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ご支援くださる皆さまへ - 新園舎設立に向けてご寄付のお願い

私たちは長野県・原村の乳児保育園「八ヶ岳風の子保育園」を運営する、社会福祉法人織りなす です。

2021年7月に「乳児保育園を原村につくりたいプロジェクト」が発足し、その翌年の春の2022年4月に、八ヶ岳風の子保育園は開園いたしました。(2022年個人立にて開園、その後2023年4月に社会福祉法人として開園)

こんなにも短い期間で開園を迎えることができたのは、原村・諏訪地域の皆さまのご理解とご支援、この場所で共に働いてくれる仲間たち、そして、これからの保育をより良いものにと願うたくさんの方々からの応援のおかげです。

当法人には、八ヶ岳風の子保育園を通じて、または地域住民の皆さまとの交流の中から、福祉に対する様々なニーズが集まってきます。当法人はそのような声に応えながら、八ヶ岳風の子保育園という子どもたちが育つ場を軸に、地域のコミュニティをゆるやかにつなぐ未来を描きたいと考えています。

その取り組みをひとつひとつ実現するために、ご寄付によるご⽀援ご協⼒を賜りますよう⼼よりお願い申し上げます。

本記事では、
1)寄付金の使用用途となる取り組みについて
2)ご入金方法
3)社会福祉法人織りなすについて

をご紹介させていただきます。


寄付金の使用用途となる取り組み

1. 0歳から5歳までの保育園に

現在、乳児保育園である八ヶ岳風の子保育園に通うこどもたちは、2歳以降は、それぞれ別々の保育園に転園せざるをえません。こどもたちにとって安心できる保育環境と、毎日培ったお友達や保育士との信頼関係、そこに流れる時間を、できるだけ長く豊かにしたく、就学前まで保育を受け入れられるよう、新園舎の建設を計画しています。

当初は、理事長の親族が保有する土地を利用して新たな園舎を建設する予定だったため、土地代はかからない想定でした。しかし、建設にあたって一部の近隣住民の方々から強い反対を受け、その土地での計画を断念せざるを得なくなりました。

そのため、1)園舎を建てるのに適した土地を探し直し、2)土地を新たに購入し、 3)新しい土地に合わせた建築プランを設計し直す というコストが発生することになり、新たな資金が必要となってしまいました。

実現を断念した当初の土地での新園舎建築プラン

本取り組みでは、当園に通園している子どもたちやご家族のニーズはもちろん、地域の新規雇用を創出します。当園では若い方から高齢の方まで幅広い年齢層を積極的に採用し、近年課題となっている高齢者の社会的孤立の防止につなげ、福祉事業の拡大に貢献できると考えています。新園舎設⽴の趣旨に広く皆様のご賛同を賜りますよう、お願いいたします。

2. 一時預かり保育の拡充

令和8年度から「こども誰でも通園制度」の全自治体実施が決定し、原村でも施設整備や保育士の確保など向き合うべき課題が想定されます。若い世代の子育てを応援するために、産休明け保育に取り組んできた当園としては、一時保育のニーズに応える体制づくりを整えていきたいと考えています。また、地域における子育て相談・支援の活動として、保育士に子どもを預けて、保護者に温泉でリフレッシュしてもらう「託児温泉」などの取り組みも今後計画しています。

3. 放課後の居場所づくり【学童】

子育て世帯の移住が増えつつある原村内の原山・上里地区を中心に、放課後の児童の居場所づくりについて活発な議論が続いています。村の中心地にある小学校近接の「はらっぱ」「学童クラブ」とは別に、小規模でもよいので児童の住まいのエリアに近い場所での「放課後の居場所づくり」が必要だと考えています。 豊かな自然の中で遊び・学べるような「プレイパーク」を併設した小規模な施設の運営や、専任のプレイリーダーを配置した放課後の居場所など、原村の地域色を生かした取り組みを計画しています。

いまのこどもたちに必要なのは「三つの “間”」と言われています。学校帰りに思いっきり遊べる「仲間・空間・時間」。そんなあたりまえの体験と、安心できる居場所づくりを進めます。

