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金木犀の香りが連れてくる高揚を君なら何と言うだろう。


パーカーを羽織って歩くには
ちょうどいい季節。

金木犀の香りが連れてくる高揚を
君なら何と言うだろう。

何か素敵な事が起こりそうな気がする。
梅雨から夏へ変わる時とは、違う素敵な予感に、それぞれの季節へ変わっていく事への喜びを知る。

そう言えば
季節は、廻るとも言う。

「初めまして」ではない想い出が廻る。

時を経て味わいが変わっていく事を知る。

元気で居てね。と、呟くように
少しずつ秋は、冬の入り口を教える。

早くなっていく夕暮れにシャッターを切る。

出掛けた時には
まだ明るかったのに帰る頃には
もう日が暮れている。

部屋の灯りをつけてソファーに沈み込む。

両手で持ち上げるマグカップが温かい。
ホットコーヒーが美味しい季節の訪れ。


エッセイのまとめは、こちらへ。

https://note.com/yawarakaisekai/m/md7d3a2476329


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