生きているって事の浮力を信じた方が浮かびやすいんだよ。
「藁を掴まないほうが溺れない」
今日のほぼ日刊イトイ新聞を読んでいてすんなりと馴染んだ言葉。
力が入ってる時ってどうしても流れに乗れなかったりするよなぁ。
乗っかれたと思ったらいつの間にか息切れして壊れちゃったり。
ちょっとした事に躓いてしまったり。
生きているって事の浮力を信じた方が浮かびやすいんだよなぁと。
その浮力の感じ方を己で知っていたいなぁそんな事を思いながらコーヒーを飲んでいた朝。
夕方カメラを持って自転車を漕ぐ。
子どもの頃によく来た公園は、あんまり変わった様子もない。
野良猫と遭遇。
ここら辺の猫は、人に慣れているのか。
近寄っても逃げない。
そんな事を思っていると
ナポちゃんご飯だよー。と、餌皿を持った人。
お主には、名前があったのか。
野良猫が個として立ち上がる心持ち。
ナポちゃん。
ナポレオンから取ったんだって。
お主、すごい事だよ。
そんな事を話しかけてもつゆ知らず。
もくもくと餌を食べるナポちゃん。
野良猫と思っている猫達にも本当は、名前があるようだ。
君はなんて名前なの?
今度からそんな事を心の中で訊ねてしまいそう。
耳をすませばを思い出してしまう。
ムーンと呼ばれるあの猫を思い出す。
たしか他にも名前があったよね。
家々を渡りながら暮らすあの猫のような物語は、どうやら実在するようだ。
そんな事を考えていた夕暮れ時。
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