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【第三世代フェミニストの弾薬庫】戦時下の女性はどう振る舞ってきたか」問題について。
2010年代tumbrでは「男は戦争を始める。女は戦争を終わらせる」なんて標語が流行しましたが、現実はかくの通り…
東洋水産の話とは外れた所の話題だけど、戦時中の日本に言論統制に加担した国防婦人会の様な団体があったんだから、ナチスの婦人誌でもノリノリで言論弾圧に加担してた女性も相当数居ただろうなってのは想像がつく。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 20, 2025
どのくらい居たかは深く掘り下げないと分からないけど、居ない事はないだろう。
ファシズムって、民主国での始まり方は民衆の支持で始まるし皆明るい未来を信じるし、その維持も独裁政権とそれを称揚する国民の両輪で成り立つ物で、弾圧されていくマイノリティを裁いて、我に正義ありと呑気にしてる層が絶対居るのよ。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 20, 2025
善良な多くの人が自分の足元を自分で崩してる事に気付かない。
単に政府が悪かったで済ませられる話じゃない。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 20, 2025
自分の人生に関わりのない人を、安全圏から威力によって排除していいとジャッジして断罪するって、気持ちが良い物だから、それに飲まれる人も多いだろう。
近代国家が私刑を禁じる理由でもある。
日本や海外のの斬首刑も一種の娯楽と化してた時がある。
その差別や排除に賛同した人に性差もほぼないと思うよ。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 20, 2025
不寛容な人が寛容な人をどんどん排除していって、気付いた時には自分を救う人は誰も居なかったというのが有名なニーメラーの警句。
不寛容は寛容を拡大する事は無いから、正義側に居られる人間は減って行くのみ。
戦時中だって非国民の様な差別語で排除された人間は居るし、ネット炎上における、クレーマーの要求の拡大と共に、反論者に対する、ネトウヨやミソジニーやアンフェ、チー牛の様な差別語、レッテル貼りの言葉が増えていくのを見れば、これら戦時中の多くの国々で起こった事を連想せざるを得ない。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 20, 2025
そして…
wikipediaの「ナチスと女性政策」、ぜんぶ日本語の文献なのか。https://t.co/9Ygk0q2kUF
— 𝕳𝖎𝖗𝖔𝖐𝖔 𝖄𝖆𝖞𝖆𝖓𝖊⚡️雑談用 (@chat_le_fou) February 20, 2025
「政党にあれほど多くの女性が殺到したことは、ドイツ史上一度だになかった」「ヒトラー自身は『結婚すれば多くの婦人票を失うことになる』という考えの下で結婚せず」
— 𝕳𝖎𝖗𝖔𝖐𝖔 𝖄𝖆𝖞𝖆𝖓𝖊⚡️雑談用 (@chat_le_fou) February 20, 2025
思ったよりひでえや!
ここに乱入。
この辺りの「戦時下の女性」問題で思い出すのがマーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ(1936年)」の禁書問題。表面上は「黒人差別」が理由に挙げられていましたが、実は異説があって… https://t.co/8y7dTWYyKR
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
というか、異説どころか読んだ人ならみんな知ってる通りアレ「南北戦争下、南軍側の御婦人方がウキウキで戦争協力」「敗戦後、そのノリからシームレスにKKK結成」と恐るべき物語なんですね。このシームレス性こそが一番恐ろしいという… https://t.co/gJ156DpERu
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
逆をいえば「風と共に去りぬ」、「この世界の片隅に」同様に当時を生きた人間の感情をそのまま妙な偏見で歪めることなく書き記した事で「表現の自由の金字塔」となった側面も。この作品を直視する事は「自分の信じる正義は本当に別物か?」問う事で、それが出来なかった米国リベラルは…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
「黒人差別描写がある」という理由でこの本を禁書にする事しか出来なかったのでは?という話…https://t.co/uXl70IpsnH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
物語文法的には、そうやって一つの時代を描き切っただけでは作品が成立せず、「何があってもマイペース」すずさんや「猪突猛進型エゴイスト」スカーレット・オハラさんや「海峡封鎖を破っても女性下着や贅沢品しか運んでこない」レッド・バトラーみたいな「不動の観測原点」を必要とした辺りが重要?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
「海峡封鎖を破っても女性下着や贅沢品しか運んでこない」…これ映画だとサラッと一言触れるだけですが「戦場後方の空気は完全に女性が支配してる」のを読んでの売り込み作戦なのがリアルという…https://t.co/fOG5DPvfsC
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
「(外れ値ゆえの)不動の観測原点性」…マーガレット・ミッチェルが当初「風と共に去りぬ」をメラニーを主人公に書き始めたけど、どうしても筆が乗らず主人公をそれまでコミックリリーフ的存在だったスカーレットに切り替えて今の形になったのは有名な話。そう、メラニーは「中の人」過ぎたという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) February 20, 2025
