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yatoです。音楽を作ってます。あと文章も書いてます。 誰の得にもならないようなものを書くのが得意です。 金曜日の夜に記事をアップしてます。たまに忘れるかもしれません。別にいいか

最近の記事

Radioheadの『Lift』をカバーした

先週、RadioheadのLiftって曲をカバーしたものをアップロードした。 YouTubeの概要欄にも書いたことなのだけれど、この「Lift」って曲は3rdアルバム『OKコンピューター』の20周年記念盤にしか収録されていない曲である。 高校の頃の通学路で貪るようにRadioheadを聴いていた私でさえも、この曲の存在を知ったのはつい2〜3年前のことである。やってくれるぜRadiohead。 原曲はスローな感じで徐々に盛り上がっていくタイプのナンバーである。感じで言うと

    • 「完璧なものって存在しないなぁ」って思ってたら完璧主義ではなくなった

      何を隠そう、数年前の私もどこか完璧主義めいたところがあったように思う。 今でこそ音楽をやって月に3本程度曲をアップしていて、2023年の7月ごろから始めたからそろそろ1年半ぐらいになる。 (最近作った曲の中で個人的なお気に入りを上げておく)。 実はそれ以前から音楽自体はやっていたしバンドも組んでいたから、音楽歴として換算するとそれなりに長い。どれぐらい長いかはここでは割愛。 ただ、作曲をしてそれをMIXなりマスタリングなりしてYouTubeなどにアップして〜〜…みたい

      • お金を使って、お金では買えないものを磨いていく

        小学校は低学年の頃、遠くに住んでる祖母が1週間ほど遊びにきてくれた。 ちょうど私の誕生日周辺だったのもあって、祖母は私に「お誕生日は何が欲しい?」と聞いてきてくれた。 私は、何か面白いことを言おうとして、 「んん…才能がほしい」 と言った。 それまで笑顔だった祖母は急に鬼のような顔をして、 「それはプレゼントしてあげられんねぇ…」と言った。 こええよ。冗談だよ。 とはいえ今になって思うと、私のこの返答はある意味で人生の中でとても大切なことだと思われる。 「才能そ

        • 乗り物酔いがひどかったから音楽が染みついたのかもしれない

          乗り物酔いと音楽って一見なんの関係もないんだけれど、この2つを結んでくれるあるモノがある。 それは「風景」である。 私は幼き頃…というか今でもなのだけれど、乗り物酔いがひどい。 幼い頃に比べるとだいぶマシになったとはいえ、いまだに車の中で本でも読もうモノなら1分もしないうちに胸の奥がムカムカとしてくるし、バスで本を読もうもんならなんの悪気もないのに胃の中からバスジャックをキメてしまいかねない。 それこそ、取調室で刑事さんに「ゲロっちまった方が身のためだぜ」って言われる

        Radioheadの『Lift』をカバーした

        • 「完璧なものって存在しないなぁ」って思ってたら完璧主義ではなくなった

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        記事

          タイパを求めないことが1番タイパが良い

          タイパって最初聞いた時コスパ的なノリでタイムパフォーマンスを最大にせよってことかと思ってたけれど、実はそうではないらしい。 タイパ、それはつまりたい焼きパーティーの略称である。 「たい焼きパーティーってなんだよ」って怒り心頭の画面の前のあなた。 たい焼きパーティーとは読んで字の如く、大量のたい焼きを大人数で貪り尽くす甘美なる悪魔の如き集いであるのは明白でございましょう。 それ以外に「たい焼きパーティー」の意味などございましょうか。 もし「たい焼きパーティー」と聞いて、上

          タイパを求めないことが1番タイパが良い

          音楽を作る時、大体頭の中で風景を思い浮かべてる

          パソコンでDAWの画面を開き、音楽制作に取り掛かるわけだけれど、その際に私は曲のモチーフとしてまず風景を思い浮かべることが多い。 例えば、以前作った曲で「めらめら」というナンバーがある。 疾走感のあるドラムンベースを軸に、叙情的なメロディを乗せているのだが、この曲を作り始める時にもまずなんとなく風景を…というか、シーンを思い浮かべながら作曲に取り掛かっていた。 女の子が怒っている感じで、憎き敵に制裁を科そうとしつつ身体にパワーを溜め込みながら仁王立ちしてる…そんな風景。

          音楽を作る時、大体頭の中で風景を思い浮かべてる

          最後に電車から車窓を眺めたのはいつだろうか?

