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モンテソッリー式のトイトレ④


11月に入るといよいよ、Thanks Giving休暇がありお家にお呼ばれされたり、クリスマスシーズンに先駆けアメリカ国民が冬休みモードになるので、保育園もお休みが多かったり、イベント続きで親は休まりません(笑)

加えて、秋生まれが多い9月~10月の連続お誕生日パーティーがようやく終わってホッとしたのも束の間、また冬産まれの招待状がメールボックスに届き始め、予定管理が大変になっている今日この頃です。秋生まれが多いことに気づいた時に書いた記事はこちら:

さて、前回は"Toilet Awareness"(著者:Sarah Moudry)の第4章を簡単にまとめ、翻訳しました。モンテソッリー教育やトイトレの専門家ではありませんので、私なりに解釈した内容も含まれますこと、ご了承ください。

取り上げている本はこちら:

目次はこちらです:

1. Introduction
2. Defining Toilet Awareness
3. Signs of Readiness
4. The Language You Use
5. The Importance of Independence
6. Clothing for Independence
7. The Process
8. Taking It On the Road
9. Toileting From Birth
10. Starting After Three
11. Final Thoughts Recommended Reading

"Toilet Awareness" by Sarah Moudry

今回は、第5章と第6章の内容をご紹介します。

5.The Importance of Independence(自立の重要性)

  • 人は自立しているとき、内なる誇りを感じ、それは肯定的な自己イメージの発展に役立ちます。生涯の最初の3年間で(社会的な認識の前に)自己肯定感を育むと自己愛の基盤が作られます。

  • 子どもが自分を愛する方法は、彼が本質的に良く、能力があり、愛されているのを心の底から知ることです。これらの感情は、結果がどうであれ彼が何かに取り組める強力なサポートシステムから来ています。自分でできない時にこのサポートシステムがあるのです。

  • 子どもの自立心が発達する間、あらゆるタスクを達成するためには、周りのサポートが必要です。例えば、子どもがパンツを履こうとする際に、親は近くで、どのようにパンツを持ち足を穴に通すのか教えてあげます(親がパンツを持って子どもが履くのではなく、この方法で、子どもの自立を促します)。

  • これらのスキルを教えるために、親には時間が、そして、子どもには安心感が必要です。このプロセスにかかる時間の長さは子どもの性格によって異なります。子どもには「○○くん/ちゃん、できるよ。私は片側を持つから、反対側を持って」と言い、足をパンツに通せたら、立ってもらってください。そして、「私が後ろを引っ張るから、前を引き上げてみて」と一緒にやってみます。一緒に作業をすると、子どもはすぐに、自分でできるようになります。

6.Clothing for Independence(自立のための衣服)

  • 下着:日中の家やそのほかの慣れた場所でトイトレをする場合は、子どもが濡れた時にどの感覚がわかるよう、綿の下着を必ず身に着けてあげてください。下記の通り、適切な素材や子どもにとって着心地の良いものを選ぶようにしてください。

    • 素材:柔らかく、肌に負担のない素材、かつ通気性の良いものがお勧めです。安心して履けるものを選びましょう。

    • 着心地:自立を促すには自分でできることが大事です。そのためには適切な下着を選んでください:

      1. 上に引っ張る、下に下げる、という作業が簡単なもの

      2. 腰や足回りがきつくないもの

      3. 腰部分が緩すぎないもの

    • 種類:状況により下記を用意してトレーニングを進めると良い。

      1. シンプルな綿のパンツ:日常使い。

      2. トレーニングパンツ:あまり家を汚したくないご家庭の場合。ただし、脱ぎ着しにくい場合があります。

      3. 旅行用トレーニングパンツ:外出時や旅行時。

  • Tシャツ:首回りにボタンがないもの等、脱ぎ着しやすいもの。

  • ズボン:自分で脱ぎ着しやすい、腰回りがゴムタイプのもの。ボタンやジッパーがあると難しくなります。

  • ドレスやスカート:余計な装飾や裾でトイレをすることが難しい場合があるため、トイトレ中はなるべく避けたほうが良い。

いかがでしたか?

家を汚したくない…

私も家をあまり汚してほしくない、と思い、最初の頃は自分でも脱ぎ着できるだろう、とpull-ups(日本のパンツタイプのおむつのこと)を利用していました。でも、この本を読んでから、それでは濡れた感覚を子どもが感じにくく、トイトレが進まないとのことを知り、思い切って外出時も綿のトレーニングパンツを履かせるようにしました。

外出について

実は一度だけ、お店で盛大にしてしまったのですが、その一回以外は保育園開始とともにトイトレが順調に進んだこともあり、外で一度も失敗することなく、問題なくパンツで過ごせています(もちろん保育園や家では何度か失敗しています)。

意外と、周りの日本人の知り合いで「(2~3歳で)トイトレが進んでいない」という方は、子どもを外に連れ出したときに、まだおむつを履かせている、と言っている人が多いように思います。

便利グッズ

私はアメリカ人のお友達に、外出時に利用できる簡易トイレ(1)を紹介してもらい、またベビーシートにとりつけられるパッド(2)を紹介してもらってから、思い切って外に出かけています。これらのグッズを買い揃えてから、息子と外出したいなぁと思ったときにはいつでも外出できていて、予定が一つも狂ったことがありません。

(1)外出時に利用できる簡易トイレ

(2)べビーシートにとりつけられるパッド

とはいえ、最初から無茶はできないので、最初はもちろん短時間の外出に留めていました。そこから徐々に、息子が車に乗せた簡易トイレの存在を認識し、何度か試すうちに自信をもって用を足すことができるようになり、そこから1日中、外に出かけることも可能になりました。

いかがでしょう。
思い切って、今日から丸一日トイトレパンツで過ごさせるのもよいかもしれません!

次回はようやく、トイトレのプロセスについて書かれている第7章を取り上げていきます。

★過去のモンテソッリー式のトイトレ記事

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yayko@アメリカ🇺🇸【海外/子育て/帰国子女】
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