歩く時に力が抜けたり痺れたりする 80代 男性 

気になるところ


メンテナンス来院
既往
脳梗塞(専門医へ通院中)右脚へ軽度の痺れ残存
両側の変形性膝関節症(過去に通院歴系にてオペなし年齢的に温存と判断されたとの事)歩行痛はそこまでは無く、屈曲したままの状態。
過去に脊柱菅狭窄症あり

今回は歩く際に長時間は力抜けを起こし、数分間休むと元へ戻るとの事でした。



仮説と検証


1)腰椎椎間狭窄症の既往から問題点は「間欠性跛行」と思われる
脳梗塞の歴もおありなので閉鎖的動脈硬化症からの問題点も考えられる。

しかし痺れの部位が臀部から大腿にかけての両側で、閉鎖的であれば下腿への感覚異常や片側へ片寄ったお悩みも伺う筈。


もちろん今回の件は5年前(脳梗塞発症前)からだとも伺い、今回はそれが頻度多くなり話されたと考えます。

現在通院中の専門医へご相談された有無を伺い、言われた後と返事を頂きました。



コンディショニング


1)胸椎伸展からの重心修正

2)膝関節の伸展努力(スクリューホームムーブメントの促通)

3)軟部組織の緩和ケア



備考


基本的に膝変形性膝関節症からの上向性運動連鎖もあり、姿勢が修正不可能です。

つまり骨盤後継と胸椎屈曲の狭間で腰椎過伸展を促し姿勢維持するしかないのです、その姿勢から歩行を起こすことで腰椎椎間狭窄を促してしまう、ここからの脱却は杖などの保護具を使い介助を行うことが必要と感じアドバイスしました。


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