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12回引っ越しをした私の引っ越し術

 4月から大学や新社会人になる人も多く,そろそろ引っ越し準備をする人も多い時期ですね。家の引き渡し,新しい家探し,引っ越し業者探しと色々大変です。大学での上京などから,12回も引っ越した経験から,引っ越しについての技?術?をまとめました。トピックを以下のようにまとめました。
  


1)家の引き渡し:敷金を返してもらう

 既に学生などで一人暮らししていて,家を引き渡す際,注意して欲しいことがあります。それは敷金を返してもらうことです。家を引き渡す際に,部屋の掃除を常識の範疇でおこない引き渡せば,床や壁紙の日常生活でつく汚れは借りた人が支払うべきものではないので,
本来なら敷金は全額返却されるべきです。

・賃貸契約の際の契約書をよく確認する。

 契約書は記録に残るので,大抵の不動産屋さんは常識的な契約内容にしています。誰も読んでいないのをいいことに,敷金を全額清掃代にあててくるということです。そのため,敷金を返却してもらえる根拠となる記載,つまり清掃代金の上限やルールが最後のほうのページに書いてあります。例えばエアコン1台の清掃代金を1万円下さいや,クロス1平方メータあたり単価の値段です。これらは契約書にあるのであれば支払う必要がありますが,無ければ支払う必要はありません。

・清掃内容の明細付の請求書を貰う

 しかし,そういう常識的な契約書があったとしても,実際のところ部屋の引き渡しの際に「部屋こんなに汚したんですね。まぁ頑張って敷金の中で清掃しておきますから」などの敷金を清掃にあてる,金額はお任せというニュアンスの一言を口頭で何となく説明したあとに,鍵の受け渡しと,部屋を返却する同意のサインをさらりと迫ってきます。それに同意すると,大抵の場合敷金全額をもっていかれます。もちろん面倒だからそれでいいのであれば何もいいませんが,私は必要以上に払うきはないので,そういう同意書にはその場ではサインしないことをオススメします。
 ではどうするとよいかというと,「清掃の明細ありの見積を貰ったあと,問題なければ同意します。」といっています。こうすれば法外な清掃料は書面に残るのを不動産会社も嫌い請求してこないことが多いです。 仮に明細なしの金額だけの請求書がきたら,内訳の記載を再度求めるとよいでしょう。この時点では,多くの不動産屋が契約書に記載されていない項目も請求してくる場合があります。そのため自身の契約書をよくよんで,記載されていない請求内容は全て指摘すれば減額できます。

・部屋の写真記録をとっておく

 部屋立ち合いの鍵の引き渡しをする際(これも必須ではない),あるいはその前に,部屋中の全ての壁や床の写真をとっておくとよいです。特に立ち会っている人の前で写真をバンバンとるとよいです。これは「部屋の記録をしてますよ」というアピールで,存在しない傷や汚れを請求されにくくなります。もし汚れがある場合は,その汚れがついている場所とその壁の面積を計測しておきましょう。可能であれば,立ち合いのう不動産屋さんに,この汚れは経年劣化だと考えているが,その認識で問題ないか?と尋ねておくとよいでしょう。かりに,クロスの汚れを指摘された場合は,その汚れのある面のクロスの面積分だけ支払えばよいです。また,引っ越しをしたその日に,部屋中の写真を撮っておくことも必要です。もし傷や不具合があった場合は、全てメールに写真を添付して不動産屋さんに連絡しておくとよいでしょう。引っ越しの際に,その傷が既存の傷だった証明に使えます。

2)安く引っ越す方法

・引っ越し業者を使わない

 引っ越し業者さんは,引っ越しの重なる時期や,距離が遠いと値段が多きく変わります。そのため,引っ越し業者を使わないというのが一番の節約の道の1つです。トラックなどのレンタカーをかりて自分らで引っ越しをするという方法はありますが,忙しい時期に力仕事をするのも難しい場合があると思います。そこで,私がオススメするのは宅急便など普段使う段ボール箱だけで引っ越しをする方法です。宅急便は時期により値段がわかりません。しかも,離島でなければ値段も距離により殆どかわらないのが特徴です。全ての荷物を段ボールに入れて普通に送ればおわりです。しかも数日先の指定日配送もできるので,その日のうちに次の家に移動する必要もありません。
 自身の荷物がどの程度か把握できている人は,一度見積を比較してみるとよいでしょう。大抵の場合は,宅急便で送るほうが安いです。
 冷蔵庫や洗濯機はどうするのか?という疑問ですが,一人暮らしの限りは,私は毎回引っ越すたびに売って,また引っ越し先あてに通販していました。今は安い冷蔵庫や洗濯機もあり,リサイクル業者さんからも安く買えます。そのため安いものを買って,リサイクル業者さんやジモティーで販売すると,輸送するよりお金がかからないことが殆どでした。何より引っ越し業者さんの相見積もりをとる手間が省けます。引っ越す時期も調整しやすいです。冷蔵庫や洗濯機だけを単身パックの最小限を,引っ越業者さんにお願いする方法もあります。