          だからなんだよって話ではあるのだが、まぁ聞いてくれたもう。 この前、音楽仲間のmidorimi氏と共に楽器の街こと御茶ノ水へ行く機会があった。 いつもなら出かけるときにカバンへ本の1冊でも忍ばせているのだけれど、今回はギターを背負っていたため、本を忍ばせる余裕がなかった。 midorimi氏に電車の座席を譲り、手持ち無沙汰になった私はなんとなく車窓を眺めていた。 スマホを開いて暇つぶしでも…と思ったけれど、それもなんだか乙ではないような気がして…スマホをポケットにしま

          最後に電車から車窓を眺めたのはいつだろうか?

          独学に向いてる人と、誰かに習うのに向いてる人がいる

          私は前者である…。 結構、「独学は難しい」的な話だったりそういったテーマでお話されている方の意見を耳にしたり目にしたりすることが多く、 「やっぱり独学は厳しいのかな」 と、昔はなんとなく自信をなくしていたりしたものだった。 特に、私は音楽をやっているのだけれど、音楽なんてそれこそ専門的な知識が必要になるジャンルであるがゆえに、ある種の閉鎖的な雰囲気の漂う独特な「必ずメンター(師)が必要だ」的思想が見知らぬうちに萌芽しがちである。 が、いざ自分なりに時間をかけて独学(

          独学に向いてる人と、誰かに習うのに向いてる人がいる

          秋が1番寂しい季節だよなぁと思う

          大学卒業してぐらいの頃から、季節の中で言うと秋が1番寂しいなぁと思っていた。 最も好きな季節は夏なんだけれど、おそらくクリエイティブな活動に適しているのは「寂しさ」が全面に押し出ている秋なんだと思う。 なぜ秋が寂しいのかというと、秋の次に控えているのは冬だからである。 冬ならば、冬の次は春、そして夏…と、徐々に気候も暖かくなり、どこか上昇志向のようなものを感じる。 春が過ぎて初夏ちょい前ぐらい、5月のゴールデンウィークぐらいになると新緑が芽吹いてきて、生命の神秘を感じる

          秋が1番寂しい季節だよなぁと思う

          『夜空は宇宙色』 - ライナーノーツ

          先週アップした「夜空は宇宙色」のライナーノーツでも綴ってみようと思う。 この曲は青空、および太陽を「マジョリティ」としてのメタファーとして、夜空を「主人公の目指すべきもの、もしくは主人公そのもの」としてのメタファーとして置いている。 歌詞前段における以下、 ここの部分は自分と夜空を対比し、 「自分に嫌なことがあったとしても、それによって夜空が変な色に変化したりはしない。夜空は夜空のままである」 という指針のようなものを指している。 以前、「坂の上のビートルズ」という記

          『夜空は宇宙色』 - ライナーノーツ

          自分のアイデンティティを周囲に知らしめるためにそのアーティストを好きになる気がする話

          高校生の頃、NIRVANAというアメリカのバンドがとても好きだった。 NIRVANAのカート・コベイン(この書き方はファン受けを狙っている)のカリスマ性、曲の衝動感が高校生の私にダイレクトアタックを決めてきて、私のライフポイントはゼロになった。 死者蘇生でなんとか墓地より生き返った私は、家族で東京に遊びに行った時に渋谷のタワレコで1stアルバムを買ったのを覚えている(2枚目と3枚目はすでに持っていた)。 NIRVANAからどんどんと派生して狂ったように洋楽を聴いていた私は

