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決められた時間に会社に行くスキル


仕事で必要なスキルの1つは、 「毎日会社に決められた時間に行く」?
 
 社会があり組織があり,時間がある.人間は1人でできることは限られているので,社会構造や組織,チームをつくって連帯して活動しています.数名のチームから数千人規模まで様々あります.そういう複数人の組織で活動する場合,まず初めにもとめられるスキルの1つが,

「毎日会社に決められた時間に行く」ということだと考えています.
 


毎日会社に決められた時間に行く

 多くの場面で,日本において社会人に求められえる一番のスキルかもしれないなと思っています.様々な異論はあると思いますし,遅刻するけど活躍している人は多数いると思います.一方で,遅刻することでメリットになっていること,遅刻することが長所になっている人はまずいないのではないでしょうか.
 
 もちろん遅刻は普通にアリだと考えてもいます.必ず何が何でもということではないです.活動的になればなるほど,単純に超多忙で,前後の仕事も時間が詰め詰めになっているので,何かしらあれば遅刻してしまうのは当然です.そういう場合は遅刻を待つ側も納得している(納得せざるおえない)ので,問題は発生しないだろうし,評価に影響しないと考えます.
あるいは育児や介護,本人持病等の事情で突発的に遅刻してしまうような場合も,同じく周りが理解して助け合うべきだと思います.
 そういう事例を除いて,前日遊びすぎた,会議の予定を忘れていた,資料作るの忘れていた,などなどです.一般的には組織で動く際に遅刻するとどうなるとどうでしょうか.

遅刻とは会社にコストを負わせる行為

 遅刻とはつまり,突然に人手が不足するということになります.あるいは,他の人の待ち時間が増えます.待ち時間分だけ人×時間のコストがかかります.10人の会議で9人を10分待たせてしまうと,結構なコストです.
そういう仕事目線になると,遅刻が多い人はどうみられるか? 同じ仕事の能力の人が2人いれば,遅刻しない(突然仕事に穴をあけない)ほうにより重要な仕事を任せたくなるのがマネージャーの心情です.そうなると,担う仕事の種類で,2人の能力の成長もどんどん差が付くやもしれません.
  このように,まず働くスキルの1つに「毎日会社(場所)に決められた時間に行く」があると考えます.
 

おわりに

 大学で遅刻や欠席に(少なくとも私が)うるさいのは,大学が社会に出る前の最後の砦だからです.多くの教員(実務経験のある教員は特にかもしれませんが)が,遅刻で損をしている社会人を,そういう現場を目の当たりにしてきているからだと予想します.

 頻繁に遅刻してしまう学生がいれば,是非どうすれば遅刻しないか,あるいはその遅刻が自分にとってどういうデメリットを生んでいるか考えてみてはどうでしょうか.少しでも参考になれば幸いです.

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