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令和4年度診療報酬改定~外来感染対策向上加算~

こんにちは!「#医療系事務職員応援隊」の長 幸美です♪ 如何お過ごしでしょうか? 

今回の改定は「連携」「役割分担」「効率化」がキーワードとなっています。今日お話ししようと思っているのは、クリニックに新設された「外来感染対策向上加算」についてです。・・・が、この加算、連携なくしては成り立たない加算です。

今回の改定に引続き、今回の改定も「コロナ禍」の影響を受けています。コロナ禍により患者数が減り、さらに感染対策により、作業内容が増えてしまった・・・という医療機関さま多いのではないでしょうか?「新興感染症拡大時」における対応については、急性期の医療機関の役割とともに、クリニックの外来・在宅医療においても、重要視されています。

「クリニックの外来でしょう?!私たち病院には関係がないわ~(笑)」 本当にそうでしょうか・・・考えてみてください。

実はこの「外来感染対策向上加算」そして入院料加算の「感染対策向上加算」については、密接に関係があります。最初のキーワード「連携」です。

「外来感染対策向上加算(6点)」は、コロナ特例により感染対策加算がありましたが、これは本来医療機関としてやるべきこと・・・そうしたベーシックな取り組みについて、診療報酬で評価されることなったのです。連携強化加算(3点)とサーベイランス強化加算(1点)と加えると、月1回10点の加算となります。コロナ特例で、初・再診料等に5点の加算がありましたが、それに比べると若干安いようにも思いますが、入院医療だけではなく、外来でも感染対策が評価されたことは大きなことではないでしょうか?

この算定要件や施設基準を見ていて、病院と同様の体制を求められていることに若干違和感を覚えました。診療所はほとんどが医師1名と看護師2~3名の小さな組織です。小規模の病院でも、ぎりぎりの職員をやりくりしていることもあり、正直どこまでできるか??疑問がありました。しかし、医療機関としては、最低限であり、やるべきことではないでしょうか?

そして、この加算はとても大事な加算だと思います。自院のみで完結する必要はないのです。地域の感染の基幹病院にサポートしてもらうことで、感染対策も充実していきます。

標準予防策や経路別の感染対策については、なんとなく理解できていても、本当にこの対応でよいのか・・・? という疑問・不安のようなものがあるのではないかと思います。こうした不安についても、地域の中で協力しながら・・・サポートしてもらいながら地域をサポートしていく一員となって「支え手」となることを意識してほしいと思います。例えば、感染防止のための標準予防策を実施している・・・と思っていても、1処置1手洗いの原則通りにできているのか、手洗いは十分か?感染性廃棄物の処分は適切か? そして、抗菌薬の使用は適正だったか?・・・ということを、年に数回、外部の目を入れて評価してみる・・・ということは大事なことではないでしょうか?

クリニックも病院も一つの医療機関で完結することはあり得ません。発熱外来も、クリニックが頑張ってくださるからこそ、急性期の医療機関は入院診療に専念することができます。それぞれに特性を生かし、ともに地域を支えていることを意識していきましょう!

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