夜行高速バス(乗換え有り)に乗った話②
家に帰って、家族に「お帰り!」と苦笑してもらって、私は寝た。
起きたら、幼馴染①から「早くおいで」と言われた。
私は、ちょっと考えて…
何故か夜行高速バスに拘った。
失敗したままで終わりたくない。
予約しようとしたら、今晩のバスが全然ない。
快適な高級バスが1席位しか残ってない。
高速バスに拘らなくても…と思ったが、ふと「乗換え有り」を見つけてしまった。
飛行機でもないのに、そんなのあるのね。
私は予約した。ん?乗換えって、同じバス会社じゃないの?
私は、取り合えず、出発日と到着日を間違えない様に、予約しまくった。
どんだけ時間を掛けているのか。
何十年も時間が最優先だったのに、状況ってすぐに一変するもんですね。
因みに、忙しい幼馴染②は、新幹線をキャンセルして、1席残っていた飛行機で現地入りしました。
私は、今回は絶対に乗り遅れない様に、行き帰り、乗換え、全てのバス停やら何やらを調べまくった。そんなことに時間を使っちゃうのね。勉強になったけど。
さて、夜になって「もう一回、行ってきます」と言う私に、苦笑する家族。
はい、今回は早めにバス停に到着。みんな、10分前の点呼には確実に集合してるのね。なるほど。それにしても、若者だらけ。なるほど。
バス停に行きました。バスに乗り込みました。窓側の席です。
「月を見たいな」
と思ったら…「間もなく消灯します。スマホの明かりなどで周りの方の睡眠を妨げない様にしてください」って、窓開けるなんてダメ?ってことですね。
私も寝ることにした。
2時間に1回位の割合でSAかPAに止まってくれる。
私は恐怖体験を2回ほどした。
それは…
デッカイSAにバスが止まります。上りと下りが一緒だったりします。バスやらトラックやら、いっぱい止まってます。
バスから降りて、急いでトイレに向かいます。トイレ終了。
バスに戻りたい。
あれ?私のバスはドコ?
手がかりは?
後何分で発車かな?
焦ってもしょうがない、心を落ち着けて、どっちからトイレに向かったか考える。あっちかな?この看板を見たな。いや、違う?
スマホを手に取る。緊急連絡先がすぐに出るかな。出たとしても、電話の人は私をバスまで誘導できるのか?
ドキドキ。
こっちに向かって来るバスが似ていて、表示を凝視する私。戸惑う運転手。
何てことを2回ほどしましたが、直前で一緒のバスの人を見つけたり、なんやかんやで乗り遅れない私。ギリギリラッキー…高速バスはスリル満点です。
席は狭いので、席の上で丸まってみたり、横向いてみたり、片脚を抱えてみたり、色んな態勢で寝てみたが、熟睡なんて…ドコでも寝られるはずが、これを2日連続は無いかな~と年齢相応の結論が出た。
さてさて、乗換え地に着きました。待ち時間2時間。長いね。
バスって、乗換えやら何やら、かなり時間に余裕を持ってスケジュールされてるのね。よく分かりました。駆け込み乗車とか無いのね。
デニーズしか開いてなくて、デニーズに居座る私。バスよりずっと居心地がいい。
さてさて、十分に学習した私は、乗換えのバス停にも余裕で行って、やっと幼馴染の待つ場所に着きました!!飛行機なら「アッ」と言う間だけど、夜行高速バスだと経験値が上がりまくりです。
いつも、体の不調なんてゼロなのに、口角が痛い…ビタミン不足&寝不足のせいでしょうか。
旅は続きます。