【本】八重洲に刻まれた、本と人との絆「八重洲ブックセンター」
東京駅付近で本を購入するといえば八重洲ブックセンター。
その八重洲ブックセンター本店が3月31日に閉店します。
閉店に伴って、いろいろなイベントが開催されているようです。
金曜の夜でしたが、
本好きのお客様で溢れていました。
お店に入ると大きな柱があるのですが
そこには漫画家や小説家のサインとメッセージが。
B1など、既に利用できないフロアがあるのですが
エスカレーター前にこんな掲示が。
そして、壁にはメッセージボードがあり
お客様が思い出や感謝のメッセージを沢山貼っていらっしゃいました。
メッセージを読んでみると、
いかにこの場所が本好きの方々の心の拠り所だったかがわかります。
あと14日で本店も最後ということで
紙袋を沢山購入していらっしゃる方や
八重洲ブックセンターで44年間で一番売れた本を購入される方など。
皆それぞれの時間を過ごし
八重洲ブックセンター本店との思いを共有しているようでした。
ここを出ると、隣にはオープンしたばかりの
八重洲ミッドタウンが。
新しいものと、これから閉じていくもの。
時の流れを感じつつつも、
気持ちは少し寂しいものでした。
後2週間程、お時間ある方は是非訪れてみてください。
今朝、ふと思い出したことを記します。
80年代、中学・高校時代海外で過ごしているとき、
当時日本の本は本当に貴重でした。
高校時代、授業の課題図書が10冊以上あり、
日本に出張する父に購入をお願いしました。
「八重洲ブックセンター本店」なら在庫も絶対ある、
ということで、
父が買ってきてくれた本には八重洲ブックセンターのカバーが。
父の荷物から出てきた10冊以上の本、そして大切に読んだ本、
今、遠い記憶を思い出してくれたことにも感謝。