#5 マルタで救急車には乗りたくない…
私が願っていたことは ↑ コレです。
乗りたくない。熱中症になって、痙攣して、長男がビビりつつ「#112(救急車・消防・警察)」に電話して、黄色い救急車に乗ることだけは避けようと努めた。
我々は37℃の中を毎日2万歩以上歩き続けた。
まぁ、5日間だけのマルタ滞在だから、できるだけ、動き回りたい。
着いた翌日の予定は、古都イムディーナへ。公共のバスで。
で、ラバットでカタコンベ(死体が埋められた地下トンネル)見て、
マルタ島で一番高い崖ディングリ・クリフに行く!ってプランだった。
我々は、日本で あんまり下調べをしていなかった。旅の準備で精一杯で、隙間時間に「『お財布にやさしい』レストランベスト30」とかチェックしてたけど「現地で調べればいいでしょ」って思ってた。
Wi-Fi環境も悪く無さげだし。
はいはい、なめてました。全てに関して。ガイドブックも持ってないし。ってか、ちょっとマイナーな国だったから、数件回った書店にはガイドが無かったし。
かなりグーグルに頼ろうとしてました。
グーグルがですね、検索はできるんだけど、バスの乗り方に慣れるのに3日ほどかかって、この2日目はマジで方向も分からない状態だったんだけど、外が暑過ぎて、私のスマホが熱くなり過ぎて、画面の照度が自動的に最低になっちゃうんです。
肝心なトコで、画面を凝視しても、地図が全然見えないんです。日光が強過ぎて、日陰も無く、炎天下で、スマホを冷やす、凍らせた水とかも持ってなくて。
そんな中、最初の目的地であるイムディーナ行きのバスに乗ったはいいが、グーグルマップで現在地をチェックし続けずに、車内に表示される「次は…〇〇」って文字とアナウンスだけに頼っていたら、乗り過ごしました。2駅ほど。気付いて、バスから飛び降りる親子。
日陰がない。炎天下で飛び降りてしまった。検索が…難しい…スマホを凝視…親子でタッグを組んで、乗換え地を探す。
母「あっちだ」
長男「行こう」
母「あ、違う、こっちじゃない」
長男「え?どっち」
母「画面がよく見えない」
長男「え?貸して」
長男「あっちだ」
母「よし、行こう」
なんてことを繰り返し~
水が欲しい、日陰が欲しい、って言うか、バスに乗りたい、って言うか、
バス停はドコ?って言うか、炎天下でバスを待つのって辛くない?
我々は大丈夫なのか?
タクシー呼ぶべき?
ちょっとヤバくない?
熱中症になっちゃうよ…
などとグルグル考えつつ、帽子被ってる上から、タオルを巻いてみました。
持ってるドリンクは、2人でたった1本のアロエなんちゃら。凍らせてもいないけど、あって助かった。昨日、私だけ、24時間営業のSPARでドリンク買っててよかった。
まぁ、マルタで最初の「私達、ヤバくない?」ってのはどうにか脱出しました。
バス停を見つけたんです、かなり炎天下を歩いて、何故か人もあんまりいないトコで、お店も全然無いトコで。炎天下で待ちました。痙攣する前にバスが来てくれました。でも…バスのエアコンも弱い…環境にやさしい…それだわ。
私の人生で一番ドリンクを買い続けました。見つけたら「スムージー」「酵素ドリンク、KOMBCHA」5€(750円)/杯を惜しげもなく、できるだけ飲む。タクシー代の代わりに、私にエネルギーをチャージしてた感じです…
そんでもって、バスでの移動と炎天下での移動に翻弄されつつ、干からびそうになりながら、暗くなる夜9時過ぎまで、夕方6時の感覚で動き回って、ドリンクを買い込んでホテルに帰る。
ドリンクは冷凍する。水シャワーを浴びる。扇風機にあたって寝る。
重くなってしまった、人の気持ちを、ちょっとでも軽くしようと動いています。 土台作り中なので、サポートいただけると、とっても有難いです!! 「ただ相手に与えるだけではいけない 相手からも もらわなくては」ゴッホ 何かもらってもらえるといいな。