LA Boppin Crew - Boppingの歴史
アメリカ・ロサンゼルスのBoppingをスタイルとするクルー、
LA Boppin Crewのインタビュー抜粋です。
動画に出てくるメンバーは5人
(Scorpio, Earthquake, Sensei Bop,
Karma, Bop'n Chris)ですが、
Scorpio, Earthquake, Sensei Bopの3人が
喋っている部分を抜粋して書き起こしています。
▽該当動画(1:08~10:26)
▽このノートで主に学べること
1.LA Boppin Crewが大切にしていること
2.それぞれがBoppingを踊るようになったいきさつ
※話す内容の順番を入れ替えている場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※プロの翻訳家ではないため、
分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。
ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー
(写真左からSensei Bop, Karma, Earthquake, Scorpio)
以下 Sc=Scorpio / E=Earthquake / Se=Sensei Bop
≪ScorpioはLA育ちではなかった≫
Sc:やあ、僕はデトロイト(アメリカ北東部)の出身だよ。
昔はデトロイトの”the scene”っていう
ショーで踊っていたんだけど、
1981年に兄に連れられてカリフォルニア(アメリカ南西部)に行った時に、
大きく影響を受けた。
(カリフォルニアの)LAでは
EarthquakeやSensei Bopに会って、
「LA Boppin crewに入らないか」って言われたんだ。
最高のファミリーに会ったと思ったよ。
彼らがBopのやり方を教えてくれた。
アメリカンバンドスタンド※にいったり、
コンテストにも出たりもした。
※音楽・ダンスパフォーマンスを放送していたTV番組
LA Boppin Crewとショーもしたよ。
Boppingにどんどんのめりこんでいって、
まあ最終的にLA Boppin Crewに入って、今に至るのさ。
≪LA Boppin Crewが大切にしていること≫
E:やあ、Earthquakeだよ。
じゃあ僕は、LA Boppin Crewについて話すね。
何よりもまず、僕たちは本当の芸術表現を見せるために、
心臓と汗と涙を捧げて、我が道を進んでいるんだよ。
その芸術っていうのはBoppin Andreから始まった。
そこから僕たちがまた違うBoppingのスタイルを創り上げていったんだ。
≪Earthquakeという名前の由来≫
E:僕の名前はSensei Bopが付けてくれた。
Senseiは僕のスタイルを見て、
異次元レベルの大きなヒットを打つスタイルに
なってきていると思ったんだ。
だからSenseiが、
「Earthquake(地震)みたいになりたいだろ」
って言ってきたのさ。
「ヒットの打ち方が地震みたいで、
もうヒットの域を超えているよ」ともね。
だから僕はそれにこだわって、
もっと大きく打てるように練習した。
Senseiがくれた名前の期待に応えたかったしね。
他の奴らはBoppingと組み合わせて
(ヒットだけではなく)
色々なスタイルをやっているけど。
ああ、EB family※にはリスペクトを送るが、
彼らはBoppingを知らなかったんだ。
※Popping、ブガルーを世界的に広めたクルー
クラブに行ってSuga PopとSweepy(EBfamのメンバー)の前でBoppingを初めて踊った時、
変な奴って思われたんだ。(笑い)
僕は彼らを疑ったよ、だってBoppingを理解していないんだもの。
EBの奴らはなめらかにウェーブなんかしたりしていたけど、
僕たちはチェストヒット(胸のヒット)をし続けていた。
EBの奴らはBoppingを分かっていなかったけど、
オーディエンスは分かっているように見えたよ。
≪Earthquakeにとっては、ダンスが生きる道だった≫
E:僕はサウスセントラル※のほうで育ったよ。
そこは筋金入りさ。
※ロサンゼルスの中でも一番治安が悪いとされる場所
もしダンスの踊り方を知らなかったら
ストリートでは生きていけないかもね。
ギャングがそこらじゅうにいて、
いつでも襲い掛かってこようとしている。
ギャングの王国みたいな感じなんだよ。
もし彼らを楽しませなければ、終わりなんだ。
その中で僕たちはリスペクトを集めていた。
名がよく知られていたし、
スタイルを「ギャング」とレぺゼンしていた。
僕たちはこのスタイルで遊んだことは一度もないし、
今でもレぺゼンしてる。
絶対に小手先のズルみたいなことはしないのさ。
ウェーブとかロボットとか違うことはしない。
ただチェストヒットをするだけだよ。
≪Sensei Bopが踊るようになったきっかけは…≫
Se:僕が中学1年生の時、
3年生だったTick-A-Lott※が踊ってたんだ。
※LA Boppin Crewのメンバー
それを見た僕が家のあたりで、
「彼こんなことやってたんだ!」って真似したら、
僕の友達が「もう一回やってよ!」っていっぱい集まってきた。
皆集まって、皆僕のことを見ていたんだ。
その後LAに行ったら、
こいつ(Bop’n Chris)が踊っていた。
Boppin Andreのこととかを全部話してくれた。
Boppin Andreは常にヒットを打っていて、
僕たちのスタイルと似ていたんだ。
だから、僕たちはAndreのムーブをもらって、
僕たちなりのBoppingスタイルを創り上げた。
だから僕たちも常にBopしているんだ。
インターネットを手に入れてから、
アメリカの東側にはBoppingをやっている人が
ほとんどいないことに気づいた。
まあ、難しいスタイルだからね。
多くの人が知らないと思うけど、
ティッキングは軽いヒットで構成される反面、
Boppingは全て重いヒットで構成されている。
このテクニックをやるには、膨大なエネルギーが必要だよ。
ダンスで一番難しいスタイルの一つと言えるだろう。
E:これが僕たちはズルしないってことなんだ。
ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー
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さて、次回のインタビューでは、
フランス出身🇫🇷のあのダンサーが話をしてくれます!
どうぞお楽しみに!