![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144842730/rectangle_large_type_2_cf54a07cf6be405cd90641e907e1c836.jpeg?width=1200)
【第三世代フェミニストの弾薬庫】「重さは気持ちがいい」「包めばひとつ」?
以下の記事で言及した「皮膚で連続する人体領域の三重性」問題、「三重」じゃ済まない方に広がるやも?
大規模言語モデル(LLM=Large Language Model)「ワタシ、パラメーター数(?)が$${10^{28}}$$オーダーを超えてからが本番なので、無問題」
かかる爆発的情報量を収納する為にブラックホール理論の援用が始まっていると聞いた時は仰け反った。「自然は物理学と数学の教師」というが、知らないうちにそんな領域まで…
むしろ問題は人間側にあって、例えば最近も画像生成AI絡みで「どうやら著名な画像生成AIモデルは、最新ファッションも一通り学習してる様だが、呼び出し方が分からず(どうやらプロンプトで「最新ファッションの服」とか指定しても出てこない模様)需要と無関係にランダムに出現するのみ」みたいな現象を確認したばかり。多分、こうした次元の話は現時点では「人間がその方面の知識を(呼び出し方も含め)実用レベルの解析を済ませた上で、教師あり学習によってちゃんとした重み付けを超越的に与える」みたいな方法を用いないと解決しない様な気がしています。
「圧力」なる第四要素
上掲モデルは、まだ「皮膚で連続する人体領域の多重性」がどうやって「内臓感覚(呼吸が荒くなったり、心臓がドキドキしたり、食欲が満たされる感じ)」と結びつけられるかについてまで言及できてません。
ここでさらに話をややこしくするのが「4億の検索ワーズ、数十万の官能小説、4万のアダルトサイトからのデータマイニング結果」を情報源に二人の認知神経科学者が男と女とゲイの「知られざる欲望」を解明したとされる「性欲の科学(2012年)」における結論。なんと(男性と異なり)脳の意識的な興奮と、体の無意識な(あるいは半無意識な)興奮は必ずしも一致するとは限らず、どうやらその連携内容自体がある種の学習によって形成される様なのです。
こういう話を2010年代Tumbrに陣取っていた第三世代フェミニストの姉様達はポジティブに捉え「自分の性壁を自分の思い通りにデザインしよう!!」と気炎を上げていた訳です。そこで話題になったのが「意中の人に耳の裏側に吐息を掛けられてゾクっとする気持ちに男も女もあるか」「乳首の感度だって男と女でそんなに大差ある訳でもない」「そもそもおっぱいを揉まれるより脇腹を撫でられた方が効くし、それは男も同じ」なる観点。
ここでおもむろに「皮膚感覚と内臓感覚を結びつける鍵」として浮上してくるのが「圧力」なる第四の因子。
拒食症の患者に着圧スーツを着せたら症状が緩和した、という論文を知り(Grunwald & Weiss, 2005)、アツい 自閉症や不安障害の治療にも圧力服が使用されることがあるし
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 18, 2024
世界との関係の取り方あるいは自己存在/認識を、「圧」に基づく身体感覚によって調整する、みたいな感じなのかも?という直感
1週間ボンデージスーツ生活とかしてみたいな…絶対いい気がする…
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 18, 2024
アスリートも身体を加圧するコンプレッションウエア着てトレーニングしてたりするし、フィジカルにもメンタルにも絶対いいよ 圧
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 18, 2024
重い布団とかもいい
水の中に潜るのもいい
圧 求めたい
圧がないと 自分の境界なんて簡単に解けちゃうもんな
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 18, 2024
関係あるか分からないけど、布団の重さで不安感が変わるって研究があるらしいので、その仮説はあながち間違いではないかもしれないhttps://t.co/ty57SsUDLg
— 熊谷ひろたか (@kumahiro1011) June 18, 2024
まじでそれす...
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 18, 2024
俺ちょっと前から重いブランケット買ってつかってるんですけど、サイコーです 安眠
まじで分かる
— 熊谷ひろたか (@kumahiro1011) June 18, 2024
昔この研究知ったのも、自分が重いのじゃないと寝れないのがきっかけだったわ....
身体感覚の発達の過程で、神経系による身体制御が外部要因により遮断されることで外界の刺激を感知するという考え方があるそうです(ケイザーの行為の造形と感受性の拡張)。
— みい (@xazV5NXAFYOqyEx) June 19, 2024
圧が神経系あるいは血管系への機械的刺激をもたらし生体応答を引き起こすのかもと思いました。
(的外れでしたらご容赦ください)
なるほどおおお.....!ありがとうございます。めちゃくちゃ興味深いです。
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 19, 2024
ケイザーの論ってどこか参照できるものあったりしますか...?ネットをたたけど見当たらず。
おお、ご返信ありがとうございます!
— みい (@xazV5NXAFYOqyEx) June 19, 2024
ケイザーの考え方はピーター・ゴドフリー=スミス『メタゾアの心身問題』という本に出て来ました。
Fred Keizerというオランダの哲学者だそうです。
ありがとうございます...!調べてみました、タコの心身問題のひとの著作ですね、はじめて知りました。
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 19, 2024
早速Amazonで注文しました、読んでみます!
