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会社選び,通勤時間と家賃補助をよく確認!

 同級生が様々な会社を受け,様々な媒体で求人を目にし,そして調べれば調べるほど,どんどん良さそうな会社が見つかる.そんな中で,自分はどの会社の選考に申し込めばいいのか,迷子になる学生は珍しくない.これに対する,私の定型的な2つの簡単なアドバイスがあるので,順に説明したい.この2つで解決できない場合は,もっと別視点も提案する.

 1つ目
行きたい会社の要素ではなく,働きたくない会社の要素も検討してる?

 2つ目
通勤時間と家賃補助は?実家との位置関係は考慮している?

 です.今回は2つ目について説明する

 まず,実家から通い続けるつもりなら,この記事(このアドバイス)は読まなくてよいです.

一方で,実家が大都市圏に通勤できる所にあり,同じ都市圏で就職を考えている人は,ぜひ読んで欲しい.

  勤務時に,賃貸を借りる場合の家賃補助は,実家と勤務地の通勤時間により,貰える場合と,貰えない場合が発生する.
 
 就職して数年の間は,この給与に対する家賃補助手当の割合が多いため,大きな差となります.例を示して説明する.

 実家から1時間の場所にあるAという会社に就職して,1人暮らしする場合
・大学卒で基本月給23万円
・家賃補助は対象外

 実家から2時間30分の場所にあるB会社に就職して,1人暮らしをする場合
・大卒で基本月給22万円
・家賃補助は対象:4万円/月

 家賃補助を含まない給与では,A社のほうがB社よりも多いが,家賃補助を含むとB社のほうが1万円,高くなる.年間で12万円の差である.

自分の実家を変更することはなかなか難しい.そうなると,どの会社で働きたいか強い希望がないのであれば,家賃補助などの補助含めて沢山貰える会社を選ぶのも,1つの選びかたであると思う.この,家賃補助がもらえるか,貰えないかは,会社ごとのルールによる.調べるしかない.

例えば,
「公共交通機関を用いて,実家と勤務地が,ドアtoドアで2時間以上かかる社員が,1人暮らしをする場合は家賃補助を4万円出す.」

というようなルールがある.ここで,念のため記すが,ほとんどの場合が,実際何分かかったかではなく,経路検索でのかかる時間で計算される.経路検索上で2時間でも,電車とバスと乗り換えがあれば,実際はもっと時間かかるリスクがあるので,余裕をもっと通勤する必要があるだろうが,それは考慮されていない会社もある.実際は往復で5時間かかっていても,家賃補助が出ない場合も普通にありえる.

  あとは個人の価値観の問題になるが,私はゼミで指導している学生には,上記の補助について把握しているか,家との距離で,希望する会社は家賃補助が出るか出ないか調べて,出なくても働きたいなら受ける,出ない場合は働きたくないなら,そもそも受けるのも時間の無駄では?と提案している.

 今回は会社選びに,実家と会社の位置関係,および家賃補助について考慮するという見方を提案しました. 

少しでも参考になれば幸いです.


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