有馬記念出走全頭 近走分析

みなさんこんばんやよ🌸

桜宮やよいです!✨

ついに!今週は1年のしめくくり・有馬記念ですね!🥰🥰
4月に競馬を始めた私としては、去年まで「なんかみんな盛り上がってるけどよくわからない」存在だった有馬記念がここまで楽しみな存在になるとは…😳

予想も気合を入れてやっていきたく、2週間ぶりの全頭分析を書きました🌸

今回も、前2回の全頭分析以上にとっっってもながーーい記事になってしまったので、引き続き気になる子のところだけでも見ていただければと思います笑

今回も枠順が出る前の個人的な狙いたい度も書いているので、参考まで🏃‍♂️

狙いたい度A 本命候補
狙いたい度B 対抗候補
狙いたい度C 無印予定

クロノジェネシス

狙いたい度B

(宝塚記念)内枠のユニコーンライオン、レイパパレはハナを争わず、意外とすんなりユニコーン-レイパパレの隊列が決まりました。クロノジェネシスは3番手当たりを追走。前の争いが激化せず収まったため、GⅠとしてはゆったりとしたペースで展開していきました。

小回りコースらしく最後は4Fのロングスパート戦で、直線でユニコーンライオン、レイパパレを共に差し切って見事1着となりました。

ペース的には前が有利の展開ではありましたが、同じく先行したキセキ、カレンブーケドールらとの着差は大きく、ここでは1頭物が違っていましたね。

長くいい脚を使えるタイプなので、小回りコースでのロンスパ戦になればやはり強いです。順当に前評判通りのレースをして順当に勝ち切ったレースと言えるでしょう。

展開やトラックバイアスに逆らった勝ちでないことは注意でしょうか?このレースで無理やりケチをつけるならば、程度ですが…。

小回りコースにおいては、欠点らしい欠点はあまり見当たりません。

(有馬記念)バビットが主張して単独先頭。スタートからいき足はそこそこで、中団から後方あたりにポジションをとりました。

前の争いが起こらなかったぶん前半のペースはゆったりとしていましたが、1000m標識付近でクロノジェネシスが動いて行ったあたりでペースが上がり、タフなロングスパート戦になりました。

前半緩いペースで行った分足は溜めれており、早めに動いたにも関わらず最後まで止まらずよく伸びきりました。

やはり目を見張るのはそのロングスパート能力で、小回りコースでの持続力勝負であれば、崩れる場面は想像しづらいですね。

エフフォーリア

狙いたい度 B〜C

(天皇賞秋)グランアレグリア、コントレイルと並んで抜けた人気となった3強レース。

カイザーミノルがテンの速さで押し出される形になってハナへ。番手のトーセンスーリヤも争わず着いていき、ペースは緩めに。緩いペースを察してグランアレグリアは上がっていきましたが、エフフォーリアは先団のポジションをキープして追走しました。

直線の入口では前からグランアレグリア-エフフォーリア-コントレイルという並びに。ダービーで早め抜け出しから目標にされてしまった経験からか、ゆっくりと追い出しは待ちました。鞭を打ってからは圧巻の伸びで、グランアレグリアをすんなり交わし、後ろからくるコントレイルには差を詰めさせませんでした。

コントレイルとの差は直線入口でのポジション取りの差でもありますが、それでもコントレイル得意の東京競馬場で着差をつけての勝ち切りは、かなりの高パフォーマンスだったでしょう。

この子の長所である、安定した先行力と、前に馬を置いても引っかからない素直さ、そして追いだしてからの瞬発力と、良い所が存分に発揮されたレースだったと思います。

しかしながら、この東京2000mにフィットしたハイパフォーマンスを見せられると、中山2500mへの適性はどうだろうか…という気持ちになるのも事実ではあります。特に4Fを超える持続力勝負になったときにどういう競馬を見せるのかは注意しておきたいですね。

