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【米国2024年度大統領選】アメリカはどうなってしまったのか?
よもやと思ってたら、やっぱり…
ちなみに今回の大統領選は、2016年と違って得票数そのものでもトランプが勝ってますね。現時点で500万票ほど差が開いてるので、これはひっくり返らないと思う
— opqr (@opqr5) November 6, 2024
(゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ https://t.co/GdIhvBVjfa pic.twitter.com/FyzwQZNj52
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) November 6, 2024
これ日本人には見覚えのある景色ですね。
一体何が起こったの?
リチャード・ホフスタッターが預言した米国議会制民主主義の黄昏?
あらゆるスーパースターや著名人がハリス支持を表明し、トランプ陣営は露骨な差別発言と暴言を連発しているのに、ハリス人気は下がりトランプ人気は上がり続ける。わずかな失言が命取りになった過去のアメリカ大統領選挙はなんだったのか。アメリカに対する認識を根本から覆すような事態が進行している
— CDB@初書籍発売中! (@C4Dbeginner) October 29, 2024
遂に「アメリカの反知性主義」の預言が実現する展開に?https://t.co/UNEwbndXjf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 29, 2024
日本のインテリ階層は必死になって間違った内容を日本に根付かせ様と努力し続けてきましたが、実際に書いてあるのはこれで、米国リベラル層はまさにこの幻想の維持に失敗したという事… https://t.co/nW4JCGdz7r
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 29, 2024
今から思えば最初からこの景色… https://t.co/zdVP5qIam3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
なお「アメリカの反知性主義」について「馬鹿は無視していいって内容です」的デマを流していた人の今… https://t.co/Kv5PedON3T
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
やはり、こうコメントされてますね。 https://t.co/6PletDSFti
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
「アメリカの反知性主義」における「インテリ/ブルジョワ/政治的エリート階層は常に本質的にこっそり裏でズルして利益を独占してるという不信感を持たれてる」なる指摘、実は中国にも当てはまって「どうして習近平はワザと田舎臭い粗野さを演出してるのか」とも重なってくるという… https://t.co/kxLuEGRvnt
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
こちらの投稿につながってくる話。
なお「2024年度米国大統領選でトランプが勝てた理由」って「中国人男性が、なまじ元AV女優だからこそ薄汚い中国人政治家よりマシと蒼井そらを選ぶ理由」と重なってくる部分が多い気がしています。もはやネガキャンが通用しない世界… https://t.co/UG5LxILrDE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
日本は良くも悪くも、まだこれほど「お上」への信頼感をなくす経験をしていない?https://t.co/8gTJQGg28U
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
ただ、さすが「人の形をした悪魔」テッド・クルーズは切れよ… https://t.co/fKqULxWwLG
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
そもそもリチャード・ホフスタッター(Richard Hofstadter、1916年~1970年)なる人物の足跡自体が複雑怪奇。
1939年の独ソ不可侵条約締結が結ばれアメリカ共産党が人気を失ったのを契機に独立し、トロッキズム世界革命を掲げるネオコンも輩出してきたニューヨーク知識人の代表格。
1940年代中心に社会進化論を悪魔視し白人ホワイトカラーを称揚する進歩主義史観を展開し「米国黄金の1950年代」を支える重要な歴史観を供給した代表的イデオローグとなる。
ヒッピー運動や黒人公民権運動が台頭してきた1960年代にそれまで自らが言い広めてきた歴史観の破綻を痛感し「アメリカの反知性主義(1963年)」を発表。「アメリカのインテリ/ブルジョワ/政治的エリート階層はまずその歴史観を再建しなければならない」と提言し、自らそれに着手するもまとめ切れないまま死去。以降、同種の試みが追随する事はなかった。
こうしてアメリカは「歴史観なき時代」に突入…
