10月27日(日)江戸の流行歌「都々逸」と「浮世絵」から読み解く有松絞り
10月27日(日)江戸の流行歌「都々逸」と「浮世絵」から読み解く有松絞り
へ参加してきました。
徳川美術館副館長兼学芸部長 神谷浩先生と、端唄 華房流 家元 華房小真様のお二人をお迎えして、「都々逸(どどいつ)」を一緒に唄い、「浮世絵」の解説を聴きながら鑑賞、当時の宿場町有松をイメージしながら、有松絞りの魅力を学びました。
会場は、「有松駅」より徒歩5分 宿場町の建物が並び 「ありまつ」の
のれんが並ぶ街道を過ぎて、神社の近くにある「moss ARIMATS」、古民家を改装してつくられた「シェアスペース」です。店内や裏庭では、マルシェや、マーケットも開催され、近くの神社でマーケットが開催されていて、開放されているトイレ利用者も多く、人が集う素敵な場所です。
本日のコーディネーターで、この施設の運営を行う武馬さんのご挨拶からスタート!
講師のお二人のつながりについて、ご紹介。小真さんが、東海道五十三次の浮世絵に合わせて生徒さんと一緒に都々逸をつくり出版された「どどいつで旅する東海道五十三次」で、浮世絵の解説を担当された神谷先生。息の合ったお二人の対話形式で、はじまりました。
「都々逸」は、江戸時代のJpop 当時の流行歌をわかりやすく解説していただきました。
三味線の音色と、有松・鳴海宿を小真さんがつくられた都々逸で紹介されます。
土産物屋の「お鶴さん」の「お客だよ」「あいあい」
宮の宿の「お仲さん」「おかめさん」の掛け声、「お酒だよ」「あいあい」
お仲さんは、会いに行けるスーパーアイドルだったそうです。
「浮世絵」は、ワイドショー
神谷先生からは、40枚のスライドをもとに浮世絵から読み解いていただきました。
「浮世絵」は、人々の関心の高い情報を、カラーで提供していたとのこと。
街道絵の東海道五十三次では、名所・名物・名産品を描いていたのだそうです。
鳴海は、ほぼ絞り。北斎と広重のアレンジの違いは?
広重の街道絵の楽しみ方としては、名所がないところの演出、脚色?
わかりやすいお話に、興味が高まりました。
参加者の皆さんが「都々逸」をつくる体験
時代超えても変わらない。都々逸で秀逸のものは、誰がつくったかわからない。
「皆さんも、気軽に素直な気持ちを作ってみましょう!」
小真さんのお言葉に、自由に楽しみました。
神谷先生も参加、「どどいつひねり うきよえもみた やきゅうもあるし いいひだな」
素直な気持ちを伝えた都々逸、参加者の皆さんも笑顔になりました。
最後は、熱田神戸節を、参加者全員で唄いました。
「そいつはどいつだ どどいつどいどい 浮世はさくさく」
宿場町だった「ありまつ」で、当時の楽しみ方を体験できました。
当時のJpop「都々逸」、ワイドショー「浮世絵」で当時のことを知り、
「有松絞り」のことをより深く知りたくなりました!
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レポート:waka 写真:おーつぼ
■レポートしたプログラム
■旅するなごや学
■やっとかめ文化祭
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