(東京優駿)単勝1.7倍の圧倒的一番人気に支持されたこのレース。ダービーという特別な舞台ということもあり、人馬ともに大きな重圧のかかるレースになりました。

バスラットレオンが大外から主張していってハナ。そこにタイトルホルダーが番手で続き、前の争いはすんなり収まりました。前半のペースとしては、4F目に13.0秒が記録されるほど緩んだペースに。この緩んだペースを察して、3角あたりからルメール騎手のサトノレイナスをはじめ各馬がペースアップしポジションを上げていきます。

エフフォーリア自身は1枠1番を引いたこともあり終始内ラチ沿いで溜める競馬に。3角以降のペースアップにも付き合わずラチ沿いでペースを維持し、相対的にポジションは中団後ろくらいまで下がっていきました。

直線を向いてからは上手く前に進路が開け追い出しを開始。ここが勝負のターニングポイントで、追い出しが速かった分だけ結果的に最後が甘くなり、エフフォーリアを目標に飛んできたシャフリヤールに鼻差で差されてしまいました。

人気を背負った、王道の競馬をした故の悔しい敗戦であり、能力を疑うものでは全くありませんが、この一戦で見えたのはエフフォーリアの瞬発力優位の脚質です。追ってからの反応が良く瞬発力に優れる分、その持続力はなかなか持たないのでしょう。

ラップとしても後半ラップ自体は5F 11.7 11.4 11.5 10.8 11.6と持続ラップ質ですが、前述の通り流れが速くなったところでエフフォーリア自身はペースを上げずにじっと溜めているので、長く脚を使ったわけではありません。

このあたりの脚質が、中山2500mのロンスパ戦にマッチするのかどうか…、というのが今回の有馬記念の大きなスポットになりそうな気がします。

(皐月賞)ワールドリバイバル、タイトルホルダーが先行争い。1コーナーに差し掛かるあたりでワールドリバイバルがハナを取り切って引っ張ります。

エフフォーリアは内ラチ沿いの好位につけ追走。4角前あたりからポジションを押し上げていったアサマノイタズラに反応してペースアップしたダノンザキッドを見ながら、エフフォーリアはあくまで内ラチ沿いを自己ペースでキープ。ペースを上げながら外を回していった他馬が外に膨れる中、奇麗なコーナリングで内をロスなく立ち回り、直線では素晴らしい瞬発力で弾けました。

スタートの上手さと操縦性の高さ、追ってからの反応の良さが光った横綱相撲のレースであり、大きく崩れないレース運びができるタイプに映りました。

タイトルホルダー

狙いたい度C

(菊花賞)ここまでのレースとは一転して、内のワールドリバイバルを制して積極的にハナへ。序盤のペースは早く、後方を大きく引き離しての大逃げとなりました。

ハナに立ってからの横山武騎手のペースコントロールは見事の一言で、8-9F目のラップがなんと14.3-13.1。逃げ馬にここまで緩いペースで息を入れられてしまうと、後方の馬はなかなか厳しいです。

タイトルホルダー自身はハナに立ったことでプレッシャーをかけられずリラックスして走ることが出来、最後の直線でも弾けて圧勝となりました。

阪神3000mという各馬未体験の長丁場で、せりかけられる馬がいなかった故の独り旅ではあったので、同型がいるかどうかは重要な要素になりそうです。

また、この逃げ切りは鞍上横山武騎手の完璧なペースコントロールあってのものでしたし、3回目の騎乗で特性を掴めていたこともプラス要因でした。テン乗りの横山和騎手になってどうか、というところはわからないところです。

(セントライト記念)内目の枠からハナを狙っていったノースブリッジを、大外から出して行ったワールドリバイバルが制してハナへ。さらに後方スタートとなったルペルカーリアが引っかかって上がっていってしまい、なかなか隊列が決まらない展開。その後も入れ替わり立ち替わり外から各馬被さってきて、タイトルホルダーにとっては厳しいレース展開になりました。

