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#28『戦国武将10人の名言』

#27に続く 、書籍整理のpartⅡになります。
ミネルヴァ書房から出版された「偉人シリーズ」から一部引用させていただきました。
また、教職課程で学ぶ学生や教育実習の教材としても活用させていただきました。
今回は、クイズ形式でまとめてみました。
よろしかったら、生徒・学生に戻ったつもりでトライしてみてください。
それでは始めます。

☆1『人はただ、我したきことをなさずして、いやと思うことをするならば、まったく身を持つべし』
=「自分がしたいことよりも、嫌なことを先にしなさい。この心構えさえあれば、必ず立派な人になれるでしょう」

☆2『心に欲なき時は、義理を行う。心に私なき時は、疑うことなし。心に誤りなき時は、人を畏れず。心に怒りなき時は、ことば和らかなり。心に曇りなき時は、心静かなり。心に迷いなき時は、人を咎めず』
=「無欲な心であれば、人は正しい行いができる。私心がなければ、人を疑うことはない。やましい気持ちがなければ、人は怖くない。心が穏やかであれば、言葉使いもやわらかになる。心が晴ればれとしているときは、人にも穏やかに接することができる。心がしっかりと定まっていれば、人をとがめるようなことはしない。

☆3『三人の半ば、少しにても、かけご、へだても候はば、ただただ三人御滅亡とおぼしめさるべく候候』
=「あなたたち三人の間で、もし本心を隠して打ち明けないなど、少しでも心に隔たりがあれば、三人とも滅ぶしかないと思いなさい」

☆4『知らぬ行末計らんよりは、指当ることを為さんには如かじ』
=「まだわからない将来にのことを心配するより今できることをしっかりやるべきだ」

☆5『少しの隙あらば、物の本をば、文字のある物を懐に入、常に人目を忍びみべし』
=「いつも本を持ち歩き、少しでも時間があれば、ポケットから取り出して読みなさい」

☆6『勝って甲の緒をしめよ』
=「勝ったからといって、うぬぼれていい気になってはならない」

☆7『七難八苦を合はせて賜りはり候へ』
=「どうか私に多くの困難と苦しみを与えてください」

☆8『いにしへの道を聞きても唱へてもわが行ひにせずばかひなし』
=「昔の立派な教えを聞いても、それを唱えても、自分がその通りに実行しなければなんの意味もない」

☆9『諸事、堪忍の事』
=「何事も、我慢することが大切である」

☆10『異見の儀、違背すべからざる事。古語に云く、良薬口に苦けれども、病に利あり。忠言耳に逆ども行に利あり。(以下、略)』
=「他人の忠告に逆らってはいけない。昔から良い薬は苦いが病に効くという。同じように、人から注意されるとうるさく感じるが、自分の行いを改めるのに効果がある」

以上、10問出題してみました。

それでは、答え合わせをしてみましょう。
☆1:武田信玄 ☆2:上杉謙信 
☆3:毛利元就 ☆4:伊達政宗
☆5:北条早雲 ☆6:北条氏綱
☆7:山中鹿介 ☆8:島津忠良
☆9:鍋島直茂 ☆10:武田典厩
いかがでしたか。
自分自身、読み返してみて、現代にも通じる心理や教訓が多いことに改めて気付かされました。

お断りが何点かあります。
1:☆10の武田典厩(厩)が正しく変換できませんでした。典厩(てんきゅう)は、信玄の弟ですが、彼が息子に与えた教訓の一つと言われています。
2:☆7:山中鹿介は、出雲の国尼子氏に仕えた武将で、尼子氏は毛利氏により滅ぼされたためその再興を念じた言葉と言われています。
3:書籍の文体や表現を変えて一部引用しています。
4:10名の武将や言葉の選出は、私の主観に基づくものです。
戦国武将、続編を考えています。
よろしかったら、また覗いて見て下さい。
ありがとうございました。




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