【二次創作】やる気が出ない…同人誌が出せない…という人への処方箋2【お悩み解決】
以前公開した記事「【二次創作】やる気が出ない…同人誌が出せない…という人への処方箋【お悩み解決:絵描き向け】」、意外にもたくさんの閲覧数がついていました。
みなさん創作に対して真面目な方がとても多いなと体感しています。記事を書いているこちらまで背筋が正されていく気分です。
それはさておき、
どうですか。みなさん。
原稿、進んでいますか?
感染者数も落ち着いてきて(また増えてしまう可能性は捨てきれませんが)対面でのイベント参加も前向きに検討し始めてる頃ではないでしょうか。
「2~3年前よりも筆がのらない」
「早割は今月末なのにまだ半分もいってない」
「自分てこんなに集中力なかったっけ!?」
と、久しぶりの原稿あるあるですね。
これから年末年始にかけて、大きめのイベントも迫ってます。
2年以上ぶりのイベント参加という人も多いのではないでしょうか。
前回の記事では、原稿をする際のメンタル的な問題点を主に書きました。
今回は原稿作業を阻害する「外的要因」の代表的なものをいくつか挙げ、その改善方法を記載します。
私YAYAが個人的に改善をしたもの/しつつあるものの具体例がほとんどですが、集中力が途切れて悩んでいる方、よろしければ参考にしてみてください。
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①快適な温度/体調か
1, 室温に関して
ひとり暮らしをしてる人に多いかもしれませんが、節約のため多少寒く/暑くてもいいや、と思ってしまうことはありませんか?
私YAYA個人のことになってしまいますが、電気代ケチりたい根性でエアコンをギリギリまでつけずに部屋で作業をしてしまうのです。
ちょっとくらい寒い方が集中力も保たれるはず!と学生時代は思っていましたが、大人になって気がついたのです。
寒いと気が散る、と。
気がつくのが遅いですよね。
せっかく良い感じで集中していても部屋の寒さ/暑さでそれが切れてしまっては大変もったいないです。些細な電気代よりも、そこは集中力を優先した方が未来への投資にも繋がるはず。
「でも快適すぎると眠くなるんじゃない?」と思った方、それも正解です。
けれど、眠くなったら潔くいったん寝ましょう。
眠気があるまま惰性でだらだらと執筆しててもその内容が良いものであるはずがありません。
30分程度の仮眠でもいいですし、いっそお風呂にもう入ってしまって早寝をしてしまってもいいと考えています。
「いや、だからそれじゃ原稿間に合わないんだって」と言う方、締め切りまであと何日なのか、原稿進捗が今どのくらいなのか確認しましょう。
1日何段落書けばいいのか、また何ページ描けばいいのか、今一度概算してみてください。
原稿期間中たまにあることなのですが、早くやらなきゃと気持ちばかり焦っていて冷静な工程管理ができていない場合があります。
確認した結果、問題なく予定通りの進捗なのであれば、寝たい時は寝ておくべきです。睡眠不足は老ける原因にもなりますし、白髪も増えると先人から教わりました。
対面でのイベント参加となれば、身なりにも気を配る人は多いと思います。
原稿への集中第一はもちろんですが、できる限り美容健康面にも配慮しておいた方が総合的には節約になると考えます。
本当にギリギリで間に合わないかも…という場合はこの記事④にその峠を越えるための技を記載しますので参考にしてみてください。
2,足のむくみに関して
昼間は仕事をしていて帰宅後に原稿作業をする人あるある「足がむくむ」。
自分でマッサージすることも重要ですが、足の裏でふむタイプの安い指圧器具をお勧めしたいです。青竹踏みのような、あの様な機能のものです。
アマゾン等ネット通販でもあると思いますし、ぶっちゃけ100円ショップにもありました。
原稿中に一呼吸だけおきたい時は足の裏を刺激するとその後の集中力が段違いでした。(個人差があると注釈させてください)
安価な器具なのでぜひ試してみてください。
3,おやつに関して
