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「知らない人の知らない曲を聴く」ってかなりハードルが高い気がする

yatoとして作曲したものをYouTubeなりなんなりにアップし続けてそろそろ1年半。

音楽仲間であり盟友であり良き相棒でもあるmidorimi氏とちょっと前に話していたことで「確かに」と思ったことがあった。

それがタイトル通り、「知らない人の知らない曲を聴く」ということのハードルの高さである。

これが例えば、知らない人のイラストを見る、動画を見る、漫画を見る…なら、そこまで心理的にハードルは高くないような気がする。

ハードルがないわけではないにせよ、「曲を聴く」という行為に比べて飛び越えてしまいやすい。

その点、知らない人の「曲を聴く」、さらには「小説を読む」、「映画を見る」は、後者になるに連れて心理的なハードルが中華麺ぐらい伸びやすい。伸びた中華麺なんて食ってられない。

自分自身のこととして思い返してみても、例えば知らない人の曲がYouTubeのおすすめに流れてきたとしても、よっぽどサムネイルに惹かれなければクリックはしないだろう。

それよりもその隣にあるハウツー系動画のデカデカとした赤文字で興味を惹く言葉が書かれてあるサムネイルの方をクリックしてしまうと思う。っていうかほぼそう。空腹で食いつきが良くなった釣り堀のニジマスぐらい釣られてる。

逆に言えば、ちょっとでも各種メディアで名前が載っていたり、人伝で名前を知っていたりすれば、それはつまり「知っている人(バンド)」になるわけで、曲を聴くという行為に至るまでの心理的ハードルは下がりやすかろうと。

映画なんかでも同じで、「あの監督が撮ってるから」「あの俳優が主役だから」「あの人が音楽を担当してるから」などの「知っている状態」がなければ、よほどの映画マニア以外は「知らない人が撮った知らない人しか出てない知らない映画」を映画館に観に行くことは稀ではなかろうか。

…ということをmidorimi氏と話していて考えていたのであった。

そう思うと、私こと「yato」とかいうわけのわからないヤツの音楽を聴いてくださっているリスナーには感謝であるし。

こんな駄文を読んでくださっている画面の前のあなた様にも感謝である。

最後に、現段階で1番聴かれている私の曲を張って終わろうと存ずる。インストである。

おーわりっ!


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yato
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