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オンライン面接は明るい部屋で

 就職活動もコロナ禍を経て実施方法がわかり,今ではオンラインによる説明会や選考が増えてきています.5,6年前にはかなり限定的だったこれらのオンラインでの就活について,事前に準備して対応しておいたら良いと思う対策を説明します.どれもお金はあまりかからないので,余裕をもって対応するとよいでしょう.
 ノートPC,場合によってはタブレットやスマホを用いてオンライン面談や選考を受ける学生が多いと思います.その場合,相手にどう見えているか,聞こえているかを事前に確認するとよいです.2台のPCを使う,Zoom等の録画機能を使うなどで,自分がどうオンラインでみえているか,聞こえているかを確認するとよいでしょう.オススメの確認事項は以下です.


1)カメラの高さ

 カメラの位置と自分の目線(顔の位置)の関係を確認してください.ノートPCを机においてカメラに顔を写すと,通常はカメラをのぞき込むようになります.ノートPCのカメラ位置のほうが顔の位置より低い場合が多いからです.こうなると,大抵の場合は人相が悪く/表情が暗くみえます.
逆にカメラの位置が高いすぎて見上げる感じになっても,違和感を覚えるかもしれません.可能な限りカメラ位置と顔の位置を揃えましょう.
 
対策:ノートPC台を使う(段ボール箱や本でもよい),別のWebカメラをPCに接続して高さ調整.
 

2)部屋の明るさ

 生活に適した明るさと,カメラごしに写る映像がよく見える照明は違います.もちろん女優ライト(円形のライト)を買う必要はないと思いますが,事前にどの程度の暗さに見えるのか確認するとよいでしょう.また,照明の色味も青すぎる黄色すぎる,顔の一部だけが明るいなども避けるべきです.
 
対策:昼間なら自然光を入る明るい部屋(方向)で顔を照らす.夜なら部屋全体を明るく照らす照明をつける.普段明るい部屋が苦手な人は明るさを調整できるタイプのLED電球や照明を使う.面接の際だけ明るくして,普段は暗くできます.
オンライン面談がZoom利用なら,設定で明るさの自動補正をいれておく.
 

3)背景 

 どうしても自分以外の部分が映り込みます.もちろん合成背景も良いと思いますが,その場合はハワイの海辺のような面接に適していない背景は避けるべきです.企業によっては,近くで誰かがアドバイスしていないか確認するため,合成背景を禁止している場合もあります.
そのような場合にもすぐに対応できるように,背景は白壁となるように壁に背を向けた位置に就活中は面接スペースを作るとよいでしょう.通常は1人暮らしなどだと,壁に向かって座ると思いますが,そうすると面接のたびに後ろにうつる部分を掃除しなくてはならなくなり面倒です.
 

4)聞き取りやすい声

 相手にどう聞こえているか事前に確認しましょう.声が小さいなどは当然対策するとして,他にも配慮したほうがいいことはいくつかあります.例えば,マイクの距離が頻繁に変わりマイク越しの声の大きさが安定しない,ガサガサと服と擦れる音が入る,つばを飲み込む音や,鼻息音が入ってしまうなどなど,様々なノイズが考えられます.これらは有線タイプの安いイヤホンマイクがブラブラと揺れている状態で利用している場合におこる場合があります.
 いやいや,そんなノイズ体感したことないけどな?と思う人.その通りです.普段のオンライン会議や授業では体感しないと思います.理由は,Zoomがこれらのノイズをキャンセルしてくれる機能がついているからです.人間の声だけ大きくする音声フィルターが内蔵されています.そのため,本人も相手も気が付いていないという状態です.
しかし,就活で利用されるオンライン会議ツールは全てZoomとは限らないです.異なるオンライン会議ツールでは,上記のようなノイズ除去性能がなかったり低いために,相手にとってかなり効きづらい状態にっている場合があります.ぜひ,実際の環境とマイクで,自分の話をPCのボイスレコーダ機能を利用して,マイクごしの話声を録音してみてください.

 
以上がオンラインでの就活で事前に準備しておくとよい事項でした.
就活だけでなく,仕事でも同じかもしれませんね.
 

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