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Boogaloo Sam - Boogalooとは?

Popping・ブガルーのOGであり、
Poppingを世界的に広めたグループ、
Electric Boogaloosを創設した
Boogaloo Samのインタビューの書き起こしです。
2012年に彼が中国に行った際のものになります。

インタビュー動画では
レッスンでの様子も組み合わせてあるため、
インタビュー部分のみ(0:00~6:51)を書き起こしています。

▽該当動画

▽このノートで主に学べること
1.ブガルーの成り立ち
2.Boogaloo Samにとって、ブガルーとは何か

※インタビュー中に何度か彼の口から出る
「フレズノ」というのは、Poppingの動きではなく
彼の出身地、地名を指しています。

※話の順番を一部入れ替えている部分がございます。
あらかじめご了承ください。

ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー

やあ、カリフォルニア・フレズノ出身のBoogaloo Samだよ。
世界的に有名なPoppingとブガルーの創始者だ。

現在は、Poppingに関する多くの間違った情報が世に溢れている。
だから僕は、正しい知識を広めていきたい。

Poppingの歴史を知ろうとするときは、
誰が本当のダンサーなのかをしっかりと分かってほしい。
そうして、その人たちから
(歴史的な)情報を得るようにしてくれ。

Electric Boogaloosのメンバーの中で、
僕もその情報源の一人だ。

つまり、君らに推奨することは次のとおりだ。
ダンスの正しい歴史を勉強したら、
ブガルーの14つのスタイルの基礎を勉強しよう。

そうすれば、君の成功の道は見えているだろう。
スタイルを自分のものにしてしまえば、
目標に向かって、自力でレベルを上げていける。
君自身のムーブを作れるまでになれるさ。

別に僕みたいにならなくていいんだよ。
誰も僕の真似にはなって欲しくないんだ。

≪ブガルーとは何か≫
ブガルーっていうのは、
1960-65年くらいの色々な種類のダンスを指す。
僕が5歳になるくらいの時だね。
ちなみに5歳からずっと踊っているんだけど。

実は小さいときから、
JerkやTwistなどの、昔の色々なダンスを
叔母さんが教えてくれたんだ。

そんなとき、叔父さんが
「サム、"Boogaloo"をやってみなよ」って僕に言ったことがあった。

叔父さんが言いたかったのはつまり、
「叔母さんに教えられた昔の色々なダンスを全部やってみなよ」
っていうことだったんだ。

~中略~

そして大人になっていくにつれて
ダンスを本気でやるようになった。

そんな時、フレズノ地区祭りっていうお祭りがあった際に、
ドン※がフレズノに来て
パフォーマンスをしたんだよ。
※ドン・キャンベル。現在のLockingを形作ったダンサー。

ドンはグループのメンバーを引き連れて
皆で踊っていたんだ。
僕たちとは全く違うような感じで踊っていた。

そこで、いったん家に戻り、
小学校からの友達のネイト・ジョンソンや
ジョー・トーマスとかと集まって、
僕たちも“Electric Boogaloo Lockers※”っていう
グループを作ることを話し合った。
※Electric Boogaloosの前身

実のところ、ネイトとジョーは
ロボットスタイルで踊っていたんだ。
だから”Boogaloo”とも”Popping”とも言えないところなんだけど。

なんにせよ、ブガルーっていうのは
昔の色々なダンススタイルが由来だ。

それに、ブガルーっていうのは感情のことでもある。
ブガルーを踊る時は、感情を出して、
心を開かなければいけないんだよ。

こういったものがブガルーの由来の基本的なところかな。

≪14つのスタイル≫
ブガルーが創られたとき、
ブガルーには14つのダンススタイル※があった。
(※14つのスタイルとは、以下を指します。
1.Popping
2.ティッキング
3.スケアクロウ
4.パペット
5.トイマン
6.オールドマン
7.ネックオーフレックス
8.ツイストオーフレックス
9.マスターフレックス
10.エジプシャンツイスト
11.ロメオツイスト
12.バックスライド
13.ムーンウォーク
14.タイダルウェーブ 
参照:該当動画概要欄)

僕はその全てを踊れるただ1人の人物だったんだよ。

さっきも言ったように、
叔父がブガルーって言葉をくれたとき、
ブガルーっていうのは
色々な昔のダンスのことを指していた。

だから僕らがブガルーを創った時も変わらず、
ブガルーって言う言葉は
色々なスタイルを指し示す言葉だったんだ。

つまり、ブガルースタイル自体を習得するには、
内包される14つのスタイル 全てをマスターしないといけないし、
いつ創られたかなど、各々の歴史を学ばないといけない。

(例えば、)ブガルーはどこで生まれたかな?
1976年、カリフォルニアのフレズノでだ。
こういった歴史を知っていかないといけないんだ。

若い世代の人たちがやるべきことは、
これらの14つのスタイルをまず理解すること。
そしてそれぞれの基礎を学んだら、
やっとブガルーをできるってことになるんだよ。
僕たちはそれを、”ブガルーという言葉の下にいる”って言うんだ。

僕が踊っているのを見たら、
僕が全てのスタイルを踊っていることが分かるだろう。

これがブガルーっていう言葉の本当の意味だよ。
ブガルーっていうのは、
スタイルと歴史を習った後に踊れるようになるんだ。

しっかりと踊れるようになるには、
スタイルの基礎を学んだ後、そのレベルをどんどん上げてほしい。

僕みたいになってほしいわけじゃない。
Peteや、ほかの誰かのようにもなってほしくない。
ただ、君らしく踊ってほしいんだ。

ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー

最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし翻訳希望のダンサーがいましたら、コメントにお願いいたします。
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さて、次回のインタビューでは💡
精緻な動きで世界的な大会でも長年活躍している、
日本でも人気なあのダンサーのインタビューです。
どうぞお楽しみに!

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