原稿中に細かいおやつを食べる人も多いと思います。
本当に空腹の時であれば、それはもちろん食事をすべきなのですが、今一度「本当に空腹だろうか?」と自分の身体に問いかけてみてください。
これは、長時間の原稿作業あるあるだと思うのですが、めんどくさい作業に取りかかる前の逃避衝動として「なんか食べよっかな~」という思考になることが多々あります。
要はストレスの発散として食べることに走ってしまうのです。
これは同人活動をする人だけでなくデスクワーク全般に当てはまることだと思います。
座りながらでもちょっとした快感が得られるのが「食」なのでそこに逃避しやすいのです。
どんなに太ったってかまわねー!糖尿?こわくねー!という考えの人はもう止められませんが、同人活動する同士の人たちには健康でいてほしいと願っているので「ながら食い」「ストレス食い」は止めておきましょう。
「本当に自分は今腹がへっているのか?」を一度落ち着いて確認し、本当に空腹ならば菓子ではなく食事休憩として栄養あるものを食してください。
それはきっと集中力維持にも役立つはずです。
4,目が疲れた/軽い頭痛/肩こりなど
言わずもがな、明らかに長時間モニタやタブレット画面を見ている影響ですよね。
ちょっと目が乾くな~程度であれば潤いを補う目薬を垂らしています。しかし、目薬をしてもなんだか目の調子がおかしく集中力が途切れる場合はこれも潔くいったん寝ています。
寝てばっかりだな!と思われるかもしれませんが、仮眠した方がその後集中力が復活することが多いです。
惰性の1時間よりも集中した15分。
だらだらと「なんか眠いなぁ」モニタとにらめっこして無駄時間を過ごすよりも有効であると考えます。
②SNSばかりになっていないか
外的要因の強敵、SNSです。
同人活動している方なら主にTwitterではないかと思います。
理想としては「原稿期間なので低浮上」アピールをしてTwitterに上がらずにいるのが最適解なのですが、ちょっとした空き時間や心の隙間ができた時についついタイムラインを覗いてしまうこともあると思います。
ストイックな人ですとアカウントをいったん削除して(削除しても一定期間だとアカウント復活ができます)Twitterから完全に自身を切り離す人もいらっしゃるようですね。
けど、そこまでするのもな~時事ニュースとか気になる人の新刊情報も見たいし~推しの絵も見たいな~という人、たくさんいるでしょう。私YAYAもこれに当てはまります。
対策としては「決められたタイミングでのみTwitterを開く」が効果的でした。
自分の場合ですと、朝の出勤電車内、仕事の休憩時間、帰宅電車内、そして寝る前の10分です。
(寝る前にスマホを見ることはあまり良くないことは承知の上でですが)
その他の自宅にいる時間はTwitterは一切開かずに原稿作業とながら見のYouTubeだけにしています。
決まった時間に浮上することを日々繰り返すことにより、フォロワーさんにも「この時間はあの人いるな」と安心感を与えられるので「あの人消えちゃったのかな…」と不安を感じさせずに済みます。
また、リプライが来た時の返信もTwitterを開いた時間にだけまとめて返信を行います。
この「決められた時間」は「○○時にTwitterしよう」という時間で決めるよりも、毎日の行動パターンの中のタイミングに組み込むことが重要です。
私YAYAでしたら出勤に合わせてでしたが、知り合いではスマホをジップロックに入れて入浴中にまとめてチェックするという猛者もいましたし、夜帰宅してからテレビのニュース番組を見る時間だけ同時にTwitterもする、と言っていた人もいました。
自分にあった「決められたタイミング」をぜひ見つけて実践してみてください。これはかなり効果的です。
③印刷所の予約を見て自己を高揚させる
「おかしい、締め切りはどんどん近づいてきてるのに、心は凪のように静かだ…」
長年同人活動をしていると、こんな「凪」になったことはないでしょうか。
個人的に、焦ってるうちはまだ大丈夫だけど凪になったらやばい、という経験があります。
