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論文は投稿しないと掲載されない

 当たり前ですが,チャレンジしないと成果は得られません。
 
論文を投稿する,国際会議(英語で研究を発表する)に参加申し込みをする(英語の予稿論文を出す)ということ自体が,学生にとって大きなハードルであり,また成長の機会でもあるとおもいます。
 
教員目線からいえば,卒業や修了の必須要件ではない,論文の投稿や,国際会議への参加は,

論文を投稿した時点で100点満点,国際会議の会場に立った時点で120点満点のように,そこに到達した時点で素晴らしい成果だと考えています。
 
そのため、論文が実際に採択されるかどうか、国際会議の発表で聴衆に高い評価を得られたかどうかは、その次のステップであり、120点か150点かの差分でしかないと考えています。
 
そして何より、論文を投稿するというチャレンジをしないかぎりは、掲載されることはありません。
 どうしても自分に甘くなり、いつか出そう、時間ができたら書いてみようと考えていても、そういうタイミングは一生こないのが普通です。
いつまでにやると決めて動きはじめ、いつまでに終われせると決めて続けることが、モチベーションの維持にもつながります。
そして、私を含めて大抵の凡人にとって、自分の想像する100%の状態の論文を書き上げるまでには相当の時間がかかるでしょう。時間は有限です、どこかで線引きして、投稿することが必要と考えています。
 論文でなくても、何かのデザインコンペでも、何かの予定でも同じだと思います。アクション(チャレンジ)しないかぎり、頭の中でやろう と考えていても、実際行動しなければ、外からみれば何もしていないのと同じです。
 
 経験したことがある人はわかりますが、学生時代に国際会議や論文を出すことは、それだけで、手間も心理的なハードルも相当です。 そこに到達しただけで、すでに相当の成長を成し遂げた証です。ぜひ、修士のうちに論文を1本は掲載されるように、出してみましょう! 採択されるかどうかより、出すまでに到達できるかどうかが最初のチャレンジです!

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