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2025年の目標と、考えていること
作詞/作曲ギター弾きボーカルのyatoです。
新年明けましたが、皆様いかがお過ごしだろうか。
さて、2025年になったところで、やはり新年の抱負というか、目標というか、考えてることについて書き留めておきたい所存である。
これまでの音楽活動を振り返ってみると、2023年7月中旬ごろの開始から2024年の7月末まで、とりあえずインスト曲を週に1つ作ってYouTubeにアップロードしてきた。
それを24年8月からはインストをやめて歌ありの曲を月に3つ作ってアップロードをしてきた次第である(歌ありはさすがに曲だけではなく歌詞も考えなければいけないので、時間がよりかかる)。
(2024年最後にアップロードした曲。こうしてサムネだけ見ても暗すぎて何だこれって感じ↑)
23年から24年末までの1年半ほどは、どちらかというと自分が作りたい曲を中心に作ってきた次第である。
もちろん「聴く人がいる」というのを前提に作っているから、それなりに聴けるようなメロディにはなっているとは思うけれど、時代性を考慮したようなアレンジというか…そういう「あ、今っぽいな」的な感じには仕上がっていないなと自分で聴いていて思う。
25年からはこれらを考慮しつつ、かつメロディなどに関しても時代性を取り込みつつ「yato」的な味を出せる曲を作っていきたい所存である。
また、相棒のmidorimi氏がボーカロイドを導入してくれたことで、yatoとmidorimiから頭文字を取って「ya/mi」としてのユニット活動も開始した。
(↑…作詞/midorimi、作曲/yato)
それらも鑑みると、やはり時代性にあった曲を作っていきたいなという思いがより一層深まる思いであり、身が引き締まる。
ここからは余談なのだが、おそらく以前の私は上記のような…どちらかというと柔軟な感じの考えを持っていなかったように思う。
ロック畑出身の人間であったから、どうしても「ロックならばこうなのではないか」というような反骨的な思想が根ざしていて、「時代性を考慮する」なんてのは邪道なのではないか?ぐらいに考えていたものである。
その点、最近では先述の通り、以前の私では考えられないほどに柔軟な思考になっている。私も成長したものだ。
これに関していうと、私が好んで小説や新書を読んでいる森博嗣先生(有名な作品で言うと『すべてがFになる』など)の影響が大きい。
なんの書籍だったかは忘れてしまっていささか申し訳ない思いではあるのだが、森博嗣先生は作品を作る際、「読者や出版社が求めているものを作る」というようなことをおっしゃっていた。と思う。
結構、この考え方ができるのはすごいのではないかと思う。
どうしても芸術家やミュージシャン、小説家漫画家その他諸々、いわば「表現者」というのは自分の内にあるものを出していくのが正解であり、その対極に位置する(かどうかはその人によるのだが)大衆向けの娯楽作品は邪道である的な考えを持っていることが多い(先述したように、以前の私もこの類である)。
そのスタンスそのものが良いか悪いかは個人の考え方に依存するので論議に関して割愛させていただくが、最近書籍を読んでいた「芸術は爆発だ!」でお馴染みの岡本太郎 氏も、どちらかと言えば「自分の中の内なるものを表現せよ」的なスタンスを大いに感じた。それはそれで素晴らしいことである。
そんな中、森博嗣先生は読者や出版社が求めているもの、読みたいと思うものを作る…という。
なんだか森博嗣先生そのものがロックンローラーなのではないかと、私の頭に電撃が走ったのであった。
というのも、どうやら森博嗣先生は小説家になりたくて小説を書いているわけではなく、自分でラジコンを作ったり、庭で鉄道模型を走らせたり…そういった大きな意味での「工作」がお好きらしい。
そのためにはお金が必要で、大学で助教授をされていたらしいが…その給料では家庭のことで手一杯だった、的なことが書籍に書かれていた。と思う。
それで小説を書いたらヒットしてお金になりましたってことらしい。
ゆえに(と、言って良いのかはわからないのだけれど)、森博嗣先生は小説に対して良い意味で距離感があるように思う。
情熱が入りすぎてもないし、だからと言っておろそかにもしない。
いわば「仕事」の1つなのだから、それぐらいドライでちょうどいい。的な。
逆に言えば、森博嗣先生は庭での鉄道模型は「自分が作りたいものを作っている」のではないかと存ずる。
ちょっと話が脱線しそうなので軌道修正するが、とにかくまぁ、私の場合は趣味の延長で音楽をやっている感覚ではなく、あくまで仕事の1つとしてやっていきたい感覚がある。
よって、森博嗣的思想を大いに導入しつつ、2025年はやっていきたい所存である。
そんなこんなで、今年も1つ、どうぞよろしくお願いいたします。
おーわりっ!
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