雑記 925 狐の嫁入り

画像1 晴れているのに突然に雨が落ちてくる。幼い頃、狐の嫁入りの行列が通っておらっせる、と祖母から聞いた。天気雨のことを、一般に「狐の嫁入り」と言う。京都高台寺の「狐の嫁入り」。今年は天候不順で、4月の始めまで、桜は満開だった。あまりに美しく妖艶な嫁入りの行列。残念ながら、今年で最後となった。
画像2 巡行は、夕暮れから、2回。花嫁がタクシーで到着。
画像3 大谷祖廟前から、人力車に乗って、「ねねの道」を通り、高台寺に向かう。
画像4 チリンチリンチリンと鈴が鳴らされ、拍子木が一打、打たれる。行列の音は、その単調な繰り返し。狐の花嫁は、狐のお面で顔を隠している。
画像5 行列には、灯りを持つ従者が続く。
画像6 今年の桜は、嫁入りの行列を彩るのに相応しく満開だった。
画像7 失われていくものを留められない人間の無力を感じる時。

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