そうです!同じ作者が頭足類からもっと幅広い生物の心と体の進化について書いたのが『メタゾアの心身問題』です☺️
— みい (@xazV5NXAFYOqyEx) June 19, 2024
中学生の時に現文で、冷たいシャワーが心地いいのは、自分の境界を認識して存在がクッキリするから。って文を読んでなるほど
— 料理研究🧪 (@NxohuY012z76490) June 19, 2024
って思いました。近しい感覚の気がします。
その例文、たまに検索して探しますが出てきません、、、
ちくま文庫のちぐはぐな身体だと思います!
— ナ (@nnn112332) June 19, 2024
鷲田清一さんでしたか!!ありがとうございます!読んでみます。https://t.co/86fSBapIla
— 今宿未悠 ° mew imashuku (@minimew_) June 19, 2024
C触覚繊維刺激があることで人と触れ合った時と同じ反応があるのでは👀!
— 出禁のいさお #btc (@coin_order) June 19, 2024
人とハグしたりスキンシップしたり、ペットも触られることで親近感得たりしているそれですよね… pic.twitter.com/skFoLEBB57
強過ぎたりすると嫌悪感につながりアドレナリン等に繋がってしまうからいけませんね
— 出禁のいさお #btc (@coin_order) June 19, 2024
全身タイツが性癖の人も着ぐるみに入りたい人もコスプレが好きな人も皮一枚wearすることで本心?本質を守る鎧?本当の自分を表現できるみたいなものを獲得できると言うことなのかしら
ADHDの子供に着せると落ち着く「砂のベスト」とかは圧そのものだと思う。
— 西川公平@CBTセンター (@gestaltgeseltz) June 20, 2024
あとは、一部の女性たちがハマる「矯正下着」とか?
ヒロアカのトゥワイスかな? pic.twitter.com/xTOLPHQZmd
— 恋愛コンサルタント赤司 (@HilfeSeele) June 19, 2024
こんな話も…
さっき『ハグをされると じぶんのかたちが よく わかる〜』て7歳児がいってたの、よくよく考えたらめちゃくちゃ哲学的でびっくりした
— てゆんた (@teyunta1123) June 22, 2024
そのあとくもんプリントやりながら『からだに じゅえきぬったら カブトムシ よってくるかな〜』ていってた
— てゆんた (@teyunta1123) June 22, 2024
最近流れてくる締め付けられると自分を保てるみたいな話で既に哲学者みたいですね!
— 柳本純一郎 (やなじゅん) Junichiro Yanagimoto (@JY_hrd_market) June 22, 2024
自分との境界線は普段曖昧ですよね
— ちぐさ (@6cjWltjEXY86486) June 22, 2024
「圧がないと自分の境界なんて簡単に解けちゃうもんな」という発言が何か心に刺さりました。この界隈を漁ると、これまで見逃してたファクターが何か見つかりそうです。私自身が思い出したのはこの話。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847614/picture_pc_810907826383fdba765f28bb1120ff47.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847617/picture_pc_a2297f2c9cafcfc41eae48c3f46ab6f2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847619/picture_pc_901e28c679ba6f4665cfb9651cd5a338.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847621/picture_pc_56ada12cdb196e745e1077ff8c06a453.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847615/picture_pc_d5e9cf21695713140fac5ef8452791d5.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847618/picture_pc_ae1cfe29670c80c5cb59e4ffe331ac1b.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847616/picture_pc_c1e1346bd0ed93418840c463f1eb5c38.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144847620/picture_pc_ccc3ff37d5c44b33e8f61d889a215320.png?width=1200)
半世紀前の漫画ですが(連載時期1983年~1985年)、男女の機微じ関わる描写はまだ全然古びていない気がしています(さすがにニャンニャンは死語)。こうして女性心理が読める男性が頭一つ抜けていくのがこの世の理?
若い頃「交尾ごっこ」で遊んでいたイルカほど将来リア充になる!https://t.co/D51DcX3new
— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) June 20, 2024
イルカは若い頃オス同士で交尾ごっこしているほど将来メスを誘う際、仲間にサポートしてもらいやすく、交尾の成功率も高くなっていました。遊び人ほど将来女性と上手くいくのは人間と共通のようです pic.twitter.com/fVPQCF3IYo
そういう話擬人化して漫画書いてるから読んで〜!!交尾ごっこもしてる〜! https://t.co/FJF2rnw8D7 pic.twitter.com/ao3jI91Lgj
— 璞つぶこ/まめぶ (@mamebu2015) June 20, 2024
オス同士で交尾ごっこしているほど将来メスを誘う際、交尾の性交率が上がるってうせやろ・・・・・・?血脈を絶つのんとちがうんか・・・・・・? pic.twitter.com/EPDyjtPz33
— 田丸浩史 (@hiroshiofsteel) June 20, 2024
2010年代にはこういう「ハグが日常化した」優しい漫画も…
![](https://assets.st-note.com/img/1719619439216-AjRe8uB8iR.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719619488500-hEejVGnhIf.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719619526011-n4SyqxDBan.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719619568661-ONGswhhSO4.png?width=1200)
そんな感じで以下続報…