紋白蝶
「僕のとこからじゃないと、この虹は見えないよ」
って君は言うけど、そんなことはない
あの人の腕の中だって、虹は見えた
君はよく「一緒に」とか、「大切だから」とか、「君のためを想って」
という枕詞で私を縛る
目には見えない言葉の鎖で私の身体を縛りつける
最近うまく呼吸ができなくなってきた
少しずつ君を体内に取り込んでしまっているからかもしれない
今日もまた「どこにも行かないよ。」と言ってしまった
君の一番の味方でいたかった
私も
君が「大切で」、「一緒に」生きていきたくて、
でもそんな「君のためを想って」私は君の鎖から逃げ出した
私たちは同じ成功も正解も見つけられなかった
inspirared by 紋白蝶 feat.石原慎也(東京スカパラダイスオーケストラ)