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Jaja - 世界的ダンサーの練習方法

チェコ出身で現在はロサンゼルスに在住する、
Jaja Vankova(ヤヤ・ヴァンコヴァ)のインタビューです。
ロボットなどのアニメーションだけでなく、
Krumpでも活躍をしている、世界的なダンサーです。

▽該当動画

▽このノートで主に学べること
世界的ダンサー・Jajaの4つの練習方法

※書き起こす都合上、内容を省略している部分がございます。
※翻訳の専門家ではないため、分かりにくい表現があることがございます。
ご容赦ください。

ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー

さて、今日は練習について話そうと思う。

何年間もダンスを教えたり旅をしたりしている中で、
「どうやって練習しているの?」っていう質問を何度も受けてきた。

≪Jajaの練習方法≫
私は4つのカテゴリに分けてダンスを練習している。

1つ目のカテゴリは、家で自主練習すること。
自主練中に大切にしているのは、
体や筋肉がどんなことをしているのか、
どんな気持ちで何を考えているか、
どんなテクニックを練習しているか、
今日の練習のゴールなどを考えること。

特に、練習中のゴールをいくつか書き出しておいて、
全てにチェックマークがつくまで
練習を止めないようにしている。

それぞれ最低20分は練習して、
全ての項目にチェックを付けるまで
練習を終えないようにするの。

こうすれば、きっと実りある練習が
できていることに気が付くと思う。

ちなみに、家で練習する時に有効な方法は、”鏡を見ない”こと。
もし何かのテクニックとか形を見るなら
鏡を見ることはあるけど、
フリーで踊る時は絶対に見ない。

もし自分の成長が見たいなら、
携帯で撮って、その動画を見るのがおすすめ。

気を付けてほしいことは、
その動画は必ず練習が終わってから見てほしい。
一度動画を見て携帯を触ってしまうと、
また練習に戻るのはかなり難しくなるから。

ただ動画を撮ると、
練習するべきことが明白になるよね。
例えば、右腕が動きすぎて左手は全然動いていない、
体がいつも前を向いてしまっている、とか。

こういったポイントをつかんで、
次の日の練習前に書き出すの。
そうして、その日の練習は、
全てチェックを付けるまで終えないようにする。

~中略~

さて、2つ目のカテゴリは
家での練習を経験に変えてみること。
つまり、セッションやバトル、サイファーなどのこと。
この練習は本当に大切。
これには4つのステップがあるの。

初めのステップは、友達との練習かな。
これは大人数のグループでやるより、
1人~3人くらいの友達と練習した方がいい。
人が少ない方が良いプレッシャーを感じられるからね。

私にとっては、このステップが一番緊張するかもしれない。
評価や自分のダンスについて不安に思うから。
でも、その不安は全て頭の中だけのことだと思う。

自分のしていることに自信を持てば、
その自信はムーブ、創造性、スキルにつながる。
きっと周りの友達はアドバイスをくれたり、
より良くするための助言をくれる。
だから、友達との練習はとても大事なの。

次のステップは、セッションとサイファー。
もしかしたら、セッションは最初は怖く感じるかもしれない。
私も最初はセッションに飛び込むことを怖がっていた。
周りに評価されるのを恐れてね。
ただ、もう一度言うけど、こういう恐れは頭の中だけの話なの。

だからぜひセッションしてみて。
もしそれでも怖いなら、友達に背中を押してもらって。
そして、スキルやダンス、エネルギーの交流に一生懸命になろう。

最後のステップはバトルだね。
バトルに行ったら、普通こんなことを感じると思う。
「音楽が良くなかった」
「観客が沸かなかった」
「今日は調子悪いな」
でも、こういうのは全て言い訳なんだ。

家で練習して、友達との練習も経験すれば、
バトルに出る準備は整っている。
自分の調子や、音楽、ジャッジ、観客がどうであろうと、
自分を信じて踊れるはずなの。
不安は、自分を信じ切っていないことから来るんだよ。


さて、3つ目のカテゴリは、リサーチして人々と繋がること。
ダンスや歴史、スキルなどについて人と喋ることはとても大事。
ネットでイベントや歴史、
または次世代のダンサーを見てみることも良いと思う。

ちなみに「人々と繋がる」っていうのは、
レッスンを受けることを含んでいる。

ただ、最近のダンサーは
レッスンを受けることを重視しすぎていて、
そこに時間を割きすぎている感じがする。

確かにレッスンを受ければ
自分のボキャブラリーが増えるけど、
それだけが練習の方法じゃない。


そして4つ目、最後のカテゴリは、
もしかしたら少し驚くかもしれないけど、
想像をすること。
想像は、心の鍛錬になり得る。

例えば家での練習、レッスン、バトル、
パフォーマンス、セッション、
トレーニングとかを想像してみるの。
これに制限はないから、何でも想像できるよね。

この練習は、ケガや病気で動けない時、
家で練習に行き詰った時、
お皿を洗っている時、
車を運転している時にもできる。

そして、この練習は集中力にも繋がる。
もし全てのバトルを想像できるなら…
音楽はどんなものがかけられるだろう?
オーディエンスは誰?ジャッジは誰?
どうやって踊る?相手はどう踊ってくる?

こういった全てのバトルが想像できるなら、
大抵は自分のダンスにしっかり集中できるようになるよ。

ということで、
1つ目は家での自主練、
2つ目はサイファーやセッション、
3つ目は人と話したりレッスンを受けたりすること、
4つ目は想像をすること。
これが私の究極の練習方法だよ。


ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー

最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし翻訳希望のダンサーがいましたら、コメントにお願いいたします。
優先的に対応いたします。

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