さらに、2着馬ソーヴァリアント・3着馬オーソクレースらが外から捲っていく展開の中、外を次々と蓋をされてしまい外に出すことは出来ず、直線でもルペルカーリア・グラティアスがなかなか垂れてこず、で全く進路がありませんでした。

前哨戦ということもあり、最後は追わずに13着。展開があまりにも向かなかった競馬で、この1戦は度外視でいいでしょう。

ただ一点、この子は外から被せられたり前に他馬がいたりすると頑張りすぎる(力んで走ってしまう)きらいがあるので、馬群よりはハナを取り切って競馬をした方がいいのかな、という印象です。

(東京優駿)レース展開はエフフォーリアの欄を参照。

バスラットレオンの番手に収める形で追走。外側の枠を引いたこともあり、スタートで脚を使わされる嫌な形に。前に馬を置いていると走りが固くなってしまうタイプで、番手に入ったことがよくない方に出てしまいました。

3角手前から続々と外から被せられペースが上がっていく展開も厳しく、最後は失速してしまいました。

また、先行して直線をしのぎ切りたいこの子にとっては東京の長い直線コースも苦手な部類。展開不利と苦手な競馬場でありながら、それでも6着と大崩れしなかったのは評価できる内容だったと思います。

ステラヴェローチェ

狙いたい度B

(菊花賞)レース展開はタイトルホルダーの欄を参照ください。

逃げ馬が逃げ切るレース展開で、後方から進めたこの馬には厳しかったです。

ただ、それ以上にこの菊花賞で響いたのは不良馬場での開催となった前走・神戸新聞杯でのダメージ。いつもそれなりにしっかり走る追い切りが明らかに本調子でなく、当日のパドックでも全く活気がありませんでした。

そんな状態でも上がり最速で追い込んできて3着と僅差の4着は、自力の高さのなせるところでしょう。

今回の有馬記念は、状態が本調子に戻っているかも焦点になりそうです。神戸新聞杯の疲れに加え、阪神3000mで上位争いをしていますので、それなりに疲労は残りそう。追い切りでの動きは要注意です。

(神戸新聞杯)前述の通り、大雨不良馬場での開催。ここは重馬場得意のバゴ産駒らしくパフォーマンスを上げ、見事勝ち切り。

不良馬場・少頭数・1人気のシャフリヤールがダメージを考慮し最後追っていなかったことなどを鑑みると今後に繋がる評価は難しいですが、道悪を苦にしないタイプであることは抑えておきたいですね。

(東京優駿)レース展開はエフフォーリアの項目を参照。

4角で各馬外外を回っていった煽りで、全馬の中で最も外を通さざるを得なくなりました。最内を通ったエフフォーリアとの進路差は歴然。それでもしっかり上がり最速タイの脚を使って追い込み3着。

「長くいい脚を使える」タイプですので、キレが求められる東京の瞬発力勝負よりも、小回りコースでのロングスパート戦の方が向いてきそうな印象です。

アカイイト

狙いたい度B

(エリザベス女王杯)シャムロックヒルが出ていってハナを主張し、さらに外からロザムールも上がっていって前の争いは激化。

流れたペースと内が荒れ気味の馬場状態が合わさり、先行馬総崩れのレースになりました。レイパパレ、アカイトリノムスメ、ウインマリリンら人気どころが揃って先行タイプの馬だったため、大波乱のレースとなりました。

アカイイトとしては展開利があった部分はありますが、1角から終始外外を回らせて距離ロスはかなり大きく、持ったるスタミナは相当なもの。

「前崩れ」で「上がりのかかる」タフなレースで力を発揮するタイプでしょう。今回の有馬記念でも、ペースが流れるなら浮上してきそうな1頭です。

(府中牝馬)スタートから行き足つかず最後方から。前半はゆったりとしたペースからの直線瞬発力勝負のレースとなりました。

番手でいったアンドラステが残る展開、上がり33秒代前半の決着と、この馬には向かなかった印象です。

瞬発力勝負、高速決着だとどうしても持ち味は生きてこなさそうです。

(垂水S)スズカロングが内枠からスタートよく飛び出してハナへ。他先行馬も強めに出してついて行きハイペースの競馬に。そんな中最後方をマイペースで追走し、前がバテてきた直線では大外からじわじわと伸びてきました。最後はサターンとの叩きあいを制して1着。

