子どもたちのロボット競技会
「ロボコンの運営をやっていてね」と言うと、たいてい「NHKでやっているやつでしょ」とか「専門学校生の?」と言われます。
今から14年前、専業主婦だった私も同じことを言っていたと思います。「ロボコン」が「ロボットコンテスト」の略であることをわかっていたかどうかもあやしい・・・。
ご縁があって、今では事務局業務を担っているNPOで、事業の一環としてロボコン開催・運営をおこなっています。
「小学生から高校生までの子どもたちが出場する大会で、6000人くらいが全国各地で開催される予選会に参加するのよ。優秀チームは11月に開催される国際大会に出場できるの。子どもたちのご家族や関係者含めて100名近くが「応援ツアー」を組んで行くの」
と言うと「えー、すごい!楽しそう!」と言われます。
そう、きっとプライベートでは行かない国に行ったり、日本チームが表彰台を独占するのを夢見ながら、大きな日の丸を3枚たたんでスーツケースに入れるのは楽しみ。
でもそこは子どもたちの大会、そして日本とは違う言語、文化背景をもつ国での開催とそこに集まる世界各国からの大勢の人たち。いろんなハプニングもありました。
私が、この世界的な子どもたちのロボット競技会WRO®(World Robot Olympiad ™)の存在を知り、スタッフとして関わるようになったきっかけは、2008年に横浜で開催されたWRO国際大会でした。今から14年前です。
2日間かけて開催されましたが、私は会場外での「受付」の役割だったため、競技を見ることはなく、唯一会場内に滞在したのは、1日目の夜、世界の子どもたちに「日本のお祭り」を体験してもらおうとセッティングしたさまざまな屋台の片隅で、一生懸命水ヨーヨーを膨らませた1時間程度でした。
ちなみに水ヨーヨーは子どもたちに人気でしたが、「ヨーヨー」ではなく「ボール」化していて、いたるところに破裂したヨーヨーの残骸が落ち、床は水浸しでした・・・
プログラミングや機械音痴の自分が、バックオフィス的に体験してきたロボコンのエピソードをこれからもつづっていきたいと思います。
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