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新年度〜終わりは始まり〜

こんにちは♪  #医療系事務職員応援隊の長です。
新年度が始まりました。写真は1日詣りの時の香椎宮の山門です。桜🌸が散りかけていました。神社と桜、いいですね〜🌸

さて、私が所属している会社は、9月が事業年度の始まりですが、世間一般的には、年度の始まりといえば4月ですよね。
3月に卒業した方は、進学される方、就職される方、又は、親元を離れて生活を始める方もあるでしょう!自然のエネルギーを吸収して新たな旅立ちを楽しんでほしいと思います。

私はというと・・・この時季、実はとても苦手な時季でした。
アレルギーでつらい時季ということもありますが、変化することが億劫なのです。物事に執着するわけではないのですが、人見知りで内弁慶な性格のため、なかなか人の輪に入っていくのが億劫なのです。歓迎会などが立食形式だった日には、部屋の隅で居心地悪い思いをしていました。
おそらく今の私を知っている人は「うそ~」というと思います。活発になったわけではないのですが、少しだけ人とコミュニケーションをとり、話しかけることがそこまで苦にはならなくなりました。メンタルも以前より強くなってきたと思います。

皆さんは「終わり」「卒業」ということをどのようにとらえられているでしょうか?
学生さんであれば、「卒業」しますよね。
ヒトと出会えば、「別れ」があります。
仕事につけば、いつか退職することになるでしょうし・・・
最後に行きつくところは、死。私も生まれた以上、必ずいつかは死ぬんですよね。そこが本当の終わり?でも、亡くなられて方も、私の中では、存在がなくなることはなく、何かあると相談することもあります。答えはもらえないのですが・・・。

そう考えていくと、いまがどれだけ貴重か・・・ということを感じることが多くなってきました。これが年を取ったということかしら・・・?

さて、話を戻しましょう。

なぜ、こんな話をするのか?
実は、上司も部下も、仕事も、私たちは選ぶことはできません。
学生さんや生徒さんもクラスやクラスメイト、先生など自分で選ぶことはできません。プライベートなら、合わないなぁ〜と、思えばそーっと離れていけばいいですね。けれど、仕事をはじめとする社会生活の中では、そうは行きません。働き続けると言うことは、自分自身で選択したことであり、その決定には責任が伴います。そのことを理解できない人が増えているような気がしてならないのです

例えば、
短大を卒業する時、私は幼児教育科だったのに、就職先に幼稚園は選びませんでした。そして、銀行に就職しました。配属されたのは中洲の支店。3年目には転勤となりました。私の意向などありません。「いやだ」ということは退職することと同じわけであり、私は、異動命令に従い移動することを選択したのです。私の意思以外にはありません。

医療機関に就職を決めた時も、医事課への配置は私の意向ではありません。
私が二つ目の病院に転職を決めた時、複数の医療機関からお声かけいただきました。その中から一つの医療機関を選びましたが、その中で任された仕事は私の意向はありませんでした。つまり、私がやりたかったものとは違ったのです。その後、医事課からの異動も私の意向など聞かれることなどありません。「来週から別の仕事をしてね」と一言で終わりです。

その時々で、私が意図していないことでも、そこで働くことを決めたのは私自身です。そう決めたからには、その場所で求められていることを実現するために、最大限努力していくことが求められていると思います。
だって、私はお給料をもらって働いているのですから・・・その中で、自分自身が考える最善のことを、上司や同僚、他部署の方々と協議しながら実践していくしかないと思っています。そこで仕事をすることを選択したのは私自身。そのことには、私には責任があると思っています。

ところが、今の社会の中で、それだけの覚悟を持って仕事をしている人は、どのくらいいらっしゃるでしょうか?
私の感覚ですが、減ってきていると感じています。

今、私のところにくる相談の中で、状況は様々ですが、共通していることがあります。
ひとつは 公私混同していること、お給料はそこにいることに対し、支払われていると勘違いしている人が多いなあと感じています。
ふたつ目には 自分の良いように解釈し、経営者(会社)が求めていることに反発をしてもよいと勘違いしていること。

社会人には、「義務」があって「権利」があると思います。
極端な話かもしれませんが、求められる役割を果たす義務があり、その見返りにお給料や権利がある、と思っているのです。
権利の主張ばかりしていては、世の中うまくはいかないと思うのです。

では、医療系事務職員の義務は何か・・・
それは、
①医療専門職が専門領域を発揮できるように舞台を整えること、
②医療専門職が実施した医療行為を100%収入にかえること
③患者さまやご家族さまがHappyになること
④地域がHappyになること
そして⑤自分自身や家族がHappyになること
・・・これらに貢献することだと思っています。
まさしく、近江商人の三方よし・・・の精神だと思うのです。

これまでは、2年に1回の診療報酬改定や3年に1回の介護報酬改定の時に、自医療機関の役割を見直し、診療報酬・介護報酬の算定がどう変わるのか、見ていけばよかったのですが、コロナ禍以降、風の時代に入ってからは、目まぐるしく変わっています。
油断していたら、おいて行かれてしまいます。
その変化に伴い、医療機関の事務職員の役割も変わってきています。
収入だけではなく、ヒト(人事労務)関係や経費についても考えていかなければなりません。総合的なバランスが必要になってきています。
まさしく、虫の目、鳥の目、魚の目です。
そのためには、どの医療機関も、収入・・・つまり診療報酬や介護報酬をもとにしながら、病院全体を見ていける人材が欲しい・・・という声が高まってきています。私たち事務職員にとっては、売り手市場なわけです。

今後、潤沢に人員を確保できる医療機関はなくなるでしょう。
従って、ICTを活用し、医療DXを推進するべく、現在の医療行為や事務作業を分解し、DXに移行できる部分を明確化して、より「ヒト」が行うべきサービスについて、掘り下げていける人が求められてきます。
この改善や変化については、作業のみではなく、求められていることを明確にして標準化できる部分を整理できる人材が必要になります。
それができるのは、現状のサービス内容を把握できている人だけです。
これまで「面倒だなあ」という作業行為も、手を抜かず対応しつつ、単純作業と「ヒト」が対応すべきサービスを分解できる人が、必要です。
医療事務職員の方にとっても正念場です。
考えようによっては、チャンス到来なのです。
皆さん、ご自身の足元をしっかり見ていきましょう。
できること、たくさんあると思いますよ!




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