前が崩れ、上がりが35秒と得意の展開。自力で安定して勝ち切るイメージはな起きにくいですが、得意不得意がはっきりしている分狙い所はわかりやすそうですね。

ディープボンド

狙いたい度B

(天皇賞・春)逃げるディアスティマを外からジャコマルが競りかけていって前半のペースは早め。先行競馬をしたいディープボンドでしたが、内枠のシロニイ、カレンブーケドールにラチ沿いを抑えられ、外を回される形に。

結局終始3馬身分外を回される競馬に。3角付近から仕掛けていきポジションを押し上げ、直線ではディアスティマ、カレンブーケドールを交わして先頭に立ちますが、後ろから来たワールドプレミアに僅かに差されてしまいました。

3200mという長丁場で外外を回されたロスは大きく、他の掲示板内の馬番が①③②⑥と内を上手く立ち回った馬が占めたことを考えると、馬番⑫のこの馬は一番強い競馬をしていたかも知れません。

スタミナ勝負になればかなり強い競馬が出来そうで、今回もタフな持続力を求められる展開なら浮上してくる一頭かと思います。

(阪神大賞典)重馬場での阪神3000mというタフ条件になったレース。

ハナを切ったのはツーエムアロッソで、序盤は流れたペースになる中を3番手集団あたりで追走。中間はラップ13秒台まで緩みましたが、残り1000m辺りから再び加速し、12秒台前半を刻み続けてラスト1Fでペースが落ちるタフな持続力戦になりました。

重馬場でのこのタフなあがり6Fラップを刻めるのはかなりの能力で、持続力戦になればやはり浮上してきそうな1頭に見えますね。

アリストテレス

狙いたい度C

(ジャパンカップ)逃げが予想されたキセキが出遅れ、テンの速さでハナに押し出されてしまいました。先頭を走る形に慣れていなかったのか、1コーナー付近まではかなり引っかかっています。

その後は若干落ち着きペースは緩みましたが、向正面ではキセキの大まくり。これを無視する形で行かせましたが、直線では伸びきれず着外に沈んでしまいました。

レースラップ的には前半スローに落ち着き後半瞬発力勝負と、この馬の持ち味とは逆の展開になってしまいました。

おそらく鞍上の思い描いた形とは違うレースになってしまったと思いますし、小回りコースでの持続力勝負で巻き返したいところです。

(京都大賞典)内枠からベレヌスが主張していってハナへ。ダンビュライト、キセキが続いてアリストテレスは好位を追走。5F目からラスト2F目まで11秒台のラップが7F連続するタフな持続ラップになりました。

他の先行馬が脱落していく中、先行して最後まで伸びていったアリストテレスはかなり強い競馬をしたと言えます。ラスト1Fで甘くなった分最後は後ろから来たマカヒキにわずかにかわされてしまいましたが、内容は評価できます。

今回の有馬記念でもこの持続力を発揮できれば、上位争いがあってもおかしくないのかなという印象です。

(宝塚記念)展開はクロノジェネシスの項を参照ください。

先行集団を追走するも、見せ場がないまま終わってしまいました。同じ前走春天組のカレンブーケドールも勝負所で伸びがなく、3200m走った後1か月ちょっとで宝塚というローテはなかなか厳しかったでしょうか。

このレースは参考外としてもいいかなと思いますが、もう少し見せ場は作って欲しかったかなという印象です。

アサマノイタズラ

狙いたい度A

(菊花賞)前走セントライト記念のイメージそのまま、最後方からの直線一気を狙ったレース運び。タイトルホルダー・ワールドリバイバルなど前を主張しそうな馬が多く、ペースが流れることが想定されましたし、例年とは違って阪神3000mというタフコースで必ず前が止まるだろうというレース運びは間違っていなかったと思います。

