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日本では履歴書に写真をつけます。これって世界的には少数派になりつつあります。履歴書に写真をつけるということは,外見を見ていますよというメッセージになるからです。

よって,あくまで個人の意見ですが,日本の 就活では外見(身なりや所作も),きっと関係あると対策するべきと考えています。
 
「話の中身で判断して欲しい!」

と思うかもしれませんが,面接官からすると,新卒一斉採用&終身雇用が根強い日本では,本人の能力で判断するほうが難しいと考えている企業が多いということかもしれません。理由は推測の域を超えませんが,履歴書で写真があること,対面やオンラインで顔出し面接であることに変わりはないです。対策を考えても損はないはずです。


1)なぜ外見を意識する必要があるか 

 新卒採用の面接や面談は時間が限られています。つまり単純な接触回数が少ない就活という特殊環境です。そのような場合は,どうしても初対面の印象が、その人への評価の大部分を占めてしまいます。これは様々な研究でも証明されている事実です。
 
おおざっぱに言えば,
 
見た目の印象>>話かたや所作>>実際の話した内容の優越 
 
のように,初対面に近い面接官の評価に影響する可能性が十分考えられます。もちろん、当然ですが、服装やファッションは自由です。私がとやかく強制する意図はまったくないので、自由な服装で面接に挑んでください。
但し、私なら以下の点を気を付けるという内容です。
 面接官がどういう考えで何を見ているか(気にしているか),無意識に何に抵抗を感じているかなどは,知る由もないです。そのため,可能なかぎり足元をすくわれないようにリスク管理として整えてはどうでしょうか。
 
就活時は、学生でもありお金がない場合が多いです。可能なかぎり低コスト対応できる範囲の身なりについては、対応しておいて損はないと考えています。

2)何を対策すればいい?

 まず大前提ですが,人種や容姿については,その人の能力と結びつけることは許されないことでそこについて,何か対策をするべきとはまったく考えていません。ここでは,それ以外のいわゆる”身だしなみ”の範疇の対策を説明します。

履歴書の写真

スタジオでとりましょう。証明写真機,自分撮影などはオススメしません。

アクセサリ

(時計以外)全部外す。

時計

 時間制限ありの課題や質問があります。無いと自分が困りますので,つけましょう。時計はビジネス用途向けの派手過ぎずスポーティーすぎないものを選びましょう。

スーツ

 高級スーツである必要はありません。なるべく体系にフィットしたものを着ましょう。様々な量販店で就活用スーツが販売されていますので,いくつか着てみて一番フィットするものを選びましょう。何件も試す時間がなく,ある程度お金を出せるなら,セミオーダーのスーツを1着つくりましょう。いつかは必要になります。

 たとえ荷物がなくても,A4サイズ以上の鞄を持っていきましょう。手ぶらやセカンドバックで行くのはオススメしません。先輩の就活直後に譲りうけるか,中古販売店で1000円程度で販売されています。 基本的に,肩掛けベルトがない&立てて置ける鞄がオススメです。

 靴下

 黒や灰色などの無地の靴下をオススメします。白や柄物,ロゴ入りはオススメしません。

におい/かおり

 就活で最も避けるべき身だしなみの注意点は,スメルハラスメントにならないような におい についての対策です。不快なにおいがする場面での会話では,相手へのネガティブな印象がつくことは様々な研究でしられています。そのため,洗濯物の生乾きの匂い,酒臭い,柔軟剤の匂いがきつい,香水の付けすぎ,たばこ臭い,汗臭い,などなど匂いについては特に敏感になるべきです。
 特に,就活ではスーツやワイシャツなどの数が少ないと,様々な匂いをつけたままの面接になってしまうリスクがあります。(少なくとも私は多々面接会場で体験しました)これは,大損です。是非対策しましょう。
 

3)最後に

 就活時は,大学生活の中に,突然非日常的な就職活動が入り込み,自分のペースを乱される人が多いです。今回書いたような身だしなみについては,普段はできているのに,就活になるとできていない人が散見されます。それは,そういう服装に慣れていないというのが1つの理由とおもいます。例えば,バイトが塾講師の学生は,普段からスーツ勤務に慣れていて,すんなり就活で身だしなみを整えられる様子をみます。誰でもはじめての場合はうまくできないものです,是非余裕をもって就活の身だしなみについて整えて準備してみてはどうでしょうか。

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