・引っ越し業者さんを使う

 引っ越し業者さんを使う際は,以下の2つがキーポイントです。
1つが,複数社を同日のほぼ同じ時間に呼んで見積をとる。本命は最後にする。2つめが,荷物をあとどれだけ減らせば減額できるか質問する。この2つです。

複数社を同日のほぼ同じ時間に呼んで見積をとる。

 相見積もりをとれるサイトを利用して,複数社の見積を出します。そして値段が安い2,3社と,本命の(私はアート引越し エコ楽が好き)引っ越し業者さんを同じ日の同じ時間帯に見積依頼します。最後になるように時間調整します。
 その際,見積を出してもらい,その業者さんには今日中に決めて連絡すると伝えます。1番目の業者さんからもらった見積を机に置いた状態で,次の見積とつづけます。最後にくる1社の引っ越し業者さんは,その他の業者の見積価格を目の前にして見積を決められる状態です。つまりお膳立てをしています。引っ越しは値段がかなり担当者の采配できまります。そして,他の業者に仕事を取られるくらいなら,引っ越しの仕事の寡占状態をつくるほうがメリットが大きいので,値引きを頑張ってくれます。

荷物をあとどれだけ減らすと減額できるか聞く

 トラックの台数も荷台のサイズは有限です。そのため,業者さんも値下げしたくても限界があるわけです。その際「あとどれだけ荷物を減らせば減額できますか?」と質問してみるとよいでしょう。業者さんは、引っ越し日近くで空いているトラック(サイズ)と,そのエリアの別の引っ越しのトラックの荷台の空き具合を把握したうえで見積しています。今空いている荷台の空間に入る範囲の荷物ならば,空けたままにするより埋めてお金を稼いだほうがいいと判断するでしょう。この提案をすることで,業者さんも値段の調整がしやすくなるわけです。私の経験としては,例えば,机や棚を全て分解してくれればとか,家具+指定の段ボールのみで12個までにしてもらえれば,のような条件で減額してくれた経験があります。仮に15個段ボールができてしまえば,3つ分は捨てるか,3つだけ宅急便で送ればいいわけです。

3)家具家電を買う際の注意点

 これまでの引っ越しの経験と,2)のように次の引っ越しのことを考えて,引っ越しが続くような予定の人は,そもそも荷物を多くもたないことが重要です。特に180cmを超える長ものなどは,引っ越し業者さんなどでしか送れない場合が多く,サイズの重要です。おすすめなのは,分解できる家具を買うこと,家電は段ボールに入らないものは極力抑えることをオススメします。

・エアコンは買わない,ある部屋に引っ越す

 部屋にエアコンがないと困るでしょうから,そいう場合は,部屋を契約する前に,部屋にエアコンつけてくれれば即決すると交渉してみるのも手です。エアコンは取り付け取り外しにお金がかかるので,引っ越しで持ち運ぶのはとてもコストがかかる代物なので,引っ越しの多い人は買わないほうが良いでしょう。仮にエアコンのない部屋のほうが安いとします。その部屋に何年住むか掲載してみてください。エアコンが6万円で,取り付け取り外しにそれぞれ1万円かかったとして8万円です。2年住む予定なら,24か月で考えるとあと3千円家賃が高くてもかかるコストはほぼ同じです。

・キャンプ用品を利用する

 特に家具の中で,キャンプ用の家具がオススメです。椅子や机は最低限にしておき,来客など一時利用はキャンプ用品で代替します。今はオシャレなキャンプ用品も多く,言わないと気が付かないようなものもあります。また,以外とかさばるのが布団です。布団は引っ越しの際に毎回捨てるとう方法もありますがエコではないし,リサイクルでの販売も買取価格がとてつもなく安いので,オススメしません。布団としてオススメなのは,ダウンの布団になるタイプの寝袋です。利点は3つあります。1つは暖かさが事前に表記されているので,外れないという点,2つ目は,圧縮して小さくできる構造になっている点,3つ目が,布団と違いキャンプという需要があるので,メルカリなどでの販売が容易という点です。つまりただの布団と販売価格は大して違わないのに,キャンプ用寝袋になるという付加価値で,リセールバリューが雲泥の差だからです。椅子なども同じで,キャンプ用品は,分解できるだけの同サイズの家具よりもリセールがよいので,引っ越しでも圧縮梱包できて,不用になれば売れます。単身の生活にはお勧めです。

まとめ

 実際問題として,敷金を返してもらうような方法,引っ越しの価格を安くする合い見積もりの交渉,そして引っ越しに備えたキャンプ用品を日常の家具として利用する方法のどれもが,自身の労力がかかります。面倒な部分があります。どう生活するかは,何を優先するかは人それぞれで,時間をなるべくかけたくない人にとっては,どれもピンとこないかもしれません。結局はどう生活したいか,ということなので,少しでも参考になる人がいればよいかなと思います。

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