとんど人間みたいに
動きがコントロールされている。

4つ目は、またボストンダイナミックスのBig Dawg。
これは軍隊で使われる運搬用のロボットで、ガソリンで動く。
歩くときはすごく早く脚を上げるんだ。


5つ目はKeepon Robot。
その動き自体に影響を受けたわけじゃない。
これは自閉症の子のために作られたロボットだよ。
音に合わせて動くようになっている。
見ていると、まるで性格があるように見えてくるよ。

Q:今までパフォーマンスした中で、印象に残っている場所は?
A:2つあって、1つ目はTED Talks※だね。
TED Talksで踊ることが決まった時は
本当に息が詰まる思いだった。
※Ted Talksとは、講演をオンラインで投稿するメディア。元大統領や歴史的な科学者など、著名な人物も数多く登壇している。

依頼のメールを受け取った時に
友達が12段落くらいあるメールを読み上げてくれて…

決して「よお!君たち最高だね!踊ってよ!」
なんて感じの文章じゃないよ。
どうして僕たちをTEDに呼びたいか、
どんなにそこで踊ることが素晴らしいかを
詳しくメールで説明してくれていたんだ。

だから僕にとっては凄い出来事で、
実際にパフォーマンスをしたときは
目の前が涙で見えなくなったよ。
人生のターニングポイントだった。

▽実際の映像

2つ目は、2010年にアカデミー賞で踊った時だ。
もう踊っているときは
「僕でマジでロボットしてるよ」って思ってた。(笑い)

でも、それまでに受けた周りからの悪い評価や、
僕の進む道に疑問を呈した人たちのことも考えていた。

ただ、この出来事があったおかげで、
情熱のままに取った自分の選択が
正当化されたような気持ちになったんだ。

今まではたくさんのパフォーマーが
僕を楽しませてくれたけど、
今では僕がたくさんの人を
ロボットで楽しませているよ。


ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー

最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし翻訳希望のダンサーがいましたら、コメントにお願いいたします。
優先的に対応いたします。

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どうぞよろしくお願いいたします。

さて、次回のインタビューは、
世界でレジェンド的な人気を誇り、
MCもお手のものといった様子の、
あの韓国人ダンサーのインタビューです。
どうぞお楽しみに!

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