また、こどもの非認知能力を高める創造的なプログラムの提供も積極的に行っていきたいと考えています。

4. 地域交流の起点となる場所づくり

子どもを軸としながら、幅広い年代や立場の方々のあいだで自然と交流が生まれる。そんな場所をつくりたいと考えています。 地域全体で子どもを見守り育む環境は、若い世代が地域に安心して住める魅力につながります。若い担い手が多い地域は、あらゆる人が安心して歳を重ねられる場所でもあります。 様々な年代・立場の方々のあいだで交流が生まれ、ときには化学変化が起き、喜びや小さな生きがいが芽吹いていく。保育園を起点としながら、そんな場所づくりをしていきたいと思っています。

八ヶ岳風の子保育園を起点とした未来図マップ

ご入金方法

私たちの取り組みにご賛同いただける場合は、以下のご入金方法からお選びいただき、ご支援をお願い申し上げます。

1. 原村のふるさと納税を活用したご寄付

原村ふるさと寄附金等「子育て教育施設応援分」の制度を使用し、【八ヶ岳風の子保育園】を指定してご寄付ください。
詳しくは以下リンクより原村のホームページをご覧ください。
※返礼品はございませんのでご注意ください。


2. 法人への寄付(クレジットカード・AmazonPay)

オンライン寄附決済サービス「Syncable(シンカブル)」より、クレジットカード・AmazonPayでご寄付いただけます。単発寄付と毎月寄付をお選びいただくことができます。


3. 法人への寄付(銀行振込)

申込書にご記入いただき、メールもしくは郵送でご送付の上、下記の口座にご入金ください。

■ 送り先
メール info@kazenoko8.com

郵送の場合は以下の住所へお送りください。
〒391-0103 長野県諏訪郡原村3909-14 八ヶ岳風の子保育園

■ 寄附金の送金先口座
諏訪信用金庫 原支店(店番号013)
普通口座  0157070
社会福祉法人織りなす 理事長 橘田美千代
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社会福祉法人 織りなす について

社会福祉法人とはどのような団体?

都道府県の認可を受け、社会福祉法に基づいて設立され、社会福祉事業を行うことを目的とした、公益性の高い非営利法人です。利益が出た場合、その利益は福祉事業に使うことしか許されていません。法人を解散する場合、残金財産は他の社会福祉法人や国庫に帰属し、個人への環流は禁止されています。
日本全体で少子化や高齢化が加速する中、地域の福祉ニーズが多様化しています。そのような状況に対応するため、近年の社会福祉法改正により、社会福祉法人が担うべき役割が広がりつつあります。従来までは、規定された福祉制度を忠実に実施することが求められていま したが、現在では、地域住民の心身の状況や置かれている環境を勘案し、創意工夫のもと、 制度に関わらず様々な地域公益活動に積極的に取り組むことが求められています。

社会福祉法人「織りなす」はどのような法人?

2023年3月に長野県の認可を受けた、小さな社会福祉法人です。 国が定める配置基準(保育士1人が受け持つ子どもの人数の基準)よりも2倍程度の保育士人数を配置し、きめ細やかな保育をしています。 在園児の保護者の皆さまからは、そういった保育方針を評価いただいており、3・4・5歳への延長を強く要望されています。
また、県外や村外からの移住を前提とした入園の希望をされる方が多いのも当園の特徴です。 その一方で、地元の農家の方が繁忙期に乳幼児の一時保育を活用いただくなど、地域のニーズに寄り添った運営をしています。
理事長であり、八ヶ岳風の子保育園の園長である橘田美千代は、東京都内で乳児保育に45年以上携わり、戸越ひまわり保育園(東京都品川区)、あけぼの保育園(東京都中野区)にて園長を務めました。帝京平成大学(准教授)、帝京短期大学(教授)を経て、2020年に長野県諏訪郡原村に移住。原村での0歳児の保育ニーズを感じ、クラウドファンディングで多くのご支援を受け、2022年に八ヶ岳風の子保育園を開園しました。


終わりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

私たちの取り組みへの歩みを、一歩ずつ続けたいと思っています。
どうか、私たちの活動を見守っていただき、ご賛同、ご支援をいただけます場合は、ぜひお力をお貸しください。

小さな村の小さな保育園ではありますが、私たちが社会と地域にできることを考えながら、一つずつ取り組んでまいります。

社会福祉法人 織りなす