          自分のアイデンティティを周囲に知らしめるためにそのアーティストを好きになる気がする話

          電気をつけず、真っ暗にして風呂に入ってた

          高校の頃、風呂に入る時に風呂場はおろか脱衣所の電気もつけず、真っ暗にした状態で風呂に入っていた。 っていうか今でも…まぁさすがに脱衣所の電気はつけているのだけれど、風呂場の電気はつけないまま入ってることが多い。 理由としては簡単で、その方がリラックスできるのである。 実家の周りにはもちろん民家があるのだけれど、街灯は暗くてあまり意味をなしてないし、風呂の間に庭を挟んで道路との距離が1m半ぐらい離れてたので、まぁ風呂に深く浸かっていれば見えやしねぇだろってことで窓も開け放っ

          電気をつけず、真っ暗にして風呂に入ってた

          夜眠れなくなるほどにガチで怖い話を父から聞いた

          「そういえば…聞いた話なんだけどさぁ…」 と言い、父はとうとうと語り始めた…。 父と緩やかに晩酌していた私は、なんとなく無造作にビールをグラスに注ぎ、父の話に耳を傾けていた______。 今は場所を移転したのだが、父の勤めていた会社の隣にはそれなりに大きい墓地があり、まさに怪談話には事欠かないであろう立地であった。 ある日、父は会社の後輩からこんな話を聞かされた。 その後輩は自身の仕事がなかなか終わらず、その日までにある程度は進めたかったため、会社に泊まるぐらいの覚

          夜眠れなくなるほどにガチで怖い話を父から聞いた

          ミッシェル・ガン・エレファントが好きだったあの子

          あの子はミッシェル・ガン・エレファントが好きだった。 大学1年は4月のこと。 大学に入ったら軽音学部に入るぞ!と息巻いていた私は、サークルの長宛にメールを送り、学食で簡易的な説明をするのできてくださいとの旨の返信を受け取った。 私が行っていた高校には軽音楽部がなかったから、大学に行ったら絶対に軽音楽部に入ろうと思っていた。 私の好きなRadioheadやNIRVANA、Eric JohnsonにAC/DC、ジミ・ヘンドリックスにLed Zeppelin。 高校の頃、帰り

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          いつから、夏祭りが楽しみではなくなってしまったのだろうか

          夏といえば祭り、祭りと言えば夏。 春や秋にやる祭りがあるにせよ、私にとって「祭り」という単語で想像するのは夏であり、季語的にも単に「祭り」と書くなればそれは夏になるらしい。 まぁそんなこたぁどうでもいいのだ。 昔、私は祭りが楽しみで楽しみで仕方のない少年だった。 母からも「あんたはお祭り男やねぇ」なんて呆れられるぐらいに祭りが楽しみで、戦隊モノのイラストが描かれた小口財布に2000円ぐらい入れて、友達数人とともに夕暮れで賑わいを見せ始める祭りへと出向いていたものである。

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          『Music by yato』 - yato's Selection

          「yato」として曲をアップロードし始めた2023年7月から2024年7月までの間で、個人的に好きな曲や視聴者からの評価が高いものなどを12曲ほどピックアップしております。 「1週間に1曲を作る」という自分との約束を胸に刻み、とにかくほぼ毎日頭を捻りまくった産物でござい。 中には、何度も何度もメロディを考え直し「えーいもうどうにでもなれ!」と半ば投げやりな感じで完成に至った曲や、トラック数が多すぎてMIXがなかなかうまくいかず、「えーいもうどうにでもなれ!」とこれまた半ば投げやりな感じでMIXとマスタリングを終わらせた曲もございます。 今回のSelectionにおいて、曲をピックアップするときにそれらの記憶が蘇り、なんだか懐かしい気持ちになり申した。 と同時に、「メロディは仕方ないとして、MIXとマスタリングはちゃんとやろう」と思い立ち、ピックアップした全ての曲をReMIX&ReMasterした次第でございます。 作曲は苦しい気持ちになる…なんてのは以前noteにも記したことですが、作ってきた曲たちを並べてみて、あとで思い返してみた時の記憶の足跡を辿ることは高級料理を食べることよりも個人的には素敵な気持ちになります。高級料理もたまには食いてぇけど。 そんなこんなでこの文章を誰が読んでんだって感じでございますが、まぁ1つの節目として残しておきたい所存でございます。 yatoでした!

          『Music by yato』 - yato's Selection

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