前回の大統領選当時、アメリカ中の街がそれこそリベラル側のBLMの暴動の嵐で凄いことになってたし。むしろその空気見てたらそんな素直に「トランプが負けたから安全になる!」でもなかったと思うが。分からんけどそれ「選挙に伴う狂騒が消えて安心して外に出られる」だったんでは????とかも。。。 https://t.co/BAFd6TLigb
— 魚か (@naakass) November 6, 2024
リベラル側のトランプ大統領勝利を意地でも認めない空気に付け込む形で、BLM運動を暴動や略奪に発展させてきたストリートギャングもどきが起こしたのが「シカゴFacebook拷問実況事件(2017年)」だったんですね。これ絶対、揉み消しちゃいけない事件だった…https://t.co/5a6j4qh9WU
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
なるほど。。やはりこういうのが積み上がって今に至るわけですね。。。色々とまあ。。。しかし日本も徐々に類似の案件が目立ちつつありますし、まあ注意しないとですね。。
— 魚か (@naakass) November 6, 2024
この件ではマスコミ、リベラル系黒人団体やBlack establish(アメリカ黒人全体の1/4を占める中産階層)が事件を迅速に解決したシカゴ警察の黒人署長を絶賛し「身内に恥をよくすすいでくれた」「こんな愚行、我々黒人も認めない」といった声明を出したのまでまとめて全面封殺しやがったんですよ。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
で、結局これ。 https://t.co/UwVPAPpBUw
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
こんな感じでWhite Trashを嘲笑いながら、黒人問題では民主党の票田たるPoor Blackに配慮して(識字率の高い)Black establishmentを「お前らは黒人の裏切り者」呼ばわりしてたら、そりゃね… https://t.co/ywr7Fvmlin
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
日本人は割とこれでそこ「正体」に気付いた感もあったりして。 https://t.co/29Wviindef
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 6, 2024
いかなる政治スタンスであっても「同盟国に向かって上から目線で内政干渉を繰り返す大使を選出して居座らせる」はアウトだろ。 https://t.co/2KP5jU5Mj2
— Count K.Kawazoe (@_____zoe_____) November 6, 2024
戦前日本最大級のマルクス主義理論家だった戸坂潤(1900年~1945年)が「まず真っ先に自由主義が絶対王政化して滅び、ファシズムと共産主義の全面対決となる」と預言した最終戦争史観を彷彿とさせますね。
戸坂潤の『日本イデオロギー』英訳刊行とのこと。"Jun was the most important Marxist…"というのが、どこのジュンやねん、となんかおかしい。
— spartacus (@accentdeverite) September 9, 2024
日本ではあまり注目されないけど、欧米ではそれなりに日本の左翼運動史の研究が出てきているので、若い人はやってみるといいかもよ。 https://t.co/FEyB2eEuvS
時はまさに暗黒の1940年代?
この辺り、海外ではシュテファン・ツヴァイクが1942年に遺作「チェス奇譚」を残して自殺した経緯を題材に「当時がどれほど絶望的な状況だったか」きっちりやる様ですね。 https://t.co/nSEEk7hnEx
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 22, 2024
出発点はあくまで戦前日本最大のマルクス主義理論家戸坂潤が言い残した様な「まず最初に自由主義が死に、共産主義陣営とファシスト陣営の最終決戦となる」といった恐るべきラグナロク的預言たるべき。実際、ナチスに政権移譲した段階でのワイマール政権=大統領内閣は…https://t.co/1fGorINZ99
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 22, 2024
ナチスドイツに併合される前夜のオーストラリア(シュテファン・ツヴァイクの故郷)で最後まで抵抗したのもオーストロファシズム政権、一方ロマン-・ロランら文化人は「もはや欧州を救えるのはスターリンのみ」と喧伝。まぁここにリオのカーニバルと日本軍のフィリピン攻略が止めるを刺す訳ですが…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 22, 2024
この絶望的景色、まさしく戸坂潤が預言した通りの地獄絵図が顕現したにも関わらず何故か戦後左翼に全然継承されなかったという。反スタとか言い出した新左翼運動家もどこまで理解してたやら…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) October 22, 2024
もはや「それまで平和だった欧州に突如ナチスとその狂信者が現れた」みたいな浅薄な歴史観を継承したままでは、現代社会が解釈不可能な時代に入ったとも。
ベル・フックスらのブラック・フェミニズムが導入した多変数解析の概念の破綻?
我々日本人の感覚からすると「アメリカが偉大だった時代」を西側のリーダーとしてバリバリやってた冷戦期とかだとつい想定してしまうんだが、当のアメリカ人からすると冷戦期ってベトナムで戦争には負けるし経済で日本には負けるしとかなり散々な時代で、それよりは北米大陸に引きこもってバリバリ経済…
— 小山(狂) (@akihiro_koyama) November 6, 2024
アフガニスタンで戦争に負け、経済で中国に負けかけ…という現在のアメリカはまんま冷戦期のリフレインなので、その流れから脱却して「アメリカが偉大だった」より前の時代(狂乱の1920sや1880s頃のゴールデンエイジ)に戻ろう…というのがトランプに投票してる人たちの心象風景なんちゃうかな。
— 小山(狂) (@akihiro_koyama) November 6, 2024
もちろん非アメリカ人の目から見れば「アメリカが偉大に」なったのは英国の地位が相対的に落ちていったWWII以降なんですけどね。でもアメリカ人ってアメリカ以外からアメリカがどう思われてるかとかマジで気にしないじゃないですか。
— 小山(狂) (@akihiro_koyama) November 6, 2024
イタリア人なんかもローマ帝国の再興とか言ってましたしね。
— 不動産仙人 (@fgunshi) November 6, 2024
1950年代でしょ 普通に
— hclaq (@hclaq_) November 6, 2024
この話がここに…
あえて(トランスジェンダーを肯定する)リベラル・フェミニズムと(トランスジェンダーを否定する)ラディカル・フェミニズム双方から切り捨てられた「専業主婦もバリキャリ家事育児夫婦分担妻も尊い」と主張する第三世代フェミニスト残党の立場から言わせてもらうと「どうしてさらなる先を目指した?」 https://t.co/GVBzrRmTrL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 4, 2024
と思ったら、米国ではコロナ禍以降「専業主婦」概念がイデオロギー化してた事を知りました。そうじゃないんだ、そうじゃないんだよ…https://t.co/CH3ALVwHlr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 4, 2024
それにつけても、よりによってペイリオコンとはねぇ…https://t.co/DLZBwQDg9w
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) November 4, 2024
実はこの部分が一番愕然となってる箇所だったりして。なにしろ2010年代までの1950年代イメージときたら…
Game「Falloutシリーズ(1997年~2018年)」が散々その偽善性を暴き立てた時代。
「シェイプ・オブ・ウォーター()2017年」「モナリザ・スマイル(2003年)」「ビッグ・アイズ
(2014年)」といった映画が当時の米国人中産階層以上の専業主婦が置かれていた惨状を暴き立てた時代。
ああ、ある意味これは、ベル・フックスらブラック・フェミニズム(男女差別は単体では解決不可能で、貧富格差問題や、人種問題なども視野に入れなければならないと言う考え方)が始めた「多変数解析概念導入による価値判断体系の近代化」路線が頓挫したという事を意味するのかもしれません。
こういう話が矮小化されて今はこう…
こういう本人の問題による失敗をガラスの天井だの崖だの言ってあたかも「女性だから男社会に差別されて失敗した」みたいに責任転嫁するからフェミニズムは駄目なんですよ。 https://t.co/MhOPizU1tU pic.twitter.com/pBexJV1zNc
— ゆきと (@6yhsdsiswmcd) November 6, 2024
まさに経済人類学者カール・ポランニーが預言した通りじゃありませんか。「保守派の思想的足跡の支離滅裂さを笑うな。彼らにとっては「生き延びる為の現状への最適化」こそが最優先課題なので、どんな無茶苦茶な方向転換も恐れず遂行する。翻って我々革新派はそれが出来ないばっかりに時代の遺物となりやすい…」。
取り急ぎメモがてら。そんな感じ以下続報…