キノコの世界2
強い風に帽子を押さえる。
そこから見える景色は、少女の住んでいた国とは全く違っていた。
「ーーキノコしかない」
色とりどりのキノコが森のように世界を覆っていた。
時折もくもくと煙をあげるキノコも見える。
少女はゴクリと生唾を飲み込むと、ボソリと口を開く。
「ここが、ジャパン・・・・・・‼︎」
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