日本経済新聞で「アートとケア」というコラムで
素晴らしい取組みを発見。
そこには医療の枠組みを超えて、
社会ネットワークを通じて支援される新たな概念
「社会的処方(Social Prescription)」が紹介されていました。
認知症やうつ、薬物依存、貧困、引きこもり……。
さまざまな問題に苦しむ人々が、
医療ではなく、美術館や博物館での
アート体験を通じて
ケアを受ける取り組みが行われているそうなのです。
認知症の患者が一つの絵を見ながら過去を振り返り、
思い出を語り合うことで、
過去の記憶や新たなつながりを見出すのです。
海外では、医師が患者に対し、
美術館や博物館の訪問を「処方」する例も出始めているというのです。
素晴らしくないですか?
お医者さんが
「では、XXX美術館訪問を処方しておきますね!」
とか
「ゴッホのヒマワリ鑑賞を処方します」
ということなのです。
これは素晴らしい仕組み。
アートは人々を傷つけることなく、
むしろ新たな視点や懐古を促し、心を癒してくれます。
処方箋が美術鑑賞。
早くそのような日が訪れることを祈りつつ、
私もこの「アートコンダクター」という役割に
とても興味を持った記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
薬や手術ではない、病気を癒す処方箋。
なんだか素敵だと思いませんか?