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雲の上にはお天道様が~!私が「#医療系事務職員応援隊」になったわけ①

こんにちは♪「#医療系事務職員応援隊」の長幸美です。冷たい日が続いていますが如何お過ごしでしょうか?

世の中では、新型コロナウイルス感染症の5類への変更が決定されて、色々とご意見のある方が様々に発信されています。結局どうしたいのかな?と疑問に思うこともあります。
新興感染症はわからないことが多くて、また、医療機関の皆さんは本当に大変だと思います。やらなければならないことが多くて大変ですよね。

さて、1月最後の日曜日。
所属している協会の継続研修が宮崎県で行われて、参加してきました。
寒波が来ている中、どうしようかと思っていましたが、尊敬している先生のお話だし、久しぶりのリアルなセミナーでしたので、思い切って参加しました。会社の後押しもありましたし・・・せっかく行くのなら、道中も楽しんで行きたい(笑)

結果、遠路はるばる参加して良かった、というのが最初の感想です。
私が取り組んできたことも「良い取り組みなのだ」と確認もできましたし、事務職員のスキルアップは欠かせないことも、再認識でき、背筋が伸びる思いでした。
今日はそんな久しぶりに参加したリアルセミナーの中で感じたことなどを織り交ぜて、私が何故「医療系の事務職員を応援したいのか」ということを、お話していきたいと思います。どうぞお付き合いくださいね!

■出会い
先生との出会いはもう10年以上前になります。先生は、私が病院でくすぶっていた時期に、救ってくださった方です。医師でありながら、事務職員の役割を理解し、スキルアップの機会を作ってくださっていました。
当時、私は二つ目の病院で医事課の改革をすすめ、かなり成果が出てきた頃でした。業務内容を見直し、残業も査定も減らし、少しでも「医事課のくせに」といわれないように・・・(笑)
医事課は病院の中の情報も集まってきて、さらに外部の情報も得やすい部署です。事務を病院内で少しでも認めてほしい、病院運営に必要な情報を発信し貢献したい、と思って活動していたところでした。その矢先の異動・・・しかも移動先は机が一つ、電話が1台、新しいパソコンが1台あるだけ。しかも、院内の立ち位置も、やることも明確にはなっていない・・・つまり、仕事がない・・・。

そんなときにネットで見た「合宿セミナー」が私と先生との出会いでした。
医療事務のセミナーで合宿形式は珍しく、しかも病院の医師が事務系職員のセミナーを開催してくださる。しかも、その時のセミナ―の内容は「地域ナンバーワンになるために何を考え行動するか?」、事務が必要なスキルは何か? マーケティング、目標設定、BSCは・・・?

目からうろこでしたね。私みたいに自分自身のちっちゃいことで腐っていてはいけないな・・・やりつくしてないじゃない!!
この時の講師は、病院事務の最前線で活躍されている方で、医事の中でくすぶっていてはいけない!ということを感じ、この合宿セミナーには数回参加しています。

■医療機関の実情
さて、お話を進めていく中で、当時の私の状況をまずご説明しましょう。
私が入職した医療機関は200床の病院で、地域の二次救急の医療機関でした。実際には、救急車を断ったり、地域の医療機関からの患者を断ったり、
・・・なんちゃって急性期。急性期なら急性期らしく受け入れたらいいのに・・・でも三次救急がやれるはずもなく・・・近隣の医療機関と病院の医療機能を見ていて、「二次救急の在宅療養支援病院」、しかも連携型で実施できるとよいのではないかと内心思っていました。
近隣には大学病院をはじめ急性期を名乗る医療機関がいくつもあります。しかし、どこも、在宅のバックアップに力を入れる医療機関はなかったのです。

入職した当時は、事務職員は「伝票入力」しかしたことが無い職員ばかり。医事がやるべき「保険証確認」「再来受付」「入院受付」「カルテを見て算定をする」「レセプト点検」などの基本的な保険請求業務を何もしていない、手元にあるだけのレセプトを集計し提出する、月末月初は日曜出勤、というびっくりするような医療機関で、査定率は3~5%。ほぼ毎日「どうせ帰れないから」とおやつを食べながらおしゃべりしながらの残業、土日の居残り・日直は総務課・健診室の男性が交代で対応されていました。

何故に・・・?

まるっと一か月間、引継ぎをしつつ医事課の業務内容を観察し、たくさんの課題が見えてきました。他部署からは「医事課のくせに」という言葉も聞かれ、日曜出勤も多く、休みも取れないし残業も多い為3~4年で事務は入れ替わるような状況で・・・課題は山積・・・。

でも、病院としては、個別にすごいこともされていたのです。
例えば、ターミナルの方の訪問診療・訪問看護の受入れ、そして在宅の看取り。前職で末期がんのかたの在宅看取りも経験していましたが、ほとんどの場合、最後は病院に運ばれて看取りになるケースが多かったですし、近隣の診療所の先生方からの後方支援のご要望も多かったのです。地域では、大学病院と慢性期の病院が中心になり、「地域医療コーディネーターの育成講座」が開催され(実は1期生です!)、その医療機関や介護施設からも後方支援のご要望をいただいていました。
難病の拠点病院としても登録し、透析も外科対応が可能なため、広範囲から患者さんや医療機関から困難事例を紹介されるなど、とても守備範囲が広い病院でもありました。

この後、当時の事務長と相談の末、大改革を行うことになります。
続きは、また次回お話します。お楽しみに・・・!


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