こんな時は他人の作業動画を見に行ったり(二次創作ではないですがyoutubeで作画発信をしている人が多くいます)カレンダーを見つめたりします。
そんなんじゃだめだ。
ぜんぜんやる気にならない。
そんなあなたに。
一番目を覚まさせてくれたのは「印刷所の予約確認メール」でした。
同人誌を作る際、だいたいは事前に本の仕様を決め印刷所に予約を入れることが多いと思います。
「印刷所からの予約確認メールの本文」これを見返すのです。
そこには、だいたい特定の入稿日に入稿した場合の「印刷金額」も出てる場合が多いですよね。
その金額をじっと見ていると「やばい、この入稿予定日を逃したら予定金額よりも多くお金を払うことになる」と私YAYAは青ざめます。ケチ根性があるので、一度決めた金額以上は絶対に払いたくないからです。
そうすると、凪から一転、ハリケーンの中にいる気分になります。
今この記事を見ていただいてるみなさんは、そもそも「同人活動」「副業」というワードでこのnoteを見つけてくれたのだと思います。
ならば「惰性が原因でお金を余分に払うなんて最も避けなければいけないこと」だとわかるはず。
印刷所からの予約確認メールを今、この瞬間、もう一度見返してください。お尻に一緒に火をつけましょう。
④ラストスパートの峠を越えるために
持って移動できる作業端末がある人は、カラオケボックスか漫画喫茶、または有料作業スペースに行ってください。
ここは逆に、お金をわざとかけて時間で自分を縛るのです。
周囲にそこはかとない他人がいるという環境、そして時間に課金してる状態、これが精神状態にハリを作ってくれます。
「作業しないと今この時間に払ってるお金、無駄金になる」という意識も芽生えます。
持って移動できる端末?んなもなぁねぇ!デスクトップだよ家から離れられないんだよこっちは!という人。
家族と一緒に住まわれてる場合は家族に事情を説明して「●●時から●●時までは自分はいないものと思ってくれ」「その時間の家事や頼みごとは申し訳ないができない」と告知しましょう。
そこで家族にゴネられたら、1000円くらい家族に払ったっていいと思います。家事サボり代金です。
絶対的にまずい状況の原稿修羅場の場合、集中できる状況にこそ協力者が必要になります。協力者を金で買ってやろうじゃないですか。
そして最後に「家族と同居もしてないしデスクトップPCだし一人暮らしなんですよこっちは…」という人。
ひとりじゃないです。
この世界で、同じように脱稿目指して集中力を高めようとがんばっている同士がいることを思い出してください。
このひとり暮らし生活/デスクトップ作業環境タイプの人が、一番孤独なラストスパートになるとは思います。
けれども、一番慣れた場所で快適な温度でいつでも食事がとれて誰にも気兼ねなく自分が決めた時間を自分のために使えるはず。
また、「ひとりじゃないと集中できない」という人には楽園のような環境だと思うのです。今が一番最適環境、ゾーンに入りやすい環境であることを忘れないでいましょう。
諦めないでください。
集中して手を動かし続ければ、終わらない原稿はありません。
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いかがだったでしょうか。
諸般の事情により、いつも以上に荒れた文面なのはお察しください。
原稿に集中すべき期間のはずなのにお前はnote更新してていいのか?という意見も聞こえてきそうです。本当に申し訳ないこれから原稿します、としか返せません。
同人活動をしていると、原稿、体調、人間関係、いろんな悩みがついてきます。
けれど、その悩みも自分の本が完成した喜びで帳消しにしたいですね。
極論、そもそも同人活動は「本を出す」のが一番の精神的ゴールだからです。
副業で同人活動を謳うこのnoteですが、そもそも自分の表現を形にして本として出す喜びがあってこそだと考えています。
久しぶりの大規模イベント開催、ひとつでも多くの新刊が出る未来だと信じ、みんな一緒に頑張って脱稿を目指しましょう。