心療内科医がついに言った
果たして限界。週末までの時間潰しに毎日奔走しているような感じ。何もやってないわけじゃなくて、とにかく時間が過ぎてくれ!と祈っていりながら仕事をしています。
残業になると意外に大丈夫で、のめりこむように仕事をします。まあ、手順書にある罫線の太さとか文字の大きさとかフォントの違いをまるでウォーリーを探せばりにチェックするのが仕事なわけですが。
…今の子に「ウォーリー」が通じないような気がしてならない。
閑話休題。
親戚や友人の多くは「辞めるべきではない」と話をします。それなりの給料を投げ捨てる事や、たった2,3か月で辞めてしまう事への心象の悪さ、その他もろもろ。
それらを代償とした疲れとやらと天秤をかけて、僕の休日は最も無意味な時間を過ごしています。
「土日は昼も夜も寝てます。寝る以外に気力が沸きません」
本日の心療内科医との話。僕がメンヘラー特有の不幸自慢をしたところ、ついに心療内科医はため息をつきました。
「もう無理ですかねえ…本当は転職活動を並行する作戦だったのですが」
いや、そんな作戦初めて聞いたわ。確かに何度も転職活動してますか?とは聞かれていたけど、「やってません。というか出来るほど力がでないです」つーてたやないか。
まあ、細かな話はどうでもいいです。いずれにせよ、ついに心療内科医も匙を投げた瞬間でした。
「来週までに、休職の診断書を出すかどうか考えてくれますか」
ついに来ました。休職診断書です。一年以上前に一度受けた判決を再び受けることになるとは。
残念ながら前回の様相とは異なり、この診断書を会社に入りたての僕が「我こそは心療内科医からの診断書を持つ者ぞ」と水戸黄門バリに掲げたところで、反応なんてたかが知れています。
上手くいって休職。でもまだ試用期間だから下手しなくても退職の可能性もあります。退職になれば、僕は見事無職になります。身寄りがない僕にとっては仕事がないというのはまあまあな危機的状況です。
ここで葛藤が生まれます。会社の人たちは99.99%僕がうつ病で苦しんでいるとは知りません。「今度yazuといい加減飲みたい」と上司が言うぐらいですし、歓迎会云々の話題も出ているぐらいです。ここでやり過ごせれば、ワンチャン続けられるんではないか思う自分がいます。
…いや、やり過ごせるほどの能力と精神的な図太さがあればこんな状況にはなってないんですけどね。毎日吐き気止めや抗うつ薬を飲んで、息苦しいオフィスに言って「おはようございます!」と明るく努めて話をする自分は、まあまあ上手くやっていると同時に、なかなか疲れる作業を随分と耐えているなと思ったりします。
親戚の一人は「時間が解決する」と言ったけれども、時間がたてばたつほど体調は悪くなり、土日動けなくなってます。
時間が解決するというなら、それはいつなんでしょう?もちろん、そんな答えは誰も持っているはずがなく、僕はただただその間耐えるだけの時間を送らなければならない。
んなの、耐えられるかよってのが本音。
答えは出ているようなもんなんですけどね。最後の一歩が踏み出せないと言いますか。せめて、次を見通せるだけの余裕が欲しいかなぁ。今だととにかく逃げ出すことが目的になってしまっていますので、そうじゃなくて次のよりよい道への道しるべを探すことにフォーカスを変えたいなぁ。
そのために、今日のこの心療内科医からの提案はまあまあ衝撃的でしたという話でした。何事もなく働き続けるか、それとも限界まで擦り切れる限界まで働いて壊れるか、水戸黄門になるか。…ん?最後は変ですね。
いつもより重たい一週間になりそうです。
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