![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11285497/rectangle_large_type_2_ad40190a56ce639416cf3dd16c8d2917.png?width=1200)
五年前のyayaの詠み+オマケ
またまた秘宝でもなんでもないのですけどw
この動画は 2014年にTome館長様
が私の音声を初めて動画化してくださった『歌姫』という作品です。
素敵なお話なので 文章ものせておきますね。
歌 姫
https://poetome.exblog.jp/20272332/
古き良き音楽の都。
ここで歌姫は美しい産声をあげた。
父は骨董品の蓄音機。
母は由緒あるパイプオルガン。
教会の鐘の音に合わせて泣いたとか。
鳥が集まるため、生家は鳥屋敷と呼ばれた。
幼い歌姫の声に呼び寄せられたのだ。
近所の子どもにいじめられることが多かった。
近所の大人にくすぐられることも多かった。
皆、歌姫の泣き声や笑い声を聴きたかったのだ。
やがて歌姫は美しい娘に育った。
教会で賛美歌を歌うと、国王陛下も聴きに来た。
そして、同行の王子が一耳惚れの一目惚れ。
すぐに国を挙げての結婚式。
幸福な日々。
そして、男子の誕生。
王家も国民も大喜び。
高名な音楽家からお祝いの楽譜が届いた。
それは美しい旋律の子守唄。
歌姫が歌うと、赤ん坊は安心して眠った。
つられて王子も眠った。
国王も后も臣下も眠った。
安心したのか平民も眠った。
すべての国民が眠ってしまった。
歌い疲れ、歌姫も眠ってしまった。
それでも歌姫は、夢の中でも歌い続けている。
いつまでも、いつまでも、いつまでも・・・・
当時の私には 自分の声で表現できるものといったら 歌うことだけでした。
しかし、あるサイトをきっかけに 朗読や台詞、 掛け合い、 声劇などを初めて身近に触れ、音だけで表現できる面白さや素晴らしさを知りました。
当時、パソコンは持っておらず 原作を紙に書きうつし、それを 一番良い感じに声が響く お風呂場の脱衣場のボイラーに貼り、大きなタブレットを片手に一語一句間違えないように何度も何度も練習して やっと本番... もちろん編集などはできず、詠むだけで精いっぱいでした。
お聴きいただけるとわかると思いますが 詠みとしては実に下手くそですw しかも、テンポがゆっくりで 五年前なのに 声が老けて聴こえるぅ~!?きちんとしたマイクではなかったからかな~?w そういうことにしておこう!うんw 詠みなおしたいなとは 何度か思ったのですが、何故かこれ以上の詠みができないんです。きっと この作品に対する何かが 今よりもはるかに大きかったのでしょうね。時々あるんですよ。自分の過去の音声に敗北を感じること。だけど、それは 気持ちの良い敗北感なんです。
昔の自分にしか出せなかった味、今の自分にしか出せない味。この時の私があるから 今の私がある。古い音声を聴くと 私は進化しているのだなぁと あらためて感じます。
これらの古い音声は ファイルが残っておらず、Tome館長様のyoutubeチャンネルでしか聴くことができません。なので 私にとっては 当時の想い出と自分の進化を示してくれる大切な場所。大切な宝です。
そして、こちら ↓ はオマケw GW休みで遊びに来た 姪っ子のこがかいて 持って来てくれた うちの柴わんこ(と自分ちのポメわんこ)の似顔絵です。動物をえがくのは難しいのに 特徴をとらえていると思います。
以上でございます。お付き合い どうもありがとうございました。
皆さんのお宝も是非、お見せください!
締め切りは明日、4月30日(火)23:59まで。
#note春の秘宝祭り2019 をつけて投稿するだけです。
ではでは、リョージ2世さん鑑定をどうぞよろしくお願いいたします🌸
yaya☆