J-POPの名曲からみる日本のクリスマス
こんにちは。又森芳美です。
欧米のクリスマスが宗教的な意味合いを持つのに対し、日本ではライトアップやデートスポット、ギフト交換といったロマンチックな雰囲気が重視され、クリスマスは家族や恋人と過ごすイベントとして日本に定着しています。
この流れに合わせて、J-POPでもクリスマスを題材にした楽曲が数多く制作されいます。
J-POPのクリスマス名曲
1. 山下達郎 - 「クリスマス・イブ」
1983年にリリースされた山下達郎の「クリスマス・イブ」は、J-POPのクリスマスソングの代名詞とも言える楽曲です。
JR東海の「クリスマス・エクスプレス」CMに使用されたことで一躍有名になり、毎年クリスマスシーズンに再注目される定番曲となりました。
私が物心ついた時にはもう流れていて、聴かない年はない曲です。
切ない歌詞と山下達郎さんの唯一無二の声が奏でるグループ感がたまらなく、多くの人々の心をつかんでいます。
2. 松任谷由実 - 「恋人がサンタクロース」
松任谷由実(ユーミン)さんの1980年の名作「恋人がサンタクロース」は、映画『私をスキーに連れてって』の挿入歌としても知られています。
松任谷由実さんの個性的な声で語られるストーリーと情景をありありと思い浮かべてしまいます。
恋人とのクリスマスを過ごすことへの、憧れのようなものを感じて、ドキドキしてしまう学生時代を思い出します。
3. 竹内まりや - 「すてきなホリデイ」
竹内まりやさんは日本の音楽史において欠かせない存在であり、その楽曲はどれも温かくノスタルジックな魅力にあふれています。
中でも「すてきなホリデイ」は、クリスマスの幸福感を象徴する作品として広く知られています。
クリスマスの華やかさや楽しさを明るいメロディで描き出しており、ケンタッキーフライドチキンのCMソングとしても定番化しています。
「クリスマスが今年もやってくる」というフレーズは、聞くたびに心を弾ませ、クリスマスシーズンの訪れを感じさせる一曲です。
竹内まりやさんの柔らかな声と温かい歌詞が、人々に幸せな時間を届けています。
竹内まりやと山下達郎という夫婦で彩るJ-POPのクリスマス
竹内まりやさんと山下達郎さんは、音楽シーンにおける“最強タッグ”とも言える存在です。
二人の楽曲はそれぞれが個性を持ちながらも、どちらもクリスマスシーズンに欠かせない特別な魅力を放っています。
山下達郎の「クリスマス・イブ」と竹内まりやの「すてきなホリデイ」は、異なる側面からクリスマスの楽しさや切なさを描き出し、多くのファンに愛されています。
竹内まりやさんの楽曲は山下達郎さんの編曲がされています。
実は山下達郎さんの「クリスマス・イブ」は元々竹内まりやさんの曲として作られていたのに、その当時のプロデューサーの判断でボツになった曲だったそうです。
それを、山下達郎さんの曲としてアレンジをし直してだした曲が大ヒットするという裏話も面白いですよね。
音楽でのバディシップを組んでいてお互いの良いところを理解しているからこそのエピソードだと感じました!
新世代のクリスマスソング
最近では、J-POPの新しい世代もクリスマスをテーマに楽曲を制作しています。
たとえば、back numberの「クリスマスソング」は切ない恋心を歌ったバラードで、リリース後すぐにクリスマスの新定番として支持されるようになりました。
また、BTSやKing & Princeなど、日本と韓国のポップアーティストが冬やクリスマスをテーマにした楽曲をリリースすることで、さらに多様な音楽シーンが広がっています。
まとめ
クリスマスは、日本のJ-POPにおいても特別なテーマとして位置づけられています。
山下達郎さんや松任谷由実さんといったレジェンドから、新世代のアーティストまで、多くの名曲がリスナーの心を温めています。
日本のクリスマスの名曲は、大好きな人と・仲間と・家族と、特別な時間を楽しみたいという気持ちを一層引き立てて、人のつながりを強くしてくれるものですね。