【二次創作】在庫が捌けない!そんな時どうする?【副業で同人活動】
今回の記事は当noteサポートよりお題を頂戴しましたので、それについて考察をしていこうと思います。
お題は「動かなくなった在庫を捌きたい」です。
発行した自分の本の在庫保管方法は、
・ 書店に多めに入れてそのまま
・ 印刷所で補完
・ 自宅で補完
・ HakoBook等で補完
おそらく、このうちのどれかになるのではないでしょうか。
保管方法のどれを選ぶかは部数にもよりますし、搬入/搬出/宅急便等の配送面のお金の問題もあります。
単純に「この手配をするのが自分は楽」と思ってる場合もあるでしょう。
基本、自分に合っていれば補完方法はどれでも良いと私YAYAは考えています。
ただ、書店に置きっぱなしにしている場合や印刷所での保管は期限が限られているため「もう時間がない、早く捌かなくちゃ」とそわついてしまうこともあると思います。
自宅での補完等であればそこまで焦りはありませんが、それでも「生活スペースを圧迫してきた」「クローゼットの中が服よりも在庫でいっぱいになってきた」等、悩みはあることでしょう。
そんな悩みを少しでも解決すべく、今回は記事にしていきます。
良かったら参考にしてみてください。
① 在庫が大きく動くタイミングは2つしかない
本を買う側目線でまずは考えてみましょう。
あなたが他サークルの既刊を買う時はどんな時でしょうか。
1. イベントのタイミング
2. pixiv/Xで何かしら更新があったタイミング
この2つが多いと推測されます。
実際、サークル側目線で考えてもこの2つのタイミングで在庫が動く実感があるのではないでしょうか。
「1.イベントのタイミング」ですが、これはもう説明するまでもありません。
サークル参加をし、新刊配布時に買い手側から「じゃあこの既刊もください」と言われることはそこそこあることだと思います。
「2.pixiv/Xで何かしら更新があったタイミング」は、ネットを見ていた買い手側が、あなたに注目しやすくなるタイミングです。
「この人のこの文章/絵いいじゃん!ちゃんと長く作ってある話も読んでみたいな、とらのあなでポチってみるか」となる流れです。
もちろん、イベントにもしばらく出てない、pixiv/Xの更新もしてない、そんな時でも書店在庫が動く時はあるでしょう。
けれどもそれはまとまった数ではないはずです。
上記の2つのタイミングを多く作れば作る程、在庫がなくなっていくタイミングは増やせます。
新刊よりも既刊は古くなればなるほど捌きにくくなります。
けれどもこまめなサークル参加、こまめなpixiv/X更新をすることにより動きを出すことは確実にできるのです。
② 多くの場合は「今いるジャンルでの在庫」が動く
①の中でも説明しましたが、「pixiv/Xで何かしら更新があったタイミング」は在庫が動きやすくなります。
そのため、ジャンル移動してしまうと前のジャンルの在庫はほぼ動きが止まることになります。
例外的に「過去ジャンルが突然旬ジャンルになった」等の天変地異が起きない限りは在庫数にあまり変化は起きません。
超長寿ジャンルで10年位長くサークル参加をしている人をお見掛けしたことがあります。
その方はもうかなりの数の本をそのジャンルで出してきたのでしょう。
「再録」本もすでに何冊も出されていてすごいなと思ったことがあります。畏怖の念すら抱きました。
イベント時にそのサークルさんの買い物を頼まれたことがあったのですが、人が何人も立ち寄っていて新刊既刊とも売れていた様子でした。
旬ジャンルの列具合とはさすがに違いましたが「すごいな、安定して売れてるんだろうな、というか胆力がすごいな」と素直に思った経験があります。
「みんな!同じジャンルに10年いろ!」とは言いません。
ですが、やはり既刊を長く安定して売りたいならばジャンル移動は慎重にと考えます。
また「前に出した本の続きの話を出せば、前の本も売れるのでは?」と考えることもあるでしょう。
じつは私YAYAはこれを実践したことがあります。
結果は「微妙」でした。
前に出した本の再販までかけたのに、です。
精神的なダメージを負いました。
普通に他の話を新刊として出した時と既刊の動き方はそれほどの差がなかったのです。
けれども、これはあくまでも私YAYAの場合であってサークル/書いた話により結果が異なると考えられます。
場合によっては既刊(前の本)が大きく動くことだってあり得ると思います。
「この話はよく売れたなあ」
「続きはないんですか?ってよく聞かれるなあ」
こんな場合は続き物を出すことを検討してみても良いのかもしれません。
③ 本の冊数を数えるのではなく利益での計算を
ここまで「動かなくなった在庫を捌きたい」というお題を主にして文章を綴ってきましたが、違う見方も必要なのではないかと考えています。
それは「在庫を処分することになっても、機会損失なく最大限本が売れた方が貯金のためには大事なのではないか?」ということです。
解りやすく例えてみます。
500円の本が500部売れる場合があったとします。
400部刷って完売するよりも、600部刷って100部破棄をした方がトータルで利益が大きい、という考えです。
500円の本が500部売れると25万。
在庫が余るのが怖くて400部しか刷らなかったら20万。
けれども、600部刷って100部破棄しても、500部と600部の印刷代の差は5万に満たない。
この考え方です。
完売は気持ちがいいです。
在庫がなくなるのもスッキリします。
けれども貯金を優先するのであれば、そういったスッキリ感よりも電卓で売上見込み数と印刷代の差額の計算をした方が堅実といえます。
自分で作った本を破棄するのはせつないですよね。
わかります。
でも大丈夫です。
ぜんぜん慣れます。
最後の最後でお題とは少し逸れた提案となってしまいましたが、基本理念として「在庫を捌く努力は怠らない」「在庫が多少余ったとしても最大限本が売れた方がお金は貯まる」この2つのことを平行して意識していくことが大事だと考えています。
また「書店の表示でいつまでたっても在庫ありだと恰好つかないよ」「×在庫なし、の表示のがかっこいい」と思う人がいるかもしれません。
その気持ちもわかります。
書店には最初少ない部数だけ納品し、わざと在庫なし状態を一度作り、その後追納するという技があることも存じています。
この追納技はそう何度も使えません。
やってジャンル参入の初期、1回2回までが限度でしょう。
売れる機会損失の期間が生じてしまうということもありますが、何度も何度も「追納しました!」連絡をしていると、同CPのサークルから反感を買う恐れもあります。
回数制限のある必殺技くらいに考えておいたほうが賢明です。
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いかがだったでしょうか。
「たまには無料で読める何かを更新して在庫の動きを促してみよう」
「出るかどうか迷ってたイベントだけど、在庫もあるし新刊もこさえて出ちゃおうかな」
「前ジャンルの在庫余ったな、でも最大数まで売ったし在庫処分するのもそこまで気に病む必要ないかな」
こう思ってもらえたら嬉しいです。
「具体的にどんな感じで既刊/在庫をイベントに持ってくの?」
「破棄するタイミングがいまいち見極められないんだよね…」
そんな疑問を持たれる方もいるかもしれません。
以下有料になってしまいますが、私YAYAが個人的にやっている在庫捌き方法を一部紹介しようと思います。
無料部分だけで重要点は全部書いたつもりなので、あくまでも「いち個人のやってる方法」として参考にしてください。
気になった方は読んでみて下さい。
(以下有料)④ 在庫を動かすためにしている個人的具体策
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