ただ、結果としてはタイトルホルダーと横山武騎手の完璧なペースコントロールにしてやられ、後方待機の馬はほぼ出番がありませんでした。

ペースが遅くなってしまった場合に自分からレースを動かしていけるタイプではないので、どうしても前が崩れる展開の助けは必要になりそう。それでも直線では上がり最速の脚で追い込んできているので、展開が向きそうなレースでは引き続き狙っていける存在かと思います。

(セントライト記念)ルペルカーリア、グラティアスなど先行した人気馬が崩れ、1人気のタイトルホルダーも進路なく閉じ込められる中、差し優位の展開がハマっての1着と、一見するとラッキーパンチが刺さったようなレース内容です。

しかしながら、このレースではほぼ完ぺきなレース運びをして突き抜けかけたソーヴァリアントを差し切った点を評価すべきレースだったと思います。

ソーヴァリアントは激化する先行争いを見ながら、そこには付き合わずに自己ペースで追走。3コーナーから進出を開始し最後の直線ではよく伸びてきました。極端にソーヴァリアントに不利になるレース展開ではなく、「きちんと力を発揮できた」レースだったと思います。

そのソーヴァリアントは先日のチャレンジカップ(GⅢ)にて3馬身以上差をつけての圧勝。相当強い馬だと思いますし、この馬を差し切ったのは「展開が向いたから」だけでは片づけられないかなと。

それなりに前が止まる展開になれば、かなり面白い存在になるのでは、と今のところは考えています。

キセキ

狙いたい度C

(ジャパンカップ)出遅れ最後方→猛烈にポジション押し上げ→直線で失速と、ある意味で「キセキらしい」レースぶりになったかと思います。

ただ、着外とはいえ直線ではそれなりに粘っていたと思いますので、「出遅れさえなければ...」というレース。

年齢を重ねる事に持続力よりの競馬になってきていますので、「きちんと出て、先行または逃げの競馬が出来れば」というところ。

尤も、この馬に関しては本当に出てみるまでわからないといったところで、馬券的には難しいですね。。。

(京都大賞典)アリストテレスの欄で書いた通り、先行馬にとって厳しい持続質のラップ。3番手でいって3着まで残したのはいい内容だったと思います。

素直にゲートを出て先行競馬できればまだまだやれると言った内容ですね。

ただ、持続質のレースになった場合アリストテレスとは差があったことは覚えておきたいです。

(宝塚記念)ゲートを綺麗に出て王道の先行競馬に。ユニコーンライオン、レイパパレがともに残る前優位の展開だっただけに、3着までとは着差をつけられてしまったのは厳しいですね。。

GⅠレースにおいては展開の助けがあっても差があったのは、今回の有馬記念では厳しいところでしょうか...。

ウインキートス

狙いたい度C

(エリザベス女王杯)レース展開はアカイイトの項を参照。

スタートはあまり良くなく後方から、終始外を回されて直線でも弾けられませんでした。前が崩れる展開であったにもかかわらず、後ろからいって見せ場なしだったのは評価しづらいところです。

(オールカマー)ロザムールが強く主張して逃げ、人気のレイパパレ、ウインマリリンは控えて2番手。1枠でウインマリリンと並んだこともあり、すんなりウインマリリン→ウインキートスの並びで内ラチを確保出来ました。

隊列がすんなり決まったことでペースは上がらず前有利の展開に。内ラチ沿いをロスなく立ち回れた1枠のウインマリリン・ウインキートスのワンツー決着となりました。

内ラチ沿いをゆったり目のペースで運べれば決め手を使えますので、兎にも角にも枠順といった感じでしょうか。

(札幌記念)トーラスジェミニが主張して逃げ、ソダシが番手に。当馬は3番手を追走しました。4角付近でブラストワンピースが仕掛け、ソダシも応戦したことでペースアップ。結果として、ソダシ以外の先行馬が丸ごと止まる展開になりました。

マイラー質のワンペースレースであったことと、休み明けで+18kgと仕上がっていなかったことから、実力を出し切れなかったレースと考えていいでしょう。

ただ、本質的には長いところ向きでワンペースの競馬は合わないのかなという印象です。

パンサラッサ

(福島記念)他馬を制してハナへ立ち、ペースを緩めず大逃げの形に。前半3F33.6とハイペースな逃げになりました。

6,7F目で12.4-12.4と若干息は入れられ、最後まで捕まらず逃げ切りとなりました。

開催の浅い内有利の福島競馬場と、前を行く馬に有利な要素は多かったですし、同形と競った時にどうなるかですね。平坦2000mから急坂2500mへのコース替わりもプラスには働かなさそうですが...どうでしょうか。

(オクトーバー)内枠から先手を主張しハナへ。それなりに流れたペースを作り、引き離して逃げていきました。

直線の入口では5馬身ほどのリードでしたが、長い東京の直線コースも粘り切って1着となりました。

ポイントとしては、「他を引き離した逃げ」かつ「内が綺麗な馬場での内枠」で、この条件が揃うと今後も好走が期待できそうです。

(中山記念)バビットが先手を主張しハナへ。ウインイクシード、トーセンスーリヤらが番手を追走。パンサラッサ自身はあまり行き足つかず中団から。

外外を回される競馬になった点はありますが、見せ場はなく終わってしまいました。

後ろからいって味のある馬ではないので、ハナを取り切って気分よく走りきれるかどうかが鍵になりそうです。

ペルシアンナイト

狙いたい度B

(チャレンジカップ)ソーヴァリアント、マイネルフラップがハナを争いながら前で進行。結局マイネルフラップがハナを取り切る展開に。ペースはそこまで上がらずゆったりとした流れの中、ペルシアンナイトは後方を追走しました。

レースとしては3角付近から動き始める4Fのロングスパート戦になり、直線で鋭く抜け出したソーヴァリアントが圧勝しました。

(余談ですが、上がり4F11.7 11.6 10.8 11.6のラップはなかなかに強烈です。4F11秒台の持続力と10秒台が出せる瞬発力の両方が兼ね備えられ、ソーヴァリアントは本当に強い馬だと思います)

また、ペルシアンナイトもソーヴァリアントと同じ上がり33.9秒と優秀。着差こそ付けられましたが、位置取りの差の分もありますし、ここは勝ち馬が強かったです。ロングラン開催で痛み気味のコース状態もプラスに働いたでしょうか。

展開待ちになる面もありますが、上りの能力はまだまだ衰えておらず、前潰れのタフ戦になればするっと馬券内に来てもおかしくない一頭です。

(天皇賞秋)内が奇麗な馬場な上に前半緩めのペースで、ある程度前にいないと勝負にならないレースでしたが、4角通過順14位からよく追い込んできて7着。上がり33.1秒は全馬中2位(1位はコントレイルの33.0、3位はエフフォーリアの33.2)。

馬場、展開共に向かなかったレースとしては十分力は出せていると思いますので、7歳ですがまだまだやれそうなレース内容に感じました。

(札幌記念)ウインキートスの欄で書いた通り、前に行った馬がソダシ以外潰れるロングスパート戦で、中団あたりから徐々に伸び、最後の直線ではあわやラヴズオンリーユーに先着という所まで伸びました。

ハービンジャー産駒らしく札幌の洋芝が大得意で、前年の札幌記念でも2位と好走。「パワーのいるタフ馬場」かつ「前崩れの展開」が揃えば好走できるところを見せてくれました。

総じて、馬場か展開の助けはいるものの、有馬記念の舞台でも馬券内に来れる実力はありそうで、少し過小評価気味かなという印象です。今週の馬場状態によっては狙ってみたい一頭。

シャドウディーヴァ

狙いたい度C

(ジャパンカップ)レース前、横山典弘騎手が「秘策がある」と匂わせていましたが、取ったのはまさかの先行策。逃げるアリストテレスを番手で追走、内ラチ沿いを溜めながら進み、直線では内を突いてよく伸びました。

2000m以下の距離で強い競馬を見せていた子だったので、2400mのここでもこれだけやれるのは正直驚きでした。

しかしながら、最後の最後で伸び切れなかったのはやはり距離の壁か…という所は感じますので、距離延長よりも距離短縮、本来のマイル路線に戻ったタイミングで買いたい一頭かなと思います。

(府中牝馬)前半のスローペースに加え内がいい馬場状態で、逃げ・先行馬には絶好のレース。これを後方(4角14番手)の位置から差し切ったのは非常に強い内容でした。

直線の長い、瞬発力勝負の競馬で強い所を見せていますし、同じ条件であれば今後も軸に出来そうです。

ただし、やはり東京1800mの舞台でハイパフォーマンスを発揮した馬ですから中山2500mの舞台では若干狙いにくいかな…とも感じるところですね。

モズベッロ

狙いたい度C

(ジャパンカップ)後方追走のまま、見どころなく終わってしまいました。速い上がりが使える馬ではないので、東京の高速馬場で上がり33秒台の競馬は向かなかったかなという感じの印象です。

(天皇賞秋)ジャパンカップ同様ですね。高速馬場の速い上がり競馬には向いていないため、後方を追走したままになってしまいました。

(京都大賞典)ジャパンカップ・天皇賞秋の凡走とは違い、ここでも見せ場がなかったのはちょっと痛いです(時系列はこちらが先ですが)。

先行馬が潰れるタフな持続ラップ。上がり最速が35.6秒、馬券内最速だと35.9秒と、この馬の好走できる条件としてはそろっていたはずですが、結果は後方追走して見せ場なしに終わってしまいました。

この先好走できるレースのイメージがちょっと沸いてこないな…というのが直近3走での印象です。

メロディーレーン

狙いたい度C

今日も可愛い度SS

(古都S)逃げるタイセイモナーク、番手のサウンドバーニングを見ながら3番手当たりを追走。12秒台後半あたりのラップが淡々と続き、ラスト3角あたりから流れが加速。コーナーでじりじりとポジションを上げ、直線ではタイセイモナークを交わして1着となりました。

3勝クラスの馬ですが、菊花賞や天皇賞春を出走するなど格上相手で戦ってきた子ですので、自己条件に戻り得意の長距離コースでは物が違った形になりました。

今回再度GⅠの舞台へ大幅に相手強化となりますが、弟のタイトルホルダーとともに頑張って欲しい所です。

(宝塚記念)古馬GⅠレースには何回か出走経験がありますが、いずれも目立った戦績は残せず。ここでも後方集団を追走して見せ場がないまま終わってしまいました。宝塚記念時点で3勝クラスの条件馬ですので、格上相手には厳しい競馬になってしまいますね。

ユーキャンスマイル

狙いたい度C

(ジャパンカップ)上がりのかかるタフレースで、後方から最速の脚で突っ込んでくるタイプなので、スローの瞬発勝負となったここは適正外でした。距離ももっとあった方がよさそうです。

(天皇賞秋)ジャパンカップ同様です。阪神大賞典やダイヤモンドSの勝ち馬だけに、距離はもっと伸びないと持ち味は生きてこなさそう。

(札幌記念)マイラー質のスピード能力に優れた馬が活躍できるレースですので、ここも距離が足りなかったでしょう。

直近3走では距離が足りず持ち味が発揮できなかった形ですが、4走前の天皇賞春でも上位には来れなかったため、好走ストライクゾーンが若干わかりにくい一頭ですね…。

エブリワンブラック

フルゲート16頭、登録17頭のため除外対象です。


以上です!

超・長文になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました🥰

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土曜日辺りに印決定のnoteも上げますので、またそちらでお会いしましょう!✨✨

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