さらにはこういう話も。
戦時中の日本やドイツや、南北戦争のアメリカの話を聞いて、もしかして婦人運動の顔をしながら言論統制や家父長主義を推し進め、男尊女卑を保とうとした女性集団というのが当たり前に存在するのではないかという仮説が頭の中にある。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
江戸時代の農村は性のイニシアチブは女性の方が持ってたし、江戸は出稼ぎで男女比8:2の偏りがあった為に婚姻の決定権も女性側にあった。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
刀自の様な女性権力者も居て、欧州のサリカ法典の影響も無く女性に財産権もあったので、家父長主義は、家婦長主義と言い換えてもいい程女性が権力を持ってた。
これ日本は女性が霊力が高いと畏怖された邪馬台国の名残だと思ってたんだけど、ナチスのヒトラーが女性人気が高くナチスの婦人誌があったり、風と共に去りぬで描かれた戦争に加担する女性たちの話を聞くと、男尊女卑や言論統制に加担した方が得と判断した女性も昔から相当数居たのではないかと思う。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
フェミニズムで語られる「男性社会」という概念。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
これは保守思想の女性にとってはとても都合が良くて、あらゆる形で保護されて暴利を貪っても、他人の権利を侵害しても責任追及される事はなく、その責は全て男性に押し付ければ済む、という考え方が昔からずっとあったんじゃなかろうか。
だとすると、基本的人権の平等性や、市場原理のルールで、男性と同じ土俵で戦う女性を煩わしく感じる人間が居てもおかしくはない。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
個人自由主義の中でも実力主義で成り上がれる女性の存在は、保守思想のパターナリズムを推し進める女性にとっては、同じ土俵で勝てないしとてつもなく都合が悪い。
性犯罪に合った女性が死刑になる敬虔なイスラム教圏でアンケートを取ると、過半数の女性がそれを当たり前だと回答するそうで、それを聞いた当時は全く理解不能だったんだけど、そういう補助線があると、今なら逸脱した女性を黙らせるには都合のいい制度なのかもしれないという視点が浮かぶ。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
女性の人権を削った方が得をする特権階級の女性は確実に存在するだろう。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
今までなぜ社会進出を邪魔する女性ではなく、社会進出した女性を苛烈に女性の権利を謳う人間が責めるのか分からず、リベラルフェミニズム視点で権利が多い方が良いに決まってると思い込んでいたので、逆の視点を持てずにいた。
そういう物は善良な弱者である女性の顔をしている事が多い。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
フェミニズムの多くは宗教や父権主義と対立してきてミサンドリー思想を内包している事が多いけど、ラディカルフェミニズムに関しては、ミソジニーをも強く内包しているのではないか。
時代が進んでも人類は変わってないのではないか。
私はミサンドリストだと公言しながらフェミニストも名乗ってるけど、対立相手に共通ではないかと言っても、私はミサンドリストじゃない一緒にしないで、と怒りを露わにされる事も多かった。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
女性の権利向上を謳う側は、極度に自分が悪者のポジションになる事を恐れているし、誤りを決して認めない。
ああいう人達は同じ土俵に立って戦いたいのではない。安全圏に立ってルール外から他人を裁定して殴りたいのではないか。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
真面目に戦う女性は意見を完全に消されていない事にされ、その責は全て男性に押し付ける。
無条件でそれを褒めそやす男性も居る。
そんばメソッドがあるんだろう事は想像が付く。
フェミニストとして私はこの方向で物を考えた事が無かった。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
フェミニスト同士の対立はセックス戦争としてこれまでもあったけど、ネットではフェミニスト対フェミニストの構図を抹消したがる人間が居るのだから、第1波~第3波までのリベラルフェミニズムの知識だけでは全然足りない気がしてる。
そして…
パターナリズムの歴史なんて調べた事もなく、大きな知識量の不足を感じるので、この話はここまで。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
ツイッターフェミニストは、ミサンドリストではなくミソジニストという指摘は多く人が発信してきたし、見てきたのだけど、私の中ではきちんと認識出来てなかったので、今までこの様に言語化出来なかった。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
多分辿り着いた結論は同じだと思う。https://t.co/U9dEsAra1U
禁欲主義や道徳保守で軍国主義を礼賛した矯風会や、相互監視で言論統制に加担した国防婦人会の様な団体は、現代の民主主義における自由権の拡大を目指す時に、警戒しなければならない分かりやすい物と認識してたけど、どうやら世界的に珍しくないならその認識だけでは足らんぞって意識になってる。
— ymils(イム)⚡ (@ymils_y) February 21, 2025
そんな感じで以下続報…