モンテソッリー式のトイトレ①
以前、モンテソッリーの保育園に通い始め、モンテソッリー式のトイトレ本を保育園から借り、登園と同時に開始をしたら、約1週間ほどでトイレに行くタイミングが身に付いた、という記事を書きました。その後、ものすごいスピードで進み、あっという間にトイトレは完了しました。
今回は、モンテソッリー流のトイトレについて、借りた本を翻訳しながら内容を共有します。
すべて英語なので、モンテソッリーらしいなと思う内容をピックアップして、日本語で簡単にまとめていきます。
尚、下記11章のお勧め本などの細かな内容は割愛しますので、気になる方は実際に本を入手して読んでみてください!
目次は下記の通り:
1.Introduction(導入)
トイトレを始めると子どもの毎日のスケジュールが変わることや子どもへの精神崎な影響を心配する親がたくさんいるが、トイレの使い方を学ぶために適切な環境を用意してあげると、子どもは自然と自分のペースでトイトレを進めることができるようになります。
子どものペースは下記のようなものに左右されます。
身体的な発達:子どもが歩けない、または、常に走り回っているような子の場合は、親がトイレに促すことが必要になります。これはトイトレを開始するのがまだ早いというわけではありません。親がもっと関わってあげれば良いだけです。
子どもの自分の身体に関する理解:トイレにいきたいと感じることとトイレにいくこと、そして失敗するとパンツが汚れてしまうこと、それらの事象が頭の中で繋がる必要があります。これはトイトレを開始するのがまだ早いというわけではありません。失敗するのは仕方がなく、理解できるようになるのは時間の問題です。
トイレへのアクセシビリティ:トイトレをするのに適した環境を用意してあげると成功が増えます。トイレの環境がいつも同じであることは、子どものトイトレへの参加と、それを自分のものにしていくプロセスがより簡単になります。
他の子どもや親がロールモデルとして適切にトイレを使用していること:他の人がトイレを利用しているのを子どもが見ると、トイレを使用する目的に対する子どもの理解が深まります。
一貫性:新しいルーティンが組み込まれた時に、子どもは親にできるだけ一貫性を期待します。トイレの練習に一貫性を持たせることで、自分のものにしていくことができるのです。
2.Defining Toilet Awareness(「トイレの意識」を定義する)
「トイレの意識」はトイレを意識し、どう使用するか、どの身体の機能が必要か、トイレにいきたいという感覚、が関係します。
「トイレの意識」のためには、4つの大事な要素があります:
整理整頓されたトイレへのアクセスビリティがあり、トイレ使用がルーティンに一貫して組み込まれている
普段からトイレ使用を練習する機会があること
どう利用するかを完全に理解するために、他の人がトイレを正しく使用しているのを見る必要がある
トイトレを支援してくれる大人を信頼していること
まずは最初の第二章でしたが、どう感じたでしょうか?
モンテソッリーは子どもが本来持っている自主性や自律(Self-discipline)を大事にしています。
トイトレというと、やらなきゃ!と重い腰をあげ、身構えて、しっかり準備して…という大変なものと感じますが、あくまで大人はサポートする役目として、トイトレに必要な環境を整えてあげることが、重要な、そして大きなステップになります。
私はこの「しっかりと環境を整えてあげること」の大切さを身をもって感じたので、是非、まずは「トイレの環境を整える」から始めてみてください。
具体的にどう整えるの?というお話は、